Rakuten infoseek

辞書

滴定【てきてい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

滴定
てきてい
titration
容量分析で用いられる定量分析操作の1つ。濃度未知の試料溶液の一定量中に含まれる問題の物質全量反応するのに必要な既知濃度の試薬溶液 (標準溶液という) の体積を測定し,その量から問題の物質の量を求める方法。通常反応溶液の一方をビュレットから滴下するので滴定という。反応の終点を判定するには,指示薬を利用する場合が多いが,そのほか各種の物理的方法も用いられる。その方法により電位差滴定電導度滴定電流滴定,光度滴定などの名称が与えられる。また利用される反応の型により,中和滴定酸化還元滴定沈殿滴定キレート滴定に分類される。迅速,精度の高い定量分析法として古くから広く賞用されている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

てき‐てい【滴定】
容量分析の際の操作。ふつう、濃度のすでにわかっている標準溶液をビュレットから試料溶液に滴下し、反応に必要な滴下量から試料溶液の濃度を計算で求める。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

滴定
 溶液内の試料物質の量を定量する目的で,その物質と反応する物質を濃度を特定して溶解しておき,反応を利用して消費された濃度のわかった物質の方の体積から試料物質の量を定量する方法.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

てきてい【滴定 titration】
物質の量を知るために,濃度既知の他の溶液を加えていくこと。一定量の試料にビュレットから他の溶液を加え,終点までに要した体積から濃度を決定する容量分析の操作をさすことが多い。たとえば海水中の塩化ナトリウムの量を知る目的で,濃度のわかっている硝酸銀溶液を加える。そのときの反応はAg+Cl―→AgClであり,AgClは沈殿する。ClがAgと反応し終わった時点で,指示薬のフルオレセインが沈殿に吸着して桃色に変わるので,それまでに加えた硝酸銀の体積からClの量を知ることができる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

てきてい【滴定】
スル
定量分析の操作の一。試料溶液の一定体積をとり、これに含まれる目的成分と反応する物質の濃度既知の標準溶液を加えていき、目的成分の全量が反応するのに要した標準溶液の体積から、目的成分の濃度、あるいは全量を求めること。用いる反応により中和滴定・酸化還元滴定・沈殿滴定などがある。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

滴定
てきてい
titration
容量分析を行う際に用いられる方法あるいはその操作をいう。もっとも普通に行われる操作は、被験物質Aを含む溶液(試料)に、Aと定量的に反応する物質Bの溶液(濃度既知のもの、すなわち標準液)をビュレットから滴下し、Aの全量が定量的に反応し終わる(当量点、現実には終点)までに加えられたBの量を測定し、これによりAを定量する。当量点は指示薬の変色やその他物理化学的手段で求め、この量から計算によって濃度を求める(このような操作をとらない滴定法もある。たとえば、電量滴定、ガス滴定、重量滴定など)。常温あるいはすこし温めた状態で定量的に、かつ速やかに進む反応であって、反応の終点を正しく知ることのできる反応はすべて利用でき、反応の型によって中和滴定(酸塩基滴定)、酸化還元滴定、沈殿滴定、錯滴定(多くの金属イオンと安定なキレートを生成する滴定試薬を用いるキレート滴定を含む)などに分類される。また滴定剤の名称(たとえばヨウ素滴定、過マンガン酸塩滴定)や反応の終了点の検知に用いる方法(たとえば電位差滴定、電流滴定、高周波滴定、温度滴定)などによってもよばれている。[高田健夫]
『G・D・クリスチャン著、土屋正彦他監訳『分析化学1 基礎』(1989・丸善) ▽日本分析化学会編『入門分析化学シリーズ 定量分析』(1994・朝倉書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

てき‐てい【滴定】
〘名〙 化学の容量分析などで物質の定量を行なうための操作をいう。一定体積の試料溶液に、既知濃度の標準溶液をビュレットで滴下して反応させ、反応が終了した時の標準溶液の滴下量を求めて試料溶液の濃度を算出するもの。〔稿本化学語彙(1900)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

滴定
テキテイ
titration

濃度既知の標準溶液を用い,化学量論的反応によって被検溶液中の物質濃度を決定する容量分析法の操作.その終点を判定するため,種々の指示薬や物理化学量の変化が用いられる.酸塩基滴定(中和滴定),酸化還元滴定沈殿滴定キレート滴定クーロン滴定(電量滴定),(吸)光度滴定,温度滴定などがある.また,滴定溶液の種類によって,過マンガン酸塩滴定,二クロム酸塩滴定,セリウム滴定,チタン滴定,ヨウ素滴定銀滴定,水銀滴定などと区別する.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

滴定」の用語解説はコトバンクが提供しています。

滴定の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.