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【ほう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


ほう
law; Recht; droit
社会規範の一種で,常識的には,組織された権力によって最終的に強制される規範といってよい。ヨーロッパ大陸の諸国では,法 Recht,droitを立法者が定立した法律 Gesetz,loiから区別し,すべての法的な規範を含む広い意味で用いる。法については,国際法国内法公法私法成文法不文法などさまざまな区別がある。道徳規範,慣習規範との相違については,法は人間の外面のみを拘束するという外面性説,違反に対しては強制力をもつという強制説,主権者命令とする主権者命令説など諸説がみられる。また,ある規範の法としての資格または拘束力を法の妥当性といい,その究極的な根拠については,神意説,自然法説,契約説,実力説,承認説などがある。

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ほう
mood
文法範疇の一つ。定動詞語形替変として現れ,文の内容に対する話者の心的態度を示す。ギリシア語などの古典文法に由来する概念で,たとえばギリシア語には,直説法接続法,希求法,命令法の4つの法があった。近代のインド=ヨーロッパ語族の諸言語では,動詞の活用組織が簡略になったり,助動詞を用いる分析的表現が多くなったりして,動詞の替変形から定義されるものとは必ずしもいえない言語もある。たとえば,英語ではI am rich.は事実として述べる形で直説法,If I were rich ! は非現実のことを想像していて仮定法,Be rich.は命令法と説かれる。

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ほう
ダルマ」のページをご覧ください

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デジタル大辞泉

のり【法/則/典/範/×矩】
《動詞「の(宣)る」の連用形が名詞化したもので、神仏・天皇の宣告の意からという。一説に、動詞「の(乗)る」の連用形からとも》
守るべき規範。法律。おきて。「―を守る」
手本。模範。「後進に―を示す」
人としての道理。人道。「心の欲するところに従えども―を踰(こ)えず」
仏の教え。仏法。また、戒律。「―の道」
基準とする長さ。尺度。
㋐差し渡し。寸法。「内―」
㋑土木工事で、切り土・盛り土などの斜面の傾斜。また、その斜面。
㋒距離。道のり。
「道ノ―五里ナリ」〈日葡

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はっ【法】[漢字項目]
ほう

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フラン(〈フランス〉franc)
スイスなどの通貨単位。1フランは100サンチーム。フランスベルギールクセンブルクでも使用していたが、2002年1月(銀行間取引は1999年1月)、EU(欧州連合)の単一通貨ユーロ導入以降は廃止。→CFA(セーファー)フランCFPフラン
[補説]「法」とも書く。

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ほう【法】
(ハフ)
現象や事象などがそれに従って生起し、進展するきまり。法則。「自然には自然のがある」
社会秩序を維持するために、その社会の構成員の行為の基準として存立している規範の体系。裁判において適用され、国家の強制力を伴う。法律。「のもとの平等」「民事訴訟
集団生活において、その秩序を維持するために必要とされる規範。おきて。しきたり。道徳慣習など。「にはずれたやり方」
物事をする定まったやり方。正しいしかた・方法。「にかなった筆使い」「そんなばかなはない」
珠算で、乗数。または、除数。→
インド‐ヨーロッパ語で、文の内容に対する話し手の心的態度の相違が、動詞の語形変化の上に現れたもの。直説法接続法・希求法・命令法条件法など。叙法
(ホフ) 《〈梵〉dharmaの訳。達磨・曇摩と音写。保持するものの意》仏語。
永遠普遍の真理。
法則。規準。
有形・無形の一切の存在。また、その本体。
仏の教え。仏法。また、それを記した経典。
祈祷(きとう)。また、その儀式。「を修する」

