Rakuten infoseek

辞書

機械【きかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

機械
きかい
machine
の定義は時代とともに変遷している。 1960年代頃までは,使用中に受ける外力,温度,その他に耐えうる物体の結合・組合せから成り,それらのうちの特定部分が一定の相対運動を行なって,外部から与えられたエネルギーを所要の仕事に変換するものとされてきた。しかし,この定義では最近のコンピュータ,ティーチングマシン,人工臓器 (特に腎臓) などの新しい機械を含めることができなくなっている。そこで最近では,機械を広く解釈して「人間に有用な目的を達成するために,物体を組合せてつくり,これらの各部に所定の機能を与え,全体の機能を実現させたもの」とされている。このような最近の定義によれば,ほとんど動く部分のない電話機,テレビ受像機,トランシーバなども機械に含まれる。機械が目的とする機能に着目した場合,エネルギー源から力を取出して動力を発生させるものを動力機械,作業一般を行うものを作業機械,コンピュータを用いて知的な判断や動作を伴うものを知能機械と呼ぶ。作業機械は,さらに用途により工作機械,荷役・運搬機械,繊維機械,化学機械,建設機械鉱山機械,交通機械,農業機械水産機械,事務機械,その他に分類され,それぞれがまた専門化している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

き‐かい【機械/器械】
動力を受けて、目的に応じた一定の運動・仕事をするもの。
実験・測定・運動競技などに使う装置・道具。
自分の意思を失ったように、指令どおりに動いたり、物事を繰り返したりすること。
[補説]「工作機械」「包装機械」のように、動力を用いて操作する装置(マシン)を「機械」、「測定器械」「光学器械」のように、人間が直接動かし、比較的小型で小規模な装置や道具(インストルメント)を「器械」と使い分けることが多い。
書名別項。→機械

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きかい【機械】[書名]
横光利一小説。昭和5年(1930)発表。心理主義的手法が高く評価された。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

きかい【機械】

[概念]
 〈きかい〉という言葉は古くからあったが,〈機械〉の文字が用いられるようになったのは1874年以後である。それ以前は〈器械〉と書くのが普通であった。この語は古くは《周礼》に出てきて,〈器〉は楽器,〈械〉は武器を意味していた。さらにさかのぼると〈器〉は,(一説によれば)犬の周囲に口が四つ集まっている形で犬の肉を盛ったのことだという。《後漢書》のによると〈内に盛るものが器,外に盛るものが械〉である。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

きかい【機械】
横光利一短編小説。1930年(昭和5),《改造》に発表。ネームプレート製造の町工場に状況を限定し,そこに働く3人の男の対立葛藤を〈私〉を語り手にして描く。この〈私〉の〈意識の流れ〉,さらには〈自分を見る自分〉としての〈自意識〉を唐草模様に織りなしたように,段落の少ない,長いセンテンスに表していることが特色。人間を〈見えざる機械〉の心理が動かしつづけてやまないという,横光の心理主義の認識が,この作で確立されたとみられる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

きかい【機械】
小説。横光利一作。1930年(昭和5)「改造」に発表。ネームプレート工場を舞台に、「私」を含む四人の間の、歯車のようにからむ心理的葛藤を描く。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

機械」の用語解説はコトバンクが提供しています。

機械の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.