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沖合漁業【おきあいぎょぎょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

沖合漁業
おきあいぎょぎょう
沖合いの海域で行われる漁業沿岸漁業遠洋漁業と対比する意味で用いられる呼称である。日本の総漁獲量の過半を占める。沖合底引網漁業巻網漁業,いか釣り漁業,さば釣り漁業,さんま棒受網漁業,小規模なかつお・まぐろ漁業などがおもなもので,主として中小資本の企業によって営まれている。

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知恵蔵

沖合漁業
沖合漁業とは、10t以上の比較的大型の漁船を使用し、200カイリ水域内の沖合水域で営まれる漁業。主な漁業種類として、沖合底引き網、沖合イカ釣り、マグロはえ縄、サンマ棒受け網、近海カツオ一本釣りなどがある。2005年の沖合漁業の生産量は236万tと、漁獲量減少が顕著となっている(1985年650万t)。遠洋漁業は、200カイリ水域外の公海や他国の沖合で操業する比較的規模の大きい漁業であり、遠洋底引き網、海外巻き網、遠洋マグロはえ縄などが代表例。日本の漁業の中心的な担い手として発展し、70年代初期には400万tの生産量があったが、200カイリ時代に入り急激に減少、05年の生産量は54万t。また、湖や河川で営まれる漁業を内水面漁業(inland water fisheries)と呼んでいるが、生産量は養殖業も含めて10万t(05年)と少ない。
(榎彰徳 近畿大学農学部准教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

おきあい‐ぎょぎょう〔おきあひギヨゲフ〕【沖合漁業】
沖合で行われる漁業。沿岸漁業遠洋漁業の中間規模のもの。沖合底引き網漁業・サンマ棒受け網漁業など。近海漁業

出典:小学館
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農林水産関係用語集

沖合漁業
主に都道府県の地先沖合で行われる漁業。

出典:農林水産省

世界大百科事典 第2版

おきあいぎょぎょう【沖合漁業 offshore fisheries】
一般には,沿岸漁場と遠洋漁場の間の漁場で行われる漁業をさすが,それらの境界は明確なものではない。行政・統計上は10トン以上の動力船による漁業で,遠洋漁業と区分されるもの,および定置網漁業,地引網漁業を除く漁業をさす。そして沖合底引網,大中型巻網,近海まぐろはえなわ,近海かつお一本釣り,さんま棒受網,さけ・ます流し網,いか釣りなどの各漁業がおもなものとなっている。ただし,いか釣りには遠洋漁業と指定されてはいないが,オーストラリア,ニュージーランド,あるいはカナダ沿岸に出漁する実質的には遠洋漁業の性格をもったものも含まれるので統計上の取扱いに注意を要する。

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大辞林 第三版

おきあいぎょぎょう【沖合漁業】
沖合で操業する漁業。遠洋漁業と沿岸漁業との中間のもの。10トン以上の中型の漁船で、日帰り以上の行程で操業する。近海漁業。 → 沿岸漁業遠洋漁業

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日本大百科全書(ニッポニカ)

沖合漁業
おきあいぎょぎょう
10トン以上の中型漁船によって200海里排他的経済水域内の日本近海で行われる漁業。沿岸漁業および遠洋漁業に対応した名称で、近海漁業ともいう。おもな漁業は、沖合底引網(底曳網)、大中型巻網(旋(まき)網)、サンマ棒受(ぼううけ)網、サケ・マス流し網、イカ釣りなどで、イワシ、アジ、サバ、サンマ、スケトウダラ、カレイ類、イカ類などの多獲性魚貝類を対象とするが、漁獲量は海況や漁況に関係するので、年度によって変動が大きい。2008年度(平成20)の生産量は258万トンであり、1999年(平成11)と比較すると92.2%に減少していた。これらの多獲性魚貝類には大衆魚と称される種が多く、価格も比較的安い。そのため人間の食生活上、重要な動物タンパク源であるばかりでなく、飼育動物の飼餌(じ)料や農林園芸の肥料としても重要である。[吉原喜好]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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