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機関【キカン】

デジタル大辞泉

き‐かん〔‐クワン〕【機関】
火力・水力・電力などのエネルギーを力学的エネルギーに変える装置。
活動のしかけのあるもの。からくり。
「ただ一槌を受くるのみにて全体の―これが為に廃して」〈中村訳・西国立志編
法人や団体などの意思を決定したり、代表したりする者、または組織。「行政機関」「国家機関
ある目的を達成する手段として設けた組織や機構。「報道機関

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世界大百科事典 第2版

きかん【機関】

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大辞林 第三版

きかん【機関】
種々のエネルギーを、機械的力または運動に変換することによって仕事をする機械・装置。蒸気・電気・水圧・油圧・熱・圧縮空気・原子力などの諸機関がある。原動機。発動機。エンジン。
国家・法人・政党その他の団体において、意思決定やその執行のために設けられた者または組織体。その行為は団体の行為とみなされる。 「議決-」 「執行-」
特定の目的を達成するために作られた組織や施設。 「報道-」 「金融-」 「交通-」
動くための仕掛けをもっている作り物。からくり。しかけ。 〔近世の中国の白話小説や洋学書にの意で用いられた。福沢諭吉「西洋事情」(1866~70年)に英語 engine の意としてある。の意では、「英和対訳袖珍辞書」(1862年)に organ の訳語の一つとして載る〕

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

き‐かん ‥クヮン【機関】
〘名〙
① 仏語。禅宗で、師が学人を導くのに用いる、一喝、一棒など、巧妙な方法手段をいう。
※正法眼蔵(1231‐53)全機「いまの生はこの機関にあり、この機関はいまの生にあり」
② 活動の装置を施したもの。しかけのある機械。からくり。〔落葉集(1598)〕
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「抑もこの機器その制甚だ精密なるが故に、ただ一槌を受るのみにて、全体の機関(〈注〉カラクリ)これが為に廃して無用の物となる」 〔鬼谷子‐権篇〕
③ 心中の計略。たくらみ。
※読本・昔話稲妻表紙(1806)一「胸中の機関(キクヮン)
④ 火力、電力、水力などのエネルギーを受け、これを機械的エネルギーに変えて他へ送る機械装置。原動機
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「ハルグリーウ氏、紡績の機関を発明し」
⑤ =きかん(器官)〔英和対訳袖珍辞書(1862)〕
⑥ 法人や団体などが意思を決定したり、実行したりするために設けた組織。その形態や性格によって国家機関と私人機関、合議機関と単独機関、意思機関と執行機関などに分けられる。
※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下「政事上のことは言ふまでもなく何事を為すにも機関がなければならぬものだ」
⑦ 一般に、あるはたらきのために設けた組織。
※一年有半(1901)〈中江兆民〉一「経済界の附属品たる交通運輸の機関は日々に具備して」

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