Rakuten infoseek

辞書

欲/慾【ヨク】

デジタル大辞泉

よく【欲/×慾】
ほしがること。自分のものにしようと熱心に願い求めること。また、その気持ち。「―が深い」「仕事に―が出る」「独占―」「名誉―」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

よく【欲】[漢字項目]
[音]ヨク(呉)(漢) [訓]ほっする ほしい
学習漢字]6年
不足、不満を満たしたいと願う。ほしがる。「欲求欲情欲心欲念欲望
(「」と通用)ほしがる気持ち。「欲火欲界愛欲意欲禁欲五欲強欲(ごうよく)私欲嗜欲(しょく)情欲食欲性欲大欲貪欲(どんよく)肉欲物欲無欲利欲

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

よく【欲】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)


よく
中国では古代から政治や生き方の問題と関連して取り上げられた。ある程度抑制すべきだとする節欲説、極端に抑制すべきだとする禁欲説、自然におこさせないようにすべきだとする無欲説、放任して充足さすべきだとする縦欲(しょうよく)説、本来欲は寡少なものだとする宋(そうけい)の寡欲説などが戦国時代に唱えられた。実用主義で万事に倹約を尊ぶ墨家(ぼくか)は禁欲説を、無為自然を尊び人々が無知無欲であることを理想とする道家(どうか)は無欲説を、人間の感覚的欲を充足することを尊重する魏牟(ぎぼう)、它囂(だごう)らは縦欲説を主張した。節欲説は儒家の立場で、人に内在する道徳性を尊重する孟子(孟軻(もうか))が、欲を自主的に節制すべきだとする寡欲説を唱えたのに対して、外的規制の礼を重視する荀子(じゅんし)は、欲の多寡は問題ではなく礼によって外から上手に規制すればよいと考えた。宋(そう)代以後は自然的欲を天理として肯定するとともに、それを超えた過度の欲を人欲として抑制すべきだとする去欲存理説として節欲説は存続した。[澤田多喜男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

し【欲】

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほし・い【欲】
〘形口〙 ほし 〘形シク〙
① 自分のものにしたい。手に入れたい。所有したい。
※万葉(8C後)一一・二三六二「山城の久世の若子が欲(ほし)といふわれあふさわに吾れを欲(ほし)といふ山城の久世」
② そうありたいと思うさま。望ましい。願わしい。
※古事記(712)下・歌謡「あをによし 奈良を過ぎ 小楯 大和を過ぎ 我が 見が本斯(ホシ)国は 葛城高宮 我家(わぎへ)のあたり」
③ (「…てほしい」の形で用いて) 他に自分の望むことを求める気持を表わす。そうしてもらいたい。
浮世草子・好色五人女(1686)一「生つきたる鼻を高ふしてほしひ」
ほし‐が・る
〘他ラ五(四)〙
ほし‐げ
〘形動〙
ほし‐さ
〘名〙

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほし‐・む【欲】
[1] 〘自マ四〙 欲しいと思う。欲しがる。
書紀(720)神功摂政前(北野本訓)「財(たから)を貪(むさぼ)りて多欲(ものホシム)して私(わたくし)を懐(いた)き内顧(うちにかへりみ)せば」
[2] 〘他マ下二〙 欲しいと思わせる。欲しがらせる。
※書紀(720)斉明六年三月(北野本訓)「阿倍臣乃ち綵の帛(きぬ)兵と鉄(ねりかね)等を海の畔に積みて貪(ホシメ)(つの)ま令む」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほっ‐・す【欲】
[1] 〘他サ変〙 ⇒ほっする(欲)
[2] 〘他サ四〙 ((一)が四段活用化したもの) =ほっする(欲)
※成簣堂本論語抄(1475頃)雍也第六「わがよくほっすことをばまづ他人にほっせさしめて」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほっ‐・する【欲】
〘他サ変〙 ほっ・す 〘他サ変〙 (「ほりす」の変化した語)
① ほしいと思う。得たいと思う。また、望む。願う。ほりす。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
※吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉五「吾輩目下の状態は只休養を欲するのみである」
② (補助用言として、用言の未然形を受けた「…むとほっす」などの形で) …しようとする。しようと思う。また、物事が起こりそうになる。
※殿暦‐長治元年(1104)一〇月一〇日「日入程事了、欲退出向仰云、兄今還御候御共
※大唐西域記長寛元年点(1163)一「震怒して厳刑に置かむと欲(ホッ)す」
[語誌]②の用法は訓読文には「…マクホッス」「…ムコトヲホッス」「…ムトホッス」の形がある。このうち、「ムトホッス」は、「ムトス」と読まれていたものが、「マクホッス」「ムコトヲホッス」の影響をうけて「ムトホッス」となったとされる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほり‐・す【欲】
〘他サ変〙 (動詞「ほる(欲)」の連用形にサ変動詞「す」の付いてできた語) 望む。願う。ほる。ほっする。
※書紀(720)雄略九年七月(前田本訓)「就(ちかつ)き視(み)て心に欲(ホリス)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ほ・る【欲】
〘他ラ四〙 願い望む。ほしがる。欲する。
※書紀(720)武烈即位前・歌謡「あが裒屡(ホル)玉の あはび白珠」
[語誌]形容詞「ほし(欲)」と同一語根。挙例の「書紀」は連体形であるが、「万葉集」では用例が連用形に限られ、状態性の名詞になったと考えられる。以後、動詞となるときは、下にサ変動詞を伴って「ほりす」の形をとるようになる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

欲/慾」の用語解説はコトバンクが提供しています。

欲/慾の関連情報

他サービスで検索

「欲/慾」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.