Rakuten infoseek

辞書

権現造【ごんげんづくり】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

権現造
ごんげんづくり
神社建築の一形式。石の間造八棟造ともいう。江戸時代には神仏習合社殿建築様式をさしたが,明治以後,本殿拝殿との間をの間,または相の間という別棟の中殿によって連結した社殿をいうようになった。初めて現れたのは平安時代の京都の北野神社であるが,豊臣秀吉豊国廟に用いられ,東照宮に多く使われたので,東照大権現の名をとって権現造という。北野神社,宮城県仙台市の大崎八幡宮,栃木県日光市の日光東照宮などが代表例。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ごんげん‐づくり【権現造(り)】
神社本殿形式の一。本殿拝殿とを、石の間または相(あい)の間でつないだもの。平安時代に始まり、桃山時代から盛んになった。日光東照宮本殿がこの例。石の間造り。八つ棟造り。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ごんげんづくり【権現造】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

権現造
ごんげんづくり
神社の社殿形式の一つ。京都北野神社、日光東照宮などのように、本殿と拝殿をの間(あいのま)で連結したものをいう。屋根は本殿、相の間、拝殿とエの字形に連なる。相の間の床が、本殿、拝殿より低く石敷きとなるものを石の間という。一般には相の間は拝殿と同じ高さの板敷きになり、幣殿(へいでん)として利用される。権現造の社殿は本殿が流(ながれ)造と入母屋(いりもや)造の2種類あるが、いずれも豪華な造りになり、拝殿も正面屋根に千鳥破風(ちどりはふ)を飾るなど装飾化が図られている。権現造の名は東照権現に由来し、別に石の間造ともよばれる。[工藤圭章]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ごんげん‐づくり【権現造】
〘名〙
① 神社本殿で、寺院建築の様式を採り入れたもの。組み物や彫刻が多く、彩色を施してある。堂社造り。
※月菴酔醒記(1573‐92頃)上「一社に大明神づくり権現作りとて二あり」
② 神社建築形式の一つ。拝殿と本殿とを石間(いしのま)、または相間(あいのま)でつらねたもの。京都の北野神社で平安時代に初めて造られ、豊国廟がこの形をとり、東照宮がこれを採用して以来、近世神社建築に多く用いられた。まつられた東照大権現の名による称。石の間造り。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

権現造
ごんげんづくり
安土桃山時代に成立した神社建築の一様式
石間 (いしのま) 造ともいう。神明造系統を引き,本殿の前に拝殿を配置し,それを石の間(または相の間)という幣殿 (へいでん) でI字形に結んだ。代表例として日光東照宮があり,その祭神を東照大権現(徳川家康)と称したところからこの名が生まれた。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

権現造」の用語解説はコトバンクが提供しています。

権現造の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.