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樹氷【じゅひょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

樹氷
じゅひょう
rime; soft rime
おもに冷却した霧粒または雲粒樹木に吹きつけられて凍ったもの。霧氷一種。羽毛状の白いで繊維状の構造をもっている。-5℃以下の気温のとき風のあたるほうに大きく成長する。宮城県・山形県境の蔵王山冬季の樹氷は有名である。

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デジタル大辞泉

じゅ‐ひょう【樹氷】
およそ氷点下5度以下に冷却した水蒸気過冷却水滴が、樹木などに吹きつけられ凍結してできた氷。気泡を多く含むため白色不透明で、もろい。霧氷の一。 冬》

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とっさの日本語便利帳

樹氷
気温がおよそ氷点下五℃以下の時、過冷却した霧やの微水滴が立木や地物に衝突してできる白色透明のもろい氷。「えびのしっぽ」「モンスター」と呼ばれる形などがある。霧氷(むひょう)には、樹氷、樹霜(じゅそう)、粗氷(そひょう)の三種類がある。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

じゅひょう【樹氷 rime】
主として地表付近の気温が0℃以下になったとき,樹木や地物の表面に大気中の水蒸気が直接昇華したり,また過冷却雲粒が付着し凍結してできた氷を総称して霧氷というが,氷のでき方によって,樹霜,樹氷,粗氷の3種に分けられる。樹氷は過冷却雲粒が冷たい樹木や地物につぎつぎに衝突し,瞬間的に凍り,たくさんの氷の粒からなる白色不透明の氷で,あられのでき方と同じと考えてよい。一般に根元が細く扇形のもろい氷なので,その形から〈えびのしっぽ〉などとよばれることもある。

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大辞林 第三版

じゅひょう【樹氷】
霧氷の一種。過冷却した微小な水滴が木の枝などについて直ちに凍ってできた白色のもろい氷。木に氷の花が咲いたようになり美しい。 [季] 冬。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

樹氷
じゅひょう
現在は霧氷の一種を樹氷とよぶが、以前は木のなどに付着する氷の総称であった。また、現在は樹霜と名づけられるものを樹氷とし、それ以外を霧氷とする人もある。樹木や地物に付着する氷は、地方によっていろいろな呼び名がある。九州雲仙岳(うんぜんだけ)の名物とされる「花ボロ」は、樹氷のこともあれば粗氷のこともある。長野県の「木花(きばな)」は、むしろ樹霜に近い。新潟県ではこれを「しが」とよぶ。樹氷ができる条件は、風が強く雲霧が去来することである。樹木についたものが大きく成長すると、形の特徴からモンスターmonsterとよばれる。東北の蔵王山(ざおうさん)のモンスターが著名であるが、冬の季節風に伴う雪まじりの雲霧が長時間にわたって、風上側斜面に生えたアオモリトドマツなどに吹き付ける際にできる。富士山頂にみられるものは、春先の南西風の悪天のときに成長して厚い粗氷性の着氷になる。冬の季語。[篠原武次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じゅ‐ひょう【樹氷】
〘名〙 氷点以下に冷却した霧が冷えた樹枝などに凍りついたもの。氷は白色・不透明で尾びれ状。霧氷の一つ。《季・冬》
※北大寮歌・都ぞ彌生の雲紫に(1912)〈横山芳介〉「樹氷咲く 壮麗の地をここに見よ」

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