Rakuten infoseek

辞書

温暖高気圧【おんだんこうきあつ】

世界大百科事典 第2版

おんだんこうきあつ【温暖高気圧 warm anticyclone】
高気圧の一種。上部対流圏内での空気の集積がその成因で,大気中層,4~6kmの間で極値をもつ広範な下降流を伴い,下層気流が発散している。この下降運動で空気が暖まり,周囲に比べて気圧が高いと同時に気温も高いので温暖高気圧と呼ばれる。この構造から高気圧性の循環形態上空でも明瞭で背が高いとも表現され,その移動速度はおそい。これらの特徴は低気圧のあとを追っていく移動性高気圧と対照的である。原則として温暖高気圧は温帯低気圧の南側の亜熱帯地方にあり,小笠原高気圧,アゾレス高気圧はその典型である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

おんだんこうきあつ【温暖高気圧】
気温が周囲より高い高気圧。晴れることが多い。小笠原高気圧はその一。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

温暖高気圧
おんだんこうきあつ
ある同じ高度面(通常は海面高度面すなわち地表)で、周囲よりも気温の高い高気圧。一般には温暖高気圧はかなりの高さまで高温で、対流圏上部や成層圏で初めて周囲より気温が低くなる。上空のある面の気圧は、地表の気圧から、その面までの大気の重量分を差し引いたものであり、温暖部分は寒冷部分より軽いので上空に向かっての気圧の減り方は温暖部のほうが小さい。したがって温暖高気圧は、上空ほど周囲よりも気圧が高く、背の高い高気圧である。温暖部分では下降気流が卓越しており晴天が多い。亜熱帯高気圧、小笠原(おがさわら)高気圧、北太平洋高気圧、切離(せつり)高気圧は温暖高気圧である。対照的なものに寒冷高気圧がある。シベリア高気圧、オホーツク海高気圧も、高層天気図でみると、構造的に温暖高気圧の部分がある。[倉嶋 厚・青木 孝]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

おんだん‐こうきあつ ヲンダンカウキアツ【温暖高気圧】
〘名〙 中心付近の空気の温度が周囲よりも暖かい高気圧。成層圏に冷たい空気がたまってできたもので、下の対流圏では、地上よりかなり高いところまで周囲よりも中の空気の方が暖かく、一般に停滞性の場合が多い。小笠原高気圧など。⇔寒冷高気圧

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

おんだん‐こうきあつ〔ヲンダンカウキアツ〕【温暖高気圧】
気温が周囲より高い高気圧小笠原高気圧など。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

温暖高気圧」の用語解説はコトバンクが提供しています。

温暖高気圧の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.