Rakuten infoseek

辞書

注進状【ちゅうしんじょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

注進状
ちゅうしんじょう
事物を調査,計量してその詳細を上部機関に報告する文書。平安時末期から室町時代末期にかけて用いられた。人名数量などを列挙したものを注文と呼ぶ。土地状況を記録したものが多く,合戦太刀討注文,合戦手負注文,分捕頸注文など,軍功を上申する際も注進状の形式をとった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ちゅうしん‐じょう〔‐ジャウ〕【注進状】
中世の上申文書の一。荘園代官が現地の状況や年貢収支本所に報告するときなどに用いた。注文。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちゅうしんじょう【注進状】
日本中世古文書の一様式。ある事柄の明細を記して注進(報告)した文書。冒頭を〈注進〉と書き出し,書止めを〈右,注進如件〉などと結び,その一通で完結した文書として機能した。注進状は,しばしば注文と呼称され,書式も共通する部分が多いが,相違点は,注文が手控えのメモや副進文書を意味した点にある。また,請文(うけぶみ),つまり命令に対する単なる復の報告書とは異なって,下位者,下位機関の職務上の独自権限や積極的な調査にもとづき,一定の主張をこめて提出される。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

ちゅうしんじょう【注進状】
平安時代後期から室町時代にかけて、事物の明細(土地の状況などであることが多い)を細かく記し、上部機関に差し出す文書。注文。勘録状。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ちゅうしん‐じょう ‥ジャウ【注進状】
〘名〙
① 中世、古文書の形式の一つ。事物の明細を記して上部機関に提出する文書。勘録状。
※高野山文書‐建仁二年(1202)五月一三日・高橋末貞田地去状「仍為後日沙汰、放新券文畢。註進状如件」
② 鎌倉幕府の訴訟制度で、六波羅探題および鎮西探題からある訴訟事件についての裁決を委ねるために訴陳状・問注記などを添えて幕府に送る文書。
※近衛家本追加‐弘安七年(1284)八月一七日「六波羅并鎮西守護人注進状事」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

注進状」の用語解説はコトバンクが提供しています。

注進状の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.