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温室効果ガス【おんしつこうかガス】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

温室効果ガス
おんしつこうかガス
green house-effect gas
赤外線を吸収する能力をもつ気体のこと。大気中に存在すると温室効果をもたらすのでこの呼び名がある。温室効果ガスは地表面からの熱をいったん吸収し,熱の一部を地表面に下向きに放射する。日射に加えて,こうした放射による加熱があるため,地表面はより高い温度となり,温室効果がもたらされる。温室効果ガスの主なものとしては,二酸化炭素 ( CO2 ) ,メタン,亜酸化窒素,対流圏のオゾン,フロンなどがある。濃度としては二酸化炭素が多くを占めているが,フロンや対流圏のオゾン,メタンなどの微量気体の温室効果は,二酸化炭素よりもはるかに強いといわれ,かつ大気中濃度は,おおむね二酸化炭素よりも高い増加率を示しており,温室効果の拡大が懸念されている (→地球温暖化 ) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

温室効果ガス
地球をくるむ毛布のように太陽からの熱を閉じ込めて保温する働きのある気体。メタン一酸化二窒素代替フロンなどがあるが、人間が出している8割近くは化石燃料の燃焼や森林破壊に伴う二酸化炭素。森林や海洋に吸収されるが、その速度は遅く、現在の大気中濃度は過去80万年になかった高水準に達している。2013年度の日本国内の排出量は14億800万トンで、07年度に次ぎ過去2番目に多かった。
(2015-04-15 朝日新聞 朝刊 5総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

おんしつこうか‐ガス〔ヲンシツカウクワ‐〕【温室効果ガス】
地球に温室効果をもたらすガス。二酸化炭素メタン亜酸化窒素フロンなど。グリーンハウスガスGHG)。温室ガス温暖化ガス
[補説]京都議定書では、二酸化炭素(CO2)・メタン(CH4)・亜酸化窒素(N2O)・ハイドロフルオロカーボン(HFC)・パーフルオロカーボン(PFC)・六フッ化硫黄(SF6)の6種類の温室効果ガスを規制の対象としている。

出典:小学館
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農林水産関係用語集

温室効果ガス
地球から宇宙への赤外放射エネルギーを大気中で吸収して熱に変え、地球の気温を上昇(地球温暖化)させる効果を有する気体の総称。代表的なものに二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、一酸化二窒素(N2O)等がある。これらの排出には人間の生活・生産活動が大きく関与している。

出典:農林水産省

大辞林 第三版

おんしつこうかガス【温室効果ガス】
温室効果を起こす気体の総称。二酸化炭素・水蒸気・フロン・メタン・亜酸化窒素など。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

温室効果ガス
おんしつこうかがす
greenhouse gas
地球温暖化をもたらすガス。地球の大気に含まれている二酸化炭素(CO2)、メタン(CH4)、オゾン、一酸化二窒素(N2O)、クロロフルオロカーボン(CFC)などの気体の総称であり、それらの気体は、赤外線を吸収し、また、再放射する性質を有する。そのため、太陽に暖められた地球表面から放射される赤外線の多くが、熱として大気に蓄積され地球に戻ってくる。その戻ってきた赤外線が、地球の表面付近の大気を暖め、温室効果、すなわち、地球温暖化をもたらす。
 気候変動枠組み条約においては、温室効果ガスとは、大気を構成する気体(天然のものであるか人為的に排出されるものであるかを問わない)であって、赤外線を吸収しおよび再放射するものをいう(1条5項)と定義されている。
 京都議定書においては、具体的な規制対象とされる温室効果ガスは、その付属書Aに掲げられており、それらは、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン類(HFCs)、パーフルオロカーボン類(PFCs)および六フッ化硫黄(SF6)である。ただし、これらのガスのうち、モントリオール議定書によって規制されているものおよび人為的な排出でないものは、義務の対象から除かれている(2条、5条、7条および10条)。なお、2011年12月に南アフリカ共和国のダーバンで開かれた京都議定書の第7回締約国会合(MOP7)において、その第2約束期間に向けて付属書Aに三フッ化窒素(NF3)を追加する改正案が採択された。また、カナダ、日本およびロシアは、第2約束期間には参加しないこととなった。
 他方、地球温暖化対策推進法(平成10年法律第117号)の第2条は、「地球温暖化とは、人の活動に伴って発生する温室効果ガスが大気中の温室効果ガスの濃度を増加させることにより、地球全体として、地表及び大気の温度が追加的に上昇する現象をいう」と定め、また、温室効果ガスとしては、京都議定書と同じ6ガスを掲げている。[磯崎博司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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