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【る】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


大宝律,養老律の五刑の一種。追放刑に徒役刑が加えられた自由刑で,配所の遠近によって遠中近の3流に分たれた。徒役はおのおの1年で,それ以後は,配所の戸籍に付せられる。なお律には,このほかに特に遠処に配して,役3年という加役流の制度が定められている。律令制にあっては,流は死刑と並んで重罪とされ,その判決は太政官の議を経て,勅裁によって慎重に確定されることとなっていた。なお日本においては,上代からこの中国法系に属する流刑とは別系統の「ハライ」の一種としての「流」,あるいは新羅・百済法系に属する「流」があって,それらは文字通り孤島に囚を捨てる島流しであった。流刑は明治初期の刑法典である『仮刑律』『新律綱領』にも正刑の一つとしてその刑名があげられているが,実施には困難があり明治3 (1870) 年 11月には「流」を,通常の徒刑より長期のそれに換えて執行する旨を示した「準流法」が定められた。『改定律例』においてそれに代わり懲役刑が行われることとなった。 (→杖〈じょう〉 , 徒〈ず〉 , 笞〈ち〉 )  

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デジタル大辞泉

りゅう〔リウ〕【流】
水などの流れ。
「杯を浮かめては―に牽(ひ)かるる曲水の」〈謡・安宅
流儀。流派。また、系統。「柳生
「かたのごとくその―をこそ学び候へ」〈謡・関寺小町
仲間。手合い。連中。軽蔑(けいべつ)の意を込めて用いた。
「皆あの―が、心中か女郎の衣裳を盗むか、ろくなことはでかさず」〈浄・冥途の飛脚
他の語の下に付いて、それ特有のやり方、それに似せたやり方であることを表す。「自己」「西洋」「彼のやり方」
数詞、または上・中・下などの語の下に付いて、質や程度・段階などを表す。「一の店」「中

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りゅう【流】[漢字項目]
[音]リュウ(リウ)(漢) (呉) [訓]ながれる ながす
学習漢字]3年
〈リュウ〉
水がながれる。水のながれ。また、水のようにながれるもの。「流域流血流水流体流動流入溢流(いつりゅう)下流海流貫流寒流気流逆流急流渓流源流合流細流支流水流清流濁流長流潮流底流泥流電流奔流
水とともにながれる。「流失流氷流木漂流浮流
川などにながす。「流灯放流
伝わり広がる。「流言流行流説流俗流弊
あてどなくさすらう。「流亡流民流離
罰として遠隔地に追いやる。「流刑流竄(りゅうざん)
とどこおりがない。「流暢(りゅうちょう)流麗
わきへそれる。「流弾流用
形をなさなくなる。「流会流産
10 一派をなすもの。血筋。系統。特有のやり方。「流儀流派亜流我流嫡流風流傍流末流門流
11 仲間。たぐい。また、階層。等級。「一流女流俗流名流上流階級・操觚者流(そうこしゃりゅう)」
〈ル〉
伝わり広がる。「流布
さすらう。「流転流浪
罰として遠隔地に追いやる。「流刑流罪流人遠流(おんる)配流
[名のり]とも・はる
[難読]流石(さすが)流離(さすらい)流行(はや)る流鏑馬(やぶさめ)

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る【流】
律の五刑の一。罪人遠隔の地に送り、他に移ることを禁じた刑。より軽く、徒(ず)より重い。遠流(おんる)安房(あわ)常陸(ひたち)佐渡隠岐(おき)土佐など)、中流(ちゅうる)信濃伊予など)、近流(こんる)越前安芸(あき)など)の区別があった。流刑。流罪。

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る【流/留】[漢字項目]
〈流〉⇒りゅう
〈留〉⇒りゅう

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デジタル大辞泉プラス

流(りゅう)
東山彰良の私小説的ミステリー小説。祖父殺しの真相を追う17歳の主人公の彷徨を通じ、台湾の現代史を描く。2015年刊。同年、第153回直木賞受賞。台湾出身の作家による同賞の受賞は3人目。

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世界大百科事典 第2版

りゅう【流】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

る【流】

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大辞林 第三版

りゅう【流】
水などのながれ。 「面白や、山水に杯を浮かめては、-に牽かるる曲水の/謡曲・安宅」
武道・芸道・技芸などで、その人、その家に特有の手法・様式。また、その系統。流派。流儀。 「小笠原-」 「観世-」 「わが小鼓はあぢもなしいづれの-に打ちも直さん/仮名草子・仁勢物語」
なかま。連中。やや軽侮の気持ちを含んで用いる。 「皆あの-が…、ろくな事は出かさず/浄瑠璃・冥途の飛脚
いろいろの語の下に付いて、それ特有のやり方、方式を表す。 「自己-」 「西洋-」 →

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る【流】
律の五刑の一。辺地にながし、他に移ることを禁ずる刑。死よりは軽く徒より重い。遠流おんる(伊豆・安房あわ・佐渡・隠岐おきなど)・中流(信濃・伊予など)・近流こんる(越前・安芸あきなど)の三等に分かれる。流刑。流罪。

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