Rakuten infoseek

辞書

歌口【ウタグチ】

デジタル大辞泉

うた‐ぐち【歌口】
笛・尺八などの管楽器で、口を当てて吹く穴。
和歌をじょうずに詠むこと。また、その人。
和歌の詠みぶり。
「稽古も―もおなじ程の人の」〈ささめごと

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

うたぐち【歌口】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

うたぐち【歌口】
笛・尺八などの管楽器で、唇を当てて息を吹き込むところ。吹き口。金管楽器のマウスピース・吹管にあたる。
和歌の詠みぶり。 「稽古も-も同じ程の人の/ささめごと」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

歌口
うたぐち
管楽器の部分名称。本来歌口とは、和歌の詠みぶり、あるいは和歌を上手に詠むことの意であるが、日本の笛に対しても古くから使われており、文献上は17世紀の天理本狂言『吹取(ふきとり)』、『日葡(にっぽ)辞書』(1603)、浄瑠璃(じょうるり)『牛若千人斬(ぎり)・二』(1679)などに記述がみられる。今日では一般にマウスピースmouthpiece(フランス語でembouchure、ドイツ語でMundstck)の訳語として使われているが、口の使い方によって分類すると次のように説明される。
(1)唇全体をあてる場合。トランペットのようなリップリード楽器や笙(しょう)のようなフリーリード楽器では、いわゆるマウスピースが歌口となり、それを吹管(すいかん)、口管ともいう。
(2)下唇のみをあてる場合。横笛や縦笛では、下唇のあたる部分とエッジの設けられている部分を歌口とし、吹口(ふきぐち)ともよぶ。フルート、尺八などがその代表例。
(3)くわえる場合。リード楽器のうち、クラリネットではリードとベックをあわせた部分、篳篥(ひちりき)やファゴットではリード自体。リコーダーのようなホイッスルフルートでは、くわえた吹口の部分を歌口とするほかに、エッジの設けられた小窓を歌口とする解釈もある。[川口明子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

うた‐ぐち【歌口】
〘名〙
① 和歌の詠みぶり。
※めのとのさうし(14C中か)「その御うたぐちいかがぞなど申つたへ候なり」
② 和歌をじょうずに詠むこと。また、その人。
③ 笛の、吹く時にくちびるをあてる穴。また、古くは、他の穴をも含めて呼んだ。
※天理本狂言・吹取(室町末‐近世初)「なでつ、うた口、ぬらいつ」
※歌儛品目(1818‐22頃)四「懐竹抄笛の図に、吹口より六の孔までの間に、歌とあり。今も俗に口を歌口と称す」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌口」の用語解説はコトバンクが提供しています。

歌口の関連情報

他サービスで検索

「歌口」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.