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流離【サスライ】

デジタル大辞泉

さすらい〔さすらひ〕【流離】
あてもなくさまようこと。流浪(るろう)。「流離の身」「流離人(びと)」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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りゅう‐り〔リウ‐〕【流離】
[名](スル)故郷を離れてあちこちをさまよい歩くこと。流浪。「流離の旅」「異郷に流離する」

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大辞林 第三版

さすらい【流離】
さすらうこと。流浪るろう。漂泊。 「 -の旅に出る」 「 -の身」 「 -人びと

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

りゅうり【流離】
( 名 ) スル
故郷を出て他の土地をさまよい歩くこと。流浪。 「貴種きしゆ-譚たん」 「温は-して揚州に往つてゐた/魚玄機 鷗外

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精選版 日本国語大辞典

さすらい さすらひ【流離】
〘名〙 (四段活用動詞「さすらう(離)」の連用形の名詞化)
① さすらうこと。あてどなくさまようこと。漂泊。流浪。さすらえ。
※人情本・花筐(1841)五「長五郎より来たりし封じを、披(ひら)いて見れば流離(サスラヒ)を、訊(と)ひなぐさむる文面は」
② 島流し、左遷などによって都から遠くれた土地に行くこと。さすらえ。
※俳諧・へらず口(不角撰)(1694)「左遷(さすらひ)の身は衣さへ返し染」

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さすら・う さすらふ【流離】
[1] 〘自ワ五(ハ四)〙 (中世には「さずらふ」とも)
① 身を寄せる所も定まった目的もなく、あちこちさまよい歩く。漂泊する。放浪する。さまよう。さそらう。
※延喜式(927)祝詞「根の国、底の国に坐す速さすらひめといふ神、持佐須良比(サスラヒ)失ひてむ」
※歌舞伎・傾城飛馬始(1789)三段「足なへの御病にて、天の岩舟にて、漂泊(サスラ)ひ給へど」
② 流罪、左遷などにあって、遠く離れた土地に行く。島流しになる。
※いろは字(1559)「謫 サズラフ 謫居(タクキョ)也」
※読本・新累解脱物語(1807)四「われ過(あやまち)なくて左遷(サスラフ)こと、彼(かの)妬婦が奸計によれりとしりながら」
③ 気持などが離れる。また、気持などが定まらない。
※大唐西域記長寛元年点(1163)七「上下の心を離(サスラフ)賤妾愚忠なりとも能く強敵を敗(やぶ)らむ」
[2] 〘自ハ下二〙 (室町時代頃からヤ行にも活用した)
① (一)①に同じ。
※書紀(720)崇神六年(寛文版訓)「百姓、流離(サスラヘ)ぬ」
※玉葉(1312)雑五・二五一九「頼み来(こ)し我が心にも捨てられて世にさすらふる身を厭ふかな〈藤原家隆〉」
② (一)②に同じ。
[語誌](1)(一)②の挙例の「いろは字」のほか、「日葡辞書」に「サスラエ、ユル、エタ、または、sazuraye(サズラエ)」とあるように、中世には第二音節が濁音の語形も見られた。
(2)活用に関しては、古くから四段と下二段が拮抗していたが、中世以降は四段が日常口頭語的、下二段が雅語的といった位相の違いも見られる。近代以降は四段活用が優勢となった。
(3)「和英語林集成(初版)」には「Saszraye, ru, ta サスラヘル」と下一段活用があげてあり、文書語または廃れた語を表わす記号が付されている。

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さすらえ さすらへ【流離】
〘名〙 (下二段活用動詞「さすらう(流離)」の連用形の名詞化)
② =さすらい(流離)②〔至宝抄(1585)〕
※俳諧・類船集(1676)留「在原中将東へくだり光君須磨にうつられしもさすらへの心か」

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さそら・う さそらふ【流離】
(「さすらう(流離)」の変化した語)
[1] 〘自ハ四〙 あちこちさまよい歩く。漂泊する。さすらう。
※石山寺本大唐西域記院政期点(1164‐90頃)八「一の書先有り。俳佪(サソラフ)こと帳望す」
[2] 〘自ハ下二〙 (一)に同じ。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「よにいふ甲斐なくなり、さそらへん時にを」

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りゅう‐り リウ‥【流離】
〘名〙 故郷を離れて遠くさすらうこと。居所を失ってあちこちさまようこと。流浪。
※続日本紀‐養老六年(722)閏四月乙丑「廼者。辺郡人民。暴被寇賊。遂適東西。流離分散」
※遊楽習道風見(1423‐28頃)「りうりの子のひなにてうつくしからんがごとし」 〔詩経‐邶風・旄丘〕

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