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法眼【ほうげん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

法眼
ほうげん
(1) 教用語。菩薩衆生を救うために一切の法門を照見する五眼 (ごげん) の一つ。 (2) 僧位呼称。正しくは法眼和尚貞観6 (864) 年法印などとともに定められた位で,僧都僧綱に授けられた。のちには貴族子息に授けられることが多くなり,俗位五位殿上人に準じる位となった。さらにその人数も増加し,次第に虚名となっていった。 (3) 中世以後医師,画師,連歌師などに授けられた位名。

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デジタル大辞泉

ほう‐げん〔ホフ‐〕【法眼】
仏語。五眼の一。諸法を見る智慧の眼。菩薩(ぼさつ)のもつ、衆生を済度するための諸事象の真相を知るという眼。
《「法眼和尚位」の略》法印に次ぐ僧位。僧綱(そうごう)僧都(そうず)に相当。
中世以後、僧に準じて医師・絵師仏師・連歌師などに与えられた称号

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世界大百科事典 第2版

ほうげん【法眼】

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大辞林 第三版

ほうげん【法眼】
[0] 五眼の一。諸法を観察する智慧ちえのまなこ。菩薩は、これによって、諸法の真相を知り、衆生しゆじようを救う。
「法眼和尚位かしようい」の略。僧位の第二で、法印と法橋ほつきようのあいだ。僧綱の僧都そうずに相当する位。
中世・近世、僧侶に準じて、仏師・絵師・連歌師・医師などに与えられた称号。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

法眼
ほうげん
僧位の第二階で、僧階の僧都(そうず)にあたり、法眼和尚(わじょう)位僧都という。初め僧綱(そうごう)所の役人としての定員があったけれども、のちに単なる敬称となった。とくに仏師、絵師、武家、坊官の敬称に用いられた。僧都でない凡僧に法眼位が授けられたのは869年(貞観11)の遍昭(へんじょう)(のちに僧正(そうじょう))であったといわれ、僧位の乱れは古いものであった。高野山(こうやさん)では学侶(がくりょ)70歳以上はすべて法眼位、行人(ぎょうにん)は衆議一(いちろう)のみをこれに任じた。また浄土真宗にも法眼位があった。[五来 重]

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精選版 日本国語大辞典

ほう‐げん ホフ‥【法眼】
〘名〙
① 仏語。五眼の一つ。仏法の正理を見る智慧の目。菩薩はこれによって、一切の事物を観察して衆生を救う。法眼浄。
※教行信証(1224)六「言縦尽千年寿法眼未曾開」 〔無量寿経‐下〕
※今昔(1120頃か)一四「彼の律師法眼、鮮にして、手に香炉を取て、来て」
③ 中世以後、僧侶に準じて、医師、仏師、経師、画工、連歌師など法体の者に授けられた位。近世には、幕府の医師も授けられた。
古今著聞集(1254)一一「絵師大輔法眼賢慶が御弟子に」

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