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漏刻【ろうこく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

漏刻
ろうこく
中国伝来の水時計。水を器にたくわえ,その漏洩の水量を測定して時刻の推移を知るもの。1昼夜 48刻に分け,4刻を1時 (とき。辰刻) にはかる。日本の漏刻は,斉明6 (660) 年中大兄皇子が製作したという所伝が初見。令制では陰陽寮に2人の漏刻博士があり,漏刻によって時刻をはかり,守辰丁 (しゅしんてい,ときもり。 20人) に鐘鼓を打たせて時を報じた。

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デジタル大辞泉

ろう‐こく【漏刻/漏×剋】
昔の水時計の一。いくつかの木箱を階段状に置き、管によって水を順に下の箱に送り込み、最下方の箱に矢を立ててその浮沈により時刻を計った。また、その矢に刻んである目盛り。
時間。時刻。

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世界大百科事典 第2版

ろうこく【漏刻 lòu kè】
中国で用いられた水時計のこと。漏は計時用の漏壺を指し,刻は時間の単位(1日は100刻が標準であるが,120刻,96刻,108刻とした時期があった)を意味する。時刻を目盛った浮箭(ふせん)を浮かべ,水位の変化によって時刻を測った。漏壺は排水型と受水型に大別される。《周礼(しゆらい)》に漏刻の官の挈壺氏が見え,春秋時代までに広く普及していたとされるが,遺物としては前の前100年ころの漏刻が3点発見されており,いずれも排水型の単壺である。

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大辞林 第三版

るこく【漏刻】
ろうこく漏刻

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日本大百科全書(ニッポニカ)

漏刻
ろうこく
水時計の意。日本では斉明(さいめい)天皇6年(660)5月、中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)(後の天智(てんじ)天皇)が初めて漏刻をつくって時を知らせ、天智天皇10年(671)4月25日(現行暦の6月10日にあたる)、漏刻を新天文台に据え、鐘や鼓(つづみ)で時を報じたと『日本書紀』に記されている。おそらく中国のものを手本にしたと考えられるが、2~4段の木箱を置き、いちばん上部の木箱に水を満たし、管によって順々に水を下段の箱に送り込む。最後の水槽に目盛り付きの浮き子があって、その浮き沈みで時刻を知ったと推定されている。天智天皇を祀(まつ)る近江(おうみ)神宮では毎年6月10日、時の記念日に漏刻祭が行われる。なお、1981年(昭和56)9月から12月にかけて奈良国立文化財研究所(現、奈良文化財研究所)が行った飛鳥水落(あすかみずおち)遺跡の発掘調査によって、この遺跡が660年、日本で初めてつくられた漏刻の遺跡である可能性がきわめて強くなっている。[元持邦之]

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精選版 日本国語大辞典

る‐こく【漏刻】
〘名〙 =ろうこく(漏刻)〔伊呂波字類抄(鎌倉)〕

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