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気化【きか】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

気化
きか
vaporization
液体が気体に,または固体が直接に気体に変る現象液体表面からの気化を蒸発内部からの気化を沸騰といって区別する。固体の表面からの気化は昇華と呼ばれる。与えられた温度において,気化は周辺の気相の蒸気圧飽和蒸気圧または昇華圧になるまで進行して平衡に達する。気化するには熱を要し,その潜熱気化熱と呼ばれ,温度によって異なる。気化熱は液体では蒸発熱,固体では昇華熱とも呼ばれる。微視的には,気化は凝集状態 (液体と固体) にあって熱運動している多数の粒子 (分子原子) のなかで統計的ゆらぎによって大きい運動エネルギーを得た少数個の粒子が,周囲の粒子からの凝集力にうちかち,表面から飛出して気体となる現象である。その凝集力の強さを表わす気化熱は温度が高くなるほど小さくなる。

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デジタル大辞泉

き‐か〔‐クワ〕【気化】
[名](スル)液体が気体に変わる現象。蒸発と沸騰がある。固体が直接に気体に変わる昇華(しょうか)も含めることもある。

出典:小学館
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岩石学辞典

気化
気化は物質液相または固相から気相に転移する現象.蒸発(または昇華)と沸騰の場合がある.蒸発は液体または固体の表面だけで起こる気化の現象をいい,液体では沸点以下の温度で起こり,沸点で沸騰する.固体の場合は昇華と呼ばれる[長倉ほか : 1998].

出典:朝倉書店
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栄養・生化学辞典

気化
 ある物質が液体から気体へと変化すること.

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世界大百科事典 第2版

きか【気化 vaporisation】
物質が液体または固体から気体に変化する現象。液体から気体になることを蒸発,固体から気体になることを昇華と呼んで区別することもある。蒸発や昇華は液体や固体の表面からの気化であるが,液体の温度が上がり,圧力で決まる一定の温度(沸点)に達すると,液体の内部からの気化が起こる。これは沸騰と呼ばれる。気化は,一次相転移一種で,温度一定の下で物質の密度が不連続に増す。このとき物質による熱の吸収が起こるが,この熱を気化熱と呼ぶ。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

きか【気化】
スル
液体が気体に変わること。沸騰と蒸発とがある。また、固体が昇華によって気体に変わることを含めることもある。 → 昇華

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

気化
きか
gasification
液体が気体になること(蒸発)、また固体が気体になること(昇華)を総称していう。ある温度の下で液体または固体の一部が気化して示す圧力を平衡蒸気圧という。この蒸気圧は温度が高くなるとともに大きくなる。液体の蒸気圧が1気圧になる温度を沸騰温度という。このとき1モルの液体が気体(蒸気)になるのに必要な熱量をモル蒸発熱という。[戸田源治郎・中原勝儼]

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精選版 日本国語大辞典

き‐か ‥クヮ【気化】
〘名〙
① 大気が変化すること。陰陽の変化すること。
※集義和書(1676頃)九「春雨五月雨は気化を以てふる雨なり」 〔顔延之‐重釈何衡陽書〕
② 液体が熱を受けて沸騰、蒸発して気体に変化すること。また、固体が気体に変化する昇華を含めていう場合もある。〔舎密開宗(1837‐47)〕
③ (比喩的に) 変化して、姿をかえること。きえてなくなってしまうこと。
※近代絵画(1954‐58)〈小林秀雄〉ピカソ「物は一触すれば、気化して了ふのではないかといふ風なものになって来る」

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