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ほう【法】[漢字項目]
[音]ホウ(ハフ)(漢) ホウ(ホフ)(呉) ハッ(慣) ホッ(慣) [訓]のり のっとる フラン
学習漢字]4年
〈ホウ〉(歴史的仮名遣いはハフ)
おきて。定め。秩序を維持するための規範。「法案法学法規法人法制法則法治法廷法典法律法令悪法違法刑法憲法合法国法司法適法不法民法無法理法自然法
ある決まったやり方。一定の手順。「法式加法技法剣法作法(さほう・さくほう)算法手法寸法製法戦法筆法文法兵法便法方法魔法療法礼法論法
「法学」「法科」の略。「法博法文
〈ホウ〉(歴史的仮名遣いはホフ)
仏教で、真理。仏の教え。「法会(ほうえ)法灯法話護法正法(しょうぼう)説法伝法仏法妙法
仏教で、存在・現象。「諸法滅法一切法
死者を弔うこと。「法事法要
仏教で、加持祈祷などの儀式。「修法(しゅほう)呪法(じゅほう)
〈ハッ〉おきて。「法度(はっと)
〈ホッ〉一切の存在。真理。「法界法華法身法体
[補説]「ハッ」「ホッ」は入声(にっしょう)音ハフ・ホフの変化したもの。
[名のり]かず・つね・はかる
[難読]法螺(ほら)

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ほっ【法】[漢字項目]
ほう

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とっさの日本語便利帳

法律用語としては、おきて、定め、秩序を維持するための規範を意味する。法律の他、条約政令省令などの命令、条例も法。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

ほう【法 law】
道徳,宗教,習俗などと並ぶ社会規範の一種。広義では実定法自然法とを総括するものとして,狭義では法律と同意義で用いられることもあるが,現実に社会で行われている実定法をさすのが最も一般的な用法である。 法は,制定法判例法慣習法条理など,さまざまの形態(法源)をとって存在するが,他の社会規範からある程度分化し自立的な存在形態をとるようになると,おのおの独自の構造的・機能的特質をもついくつかの規範群から組成された一つの体系として存立し作動するようになる。

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ほう【法 mood】
言語学用語。動詞にみられる文法的カテゴリーの一つで,状況・行為に対する話し手の主観的な心持ちのありよう――願望,可能,義務,命令,さらに疑問,否定など――にかかわる。 たとえば,ラテン語では直説法,接続法,命令法の3種が動詞の形態によって区別される。cantare〈歌う〉を例にとれば,一人称単数・現在・能動の直説法形はcantōであるのに対し,接続法形はcantemである。また命令形(二人称単数・現在)はcantāである。

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ほう【法】
サンスクリットのダルマdharmaの訳で,その音から〈達磨(摩)(だつま)〉〈曇摩(どんま)〉などとも記される。原語は〈保つ〉の意味から生じた語で,秩序を保つもの・法則慣習などを意味した。しかし仏教用語としての法は,もっとも重要な,また複雑な意味をもち,それらを列挙することははなはだ困難であるが,(1)釈尊の教え,(2)教えの内容である真理,(3)ものの本質・特性から転じて構成要素,の三つの意味に大別しうる。

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大辞林 第三版

ほう【法】
〔歴史的仮名遣い「はふ」〕
物事に秩序を与えているもの。法則。のり。 「 -にかなった振る舞い」
社会生活を維持し統制するために、強制力をもって行われる社会規範。法律。 「 -の裁き」 「 -を犯す」
やり方。しかた。方法。 「無事助け出す-はないものか」 「客を放っておくという-があるものか」
〔mood〕 インドヨーロッパ語で、表現内容に対する話し手の心的態度を表す動詞の語形変化。直説法・命令法・接続法(仮定法)などに分かれる。
〔歴史的仮名遣い「ほふ」〕 〘仏〙 〔 dharma「達磨」などと音訳〕
事物。物。存在。 「諸-無我」
真理。根本的な規範。
教え。教説。教義。
仏の教え。釈迦の言葉。それを記録した経。
教義・信者・教団などによって具体化されている仏教。
仏事・法要・祈禱などの儀式。 「祈雨の-」

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(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

フラン【法】
〘名〙 (franc) フランス、また、スイス・ベルギー・ルクセンブルクなどの通貨単位。フランス・ベルギー・ルクセンブルクでは二〇〇二年ユーロに移行。→ユーロ
※ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉雲「二十法(フラン)の金貨を」

