Rakuten infoseek

辞書

清涼飲料【せいりょういんりょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

清涼飲料
せいりょういんりょう
soft drinks
炭酸または有機酸を含有し,酸味を有する飲料。一般に炭酸飲料およびソフトドリンクと呼ばれているものがこの部類に入り,コーラサイダーラムネジンジャーエール,あるいは天然果汁や合成果汁シロップのように酒石酸,クエン酸などの有機酸を含んだ飲料,オレンジジュース,グレープジュースなどと呼ばれているものがこれにあたる。酸味を呈さないで保存を目的とした容器に詰められた保存飲料と区別される。また,食品衛生法に基づく「清涼飲料水」は,酒精飲料,乳性飲料を除き,茶なども含むもっと広範囲のものをいう。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

清涼飲料
 ソフトドリンクともいう.爽快感を有し,アルコールを含まない飲料.炭酸があるものと,ないものに大別される.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

せいりょういんりょう【清涼飲料】
清涼爽快な香味をもつ無酒精飲料(アルコール分が全容量の1/100以下)の総称。1900年の内務省令による〈清涼飲料水営業規則〉で,〈販売のに供するラムネ,リモナーデ(果実水,ハッカ水,および桂皮水の類を含む),ソーダ水,およびその他の炭酸含有飲料水並びに果実汁……を言う〉と規定され,以後この語が普及するようになった。ほぼ同義の語にソフトドリンクがあり,国際的にはこの語が用いられている。現在の日本での市販品を大別すると,炭酸飲料,果実飲料,乳性飲料になる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

清涼飲料
せいりょういんりょう
アルコールを含まない嗜好(しこう)飲料および水の総称。法律的には食品衛生法で清涼飲料水として規定され、アルコール分1%未満のすべての飲料(乳、乳製品を除く)で、容器に入ったものをいう。ミネラルウォーター、炭酸飲料、果実飲料、スポーツ飲料、トマトジュースや野菜飲料、栄養ドリンクなどの保健飲料、コーヒーや紅茶飲料、豆乳、ウーロン茶などの茶系飲料などがある。また、水で溶かして飲む粉末清涼飲料、薄めて飲む希釈用清涼飲料もある。一般には乳酸菌飲料などの乳性飲料も含み、喫茶店などで供するソフトドリンクも清涼飲料の一種である。
 ヨーロッパにおいて17世紀ごろ、天然鉱泉の飲用からおこったもので、ミネラルウォーター類として発展した。日本では、江戸時代に長崎に入ったオランダ水(すい)や、江戸末期、海外から入り、ラムネとして発展した炭酸飲料、天然水としては平野水(ひらのすい)などが最初である。[河野友美・山口米子]

規格

法律による清涼飲料水の規格は、基本的には食品衛生法(1959)で細かく規定され、さらに各清涼飲料については、それの属する飲料のJAS(ジャス)(日本農林規格)規定によって規格化されている。食品衛生法の基準では、(1)混濁していないこと。ただし、果汁などのように原材料に起因するものは除かれる。(2)沈殿物がないこと。ただし、(1)と同様、原材料からのものは除外される。(3)ヒ素、鉛、およびカドミウムが検出されないこと。また、スズでは150ppmを超えないものであること。(4)大腸菌群の検出反応が陰性であることが規定されている。JASでは、1970年(昭和45)に果実飲料、74年に炭酸飲料が規格化されている。[河野友美・山口米子]

種類

(1)飲料水 ミネラルウォーターをはじめ、自然水などを容器に詰めたもの。もともとはミネラルウォーターから出たものであるが、水道水の味の低下や、家庭での嗜好飲料の飲用増加などから、各種の飲料水が市販されるようになった。水質は、食品衛生法により成分規格や製造基準が定められている。おいしい水、天然水、自然水などともよばれている。
(2)炭酸飲料 プレーンソーダ(炭酸水)、各種の炭酸飲料、すなわち、ラムネ、サイダー、コーラ飲料、果汁入り炭酸飲料、無果汁炭酸飲料、ビタミンCなどの入った栄養ドリンクなどがある。いずれも、炭酸ガスが圧入されている。そのため、爽快(そうかい)な感じを伴う。
(3)果実飲料 果汁を主材料にした果実飲料には濃縮果汁、果実ジュース(オレンジジュース、リンゴジュースなど)、果実ミックスジュース、果粒入り果実ジュース、果実・野菜ミックスジュース(果汁分が50%以上)、果汁入り飲料がある。清涼飲料としては、果汁含有率10%以上で100%未満の果汁入り飲料が嗜好性飲料の性格が強い。原料の果実は非常に多種なものが使用されている。原料の果実の風味があり、また酸味を伴うので非常に清涼感がある。
(4)スポーツ飲料 1980年代から多く出回り始めた清涼飲料。食塩やカリウム塩、ブドウ糖など、血液成分に準じた成分を含有し、消化器からの吸収を効率よく考えたもので、アイソトニック飲料ともいう。スポーツのときなど、汗を多くかくような夏などによく飲まれる。
(5)保健飲料 炭酸飲料が主体で、天然カフェインやビタミンC、糖類などを配し、疲れたときに飲むと爽快になるということで嗜好する人が多い。食物繊維、カルシウム、アミノ酸などの補給を目的にしたものもあり、いわゆるドリンク剤と似ているが、ドリンク剤は薬事法で規定されているのに対し、保健飲料は清涼飲料に属する。
(6)茶系飲料 中国茶、紅茶、緑茶、麦茶、ブレンド茶などの浸出液を缶やペットボトルに入れたもの。1980年代のウーロン茶ブーム以来、無糖や茶の機能性で人気を博している。[河野友美・山口米子]

栄養

清涼飲料は、名前のとおり清涼であることが第一の目的で、栄養的には糖分のあるものについてはエネルギーがあり、また、果汁含量の多いものや、豆乳、野菜飲料では栄養価が高い。ビタミン類を添加したものはそのビタミンについての補給に役だつ。糖分の入っているものでは糖分のとりすぎにつながることがあり、注意を要する。[河野友美・山口米子]

飲用法

清涼感を出すために、冷やして用いることがたいせつである。自動販売機やコンビニエンス・ストアの普及で、多量の清涼飲料が飲用されるようになった。しかし、容器の廃棄やリサイクルなど、大きな社会問題の原因ともなっている。飲料水にあっては、開封後常温に放置すると細菌の侵入とともにその繁殖がおこるおそれがあるので、冷蔵庫で保存したうえ、なるべく早く飲用することが必要である。[河野友美・山口米子]
『河野昭三著『ビジネスの生成――清涼飲料の日本化』増補改訂版(2004・文真堂)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せいりょう‐いんりょう セイリャウインレウ【清涼飲料】
※清涼飲料税法(大正一五年)(1926)一条「本法に於て清涼飲料と称するは炭酸瓦斯を含有する飲料を謂ふ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

清涼飲料」の用語解説はコトバンクが提供しています。

清涼飲料の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.