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死因【しいん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

死因
しいん
cause of death
死亡の原因。医師の医学的判断に基づいて決められ,普通,疾患名,傷害の医学的性質で表わされる。死亡診断書死体検案書は,死因統計作成上の目的から,世界保健機関で定めた死因名に従うことになっており,直接に死亡を引起した一連の病的事象の起始点となった疾病または損傷,致死傷を生じさせた災害または暴力の状況を直接死因とし,さらに直接死因の原因となったものがあれば,それを列挙する。これとは別の立場から,臨床医学的には臨床所見を,病理学的には病理解剖所見を基礎にした死因がつけられ,法医学的には犯罪行為と死亡との因果関係の重視された死因がつけられる。単独で死因となりうる傷病と,単独では死因となりえないが,ほかに重篤な変化が加われば死因となりうる傷病とがあったとき,前者を主死因,後者を副死因という。また,傷病が集合あるいは共同したときに死因となりうることもある。

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デジタル大辞泉

し‐いん【死因】
死亡の原因。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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栄養・生化学辞典

死因
 死亡の原因.

出典:朝倉書店
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デジタル大辞泉プラス

死因
米国の作家パトリシア・コーンウェルの小説(1996)。原題《Cause of Death》。「検屍官ケイ」シリーズ第7作。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しいん【死因 cause of death】
死亡をきたした原因。大きく直接死因と間接死因とに分けることができる。前者は,死亡を直接にひきおこした原因であり,脳,心臓,肺臓など生命の維持に必須の器官の疾病や損傷,またはこれらの器官に重大な影響を及ぼした病変等である。また間接死因は,他の死因を2次的に誘発し,結果的に死を招いた場合で,脳内出血死における高血圧症などがこれに相当する。いずれにせよ,死因として掲げられるためには,明確な医学的因果関係がなりたつことが必要である。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しいん【死因】
人が死に至った原因。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

死因
しいん
生命維持に必要な脳、循環、および呼吸の諸機能が全面的に不可逆的停止をきたすとき、その原因となった傷病名や症候群名を死因とよび、死亡原因ともいう。複数の損傷または疾病があったり、損傷と疾病が組み合わされたり、二つ以上の医薬品が用いられて、ともに薬物ショックをおこす誘因となる場合などでは、死因は複雑となる。1967年、世界保健機関(WHO)では、死亡診断書に記載される死因とは、「死亡を引き起こし、またはその一因となったすべての疾病、病態、もしくは損傷、およびこれらの損傷を引き起こした事故、もしくは暴力の状況」と定義している。これは、死亡に関与したすべての事項を死亡診断書に記載することを目的としたものである。
 死亡に直接関係した死因を直接死因、死亡に影響を及ぼしたと思われる身体状況(併存症、持病など)を間接死因とよぶ。現行の医師法施行規則で定められた死亡診断書、および死体検案書では、直接の死因を第一に、次に医学的に因果関係のあったと考えられる死因を書くことが要請されている。死因としての傷病名は、わが国の医学界で通常用いられている傷病名を用い、心臓麻痺(まひ)や衰弱のような、死亡時に一般的に共通する症状名は含まない。法医学領域では、複数の損傷あるいは病変があり、これらが単独で死因となりうるとき、死因は「競合関係にある」という。この場合、優先性をもつ損傷や病変が死因と決定されるが、加害者が複数である場合は、死に対して各個人がいかなる責任をとるかが重要な問題となる。病死の死因を明らかにすることは、病気の性質、治療方法の発見・改良のうえからたいせつであり、病死以外の不自然死(傷害、中毒、縊頸(いけい)や絞頸などの窒息、その他)にあっては、その責任の所在の究明に向けての資料として、死因が重要なものとなる。日本では結核が長らく死因の上位を占めていたが、最近は悪性新生物、脳血管疾患、心疾患の順位である。なお死亡統計では、傷病の経過からみて出発点となった傷病(原死因)で統計をとることになっている。[澤口彰子]

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精選版 日本国語大辞典

し‐いん【死因】
〘名〙 死に至った原因。一般には生命維持に必要な神経装置、心臓の拍動、外呼吸を停止させた変化をさす。
※黒潮(1902‐05)〈徳富蘆花〉一「死因? 死因は先夜も云った通り精神錯乱━」

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