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ほう【法】
〘名〙
[一] (ハフ)
① 事物の一定の秩序を支配するもの。物事の普遍的なありかた。のり。法則。〔易経‐繋辞下〕
② ある特定の社会集団のなかで守られるべきとりきめ。おきて。きまり。さだめ。規則。
※万葉(8C後)一八・四一〇六・序文「先件数条 建法之基 化道之源也」
※平家(13C前)一「当目代は其儀あるまじ。只法に任よ」 〔書経‐君陳〕
③ 国家の強制力を伴う社会規範。法律と同義に用いられるが、法律より広義の概念。成文法と不文法、実体法と手続法、公法と私法、国際法と国内法などに分類される。「法のもとの平等」
※英政如何(1868)六「公の法は国内惣体の政事に係はる者なり」
④ 中国古代の学問の一派。法を至上価値とする立場にたつ。法家。
⑤ しかた。やりかた。対処法。方法。だんどり。方式。
※洒落本・跖婦人伝(1753)「二度此さとへ、かへらぬ法もあれと」
※にごりえ(1895)〈樋口一葉〉六「客を置ざりに中座するといふ法(ハウ)があるか」
⑥ 手本。模範。
※東海夜話(1645頃)上「歌道者〈略〉末の代には、法に溺れ、法式に縛られ」
⑦ 通常の程度。妥当な度合。普通。通例。
※上杉家文書‐長享三年(1489)九月一四日・上杉房定書状「同名豊前守迷惑法之外候之由聞及候」
⑧ 儀式のやりかた。礼儀。礼法。作法。
※わらんべ草(1660)二「理がありても、法のやぶるる事もあしかるべし」
⑨ 数学で用いる語。
(イ) 整数間のある種の関係に関連して用いる語。二つの整数a、bの差が、あらかじめ与えられた整数mの倍数になっているとき、aとbとはmを法として合同であるといい、記号 a≡b (mod m) で表わす。
(ロ) 珠算の乗法における乗数、また除法における除数。〔算法新書(1830)〕
⑩ 和算で、天元術における多項式の一次の項のこと。
⑪ インド‐ヨーロッパ語で、文の内容に対する話し手の心的態度の相違が動詞の語形変化の上にあらわれたもの。直説法・接続法・命令法などがある。ムード。
[二] (ホフ) (dharma の訳。達磨、曇摩などと音訳する) 仏語。
① 本質を保持し規範となって認識を生み出す基本的な要素。
※維摩経義疏(613)弟子品第三「汝今但以法生滅無常義」 〔大乗義章‐一〇〕
② 色・心・事・理などの一切の万有に通ずる真理。真実の理法。
※教行信証(1224)四「平等法身者〈略〉寂滅平等之法也」
③ 三身の一つとしての法身。
④ 六境の一つ。意の対象。心が対象としてとらえるもの。
※維摩経義疏(613)弟子品第三「法謂六塵、実際謂真諦」
⑤ 存在するもの。事物としての存在。〔法華経‐方便品〕
⑥ 三宝の一つ。仏の説いた教え。仏法。仏教。また、仏の教えを説いた経典。
※勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章「大聖応世為物説法、不経巻之多少」 〔蕭子良‐浄住子・尅責身心門〕
⑦ 煩悩を伴わない善行。
⑧ 出家の守るべき規律。戒律。
※書紀(720)天武一二年三月「任僧正、僧都、律師。因以勅曰、統領僧尼法云々」
⑨ 密教の修法・祈祷など。
※宇津保(970‐999頃)忠こそ「いとかなしげなるおこなひ人にて、このつきて去にし師、ほうなどうけつくして」
[補注]古くは漢音は「ハフ」、呉音は「ホフ」で、発音によって意味が異なっていた。「ハフ」(平安中期以降「ハウ」)と「ホフ」(平安中期以降「ホウ」)とが混同しはじめた中世末期の「ロドリゲス日本大文典」(一六〇四‐〇八)には、「ハフ」が法則・規定・命令や主人が家来のために設けた規約を意味する場合に、「ホフ」は仏法上の教法や教義を意味する場合に使用されるとある。本書では、仏教関係と思われる諸語の場合は「ホフ」とし、その他の場合は「ハフ」とした。

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