Rakuten infoseek

辞書

正風体【ショウフウテイ】

デジタル大辞泉

しょうふう‐てい〔シヤウフウ‐〕【正風体】
正しい風体。特に歌学で、伝統的な作風による品格の高い歌体。しょうふうたい。
近世の俳諧で、正しい俳風・風体。主として蕉風についていう。しょうふうたい。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しょうふうたい【正風体】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しょうふうてい【正風体】
しょうふうたいとも
正しい風体。歌学上、伝統的な正しい歌体。正風。
俳諧の純正な風体。各派において自派の風体を正統なものと主張した。正風。 → 蕉風しようふう
ありふれた、普通のありさま。 大一座-がもてるなり/柳多留 25

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しょうふう‐てい シャウフウ‥【正風体】
〘名〙 (「てい」は「体」の漢音)
① 正しい風体。正しい姿。特に、和歌において伝統的で正雅な歌体をいう。連歌でもこれを受けつぎ、和歌的本意を踏襲した規範的な風体をいう。正風。
※実隆公記‐延徳二年(1490)五月一九日「正風躰事 受面授口決了」
② 俳諧で、純正で中庸を得た風体。時代や各派によってその理解や主張に違いはあるが、おおむね自派の風体の正統性を主張するのに用いた。俳諧史的には、芭蕉らの俳諧に用いる傾向が強く、安永・天明(一七七二‐八九)以降には、特に芭蕉を祖とする俳諧の一派をいい、「蕉風」と同義に用いられた。正風。→「蕉風」の語誌。
※俳諧・口真似草(1656)三「秋鳴は正風躰(シャウフウテイ)か蝉の歌〈幸以〉」
③ (形動) ありふれた風体。普通の有様。平常の体。
※山上宗二記(1588‐90)「一、会席の事、色々様々に毎度替也。其内正風体なるは日々幾度も可然」
※洒落本・古今三通伝(1782)「浅黄かたびら黒小袖の正風体(セウフウテイ)では間にあはず」
④ (形動) きまじめなこと。几帳面なこと。また、そのさま。
※浮世草子・当流雲のかけ橋(1710頃か)二「ねがひのままのふうふあひ、ふたりながら今の世になき正風ていのうまれつき」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

正風体」の用語解説はコトバンクが提供しています。

正風体の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.