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標準化【ひょうじゅんか】

デジタル大辞泉

ひょうじゅん‐か〔ヘウジユンクワ〕【標準化】
[名](スル)
標準に合わせること。また、標準に近づくこと。「まちまちの技術力を標準化する」
何もしなければ多様化・複雑化し、無秩序になってしまう事柄について、秩序が保たれる状態を実現するために、誰もが共通して使用できる一定の基準を定めること。製品やサービスの品質・性能・安全性・互換性の確保、利便性の向上、試験・評価方法の統一などを目的として、統一された規格をつくる過程をいう。「商品の規格を標準化する」

出典:小学館
監修:松村明
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栄養・生化学辞典

標準化
 規格化も近い意味.基準にあうように行う処置

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

ひょうじゅんか【標準化 standardization】
標準standardを設定し,これを活用する組織的な行為。ここでいう標準は,測定標準(測定にあたって基準として用いる量,つまり単位の大きさを表す方法またはもの)と,規格規定と呼ぶものとに区別できる。
[測定標準]
 最も初期の長さの単位であるエジプトキュービットEgyptian cubitは,人間の中指先端から〈(ひじ)〉までの長さであった。そしてこの単位の大きさを決めるときの基準となる人間は,支配者,予言者,大地主といったような地方ごとの主要人物であった。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ひょうじゅんか【標準化】
スル
個々のものが標準的なところに近づいていくこと。また、個々のものを標準的なところに近づけること。 テレビの発達で地方文化が次第に-していく
標準を決めて資材・製品などの規格や種類を統一すること。
テストで得られた得点が集団全体の中でどのような位置づけであるかがわかるように、集団基準を作成すること。

出典:三省堂
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

標準化
ひょうじゅんか
standardization
生産の場で製品,部品原材料,機械設備,作業方法,事務手続などを単純化したり規格化したり専門化したりして,標準的なものとすること。これらの標準化によって生産の効率化,合理化ができる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

標準化
ひょうじゅんか
standardization
材料・設備・製品などの仕様、作業方法、業務手続などの標準(いわゆる、規格や測定基準)を合理的に設定し、活用するための組織的な行為をいう。標準化を実施することによって、計画や統制業務が容易になり、作業の熟練が迅速になり、部品の互換性が増して在庫が減少し、量産が可能となり、さらに原価低減・品質向上が期待できる。したがって材料・部品・製品・機械設備・生産工程ばかりでなく、作業方法・事務処理手続・配置・組織・機能・管理方式・評価方式・用語・記号・帳票など、経営のあらゆる分野について標準化を行う必要がある。標準化は、各企業体レベル、各業界レベル、さらには国家や各国共通レベルで、統一した規格を実施すれば、よりいっそうの効果がある。日本では、工業標準化法によりJIS(ジス)(日本工業規格)が制定されている。[玄 光男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ひょうじゅん‐か ヘウジュンクヮ【標準化】
〘名〙
① 標準に合わせること。
② 製品、資材などの種類・規格を標準に従って統一すること。〔最新現代語辞典(1933)〕
③ 記憶する際、無意味なものの記憶を一定の型に合わせて記憶し、その型に合わせて再生すること。
④ テストの場合、多数を対象に実施して、個々の具体的な成績が平均と比べてどの位置にあるかを明示できるようにすること。

出典:精選版 日本国語大辞典
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最新 心理学事典

ひょうじゅんか
標準化
standardization
知能検査や性格検査のような心理検査では,受検者の解答(回答)をもとに算出される得点は素点raw scoreのままではなく,検査を実施した結果得られた得点をその検査で測定している能力や性格の実態と結びつけて解釈できるように,特定の集団を基準としてその中で相対的に位置づけられた尺度得点に変換して表わす。この手続きを標準化という。そして標準化の手続きを経て開発された検査を標準検査standardized testという。ただし,実の検査で標準検査という場合には,単に標準化の手続きを経たことのみを指すのではなく,問題の提示法や手順,受検者の解答法が,いつの検査時も一定になるように厳密に規定されているということも含まれる。

【基準集団standardization group】 標準検査は入学試験,外国語能力試験や資格認定試験などと異なり,いったん開発されたならば一定期間は問題項目などが変更されることなく使いつづけられる。そのため基準集団を明確に定義しておくことが必要である。性格検査でも,青年期を対象とする検査なのか,成人期を対象とする検査なのか,また男性と女性を分けて尺度を作成した方がいいのか,などの条件によって基準集団の内容は変わってくる。また,海外で開発された検査の日本版を作成する場合には,原版の標準化された結果をそのまま利用することはできず,日本国内で基準集団を設定して日本版を実施して独自の標準化をする必要がある。

 基準集団を設定したとして,検査を実際に受検してもらう協力者を選ぶ必要がある。これには基準集団の母集団を具体的に定義して,そこから無作為抽出した標本集団に対して検査を実施するのが原則である。たとえば,一般成人を対象とした性格検査を標準化する場合には,直近の国勢調査を基に日本全国の成人の性別,年齢層別,職業種等別,学歴別,婚姻状況別,地域別など標準化する検査に関係する層別に人口を把握し,そこから無作為に標本抽出して,検査に実施協力してもらう。これが実際の標準化手続きに用いる基準集団になる。

【z得点z score】 基準集団に検査を実施した結果から各受検者の素点を算出する。しかし,素点のままでは数値を解釈して検査結果から有用な情報を引き出すことはできない。そこで,素点を得点に変換して集団内での相対的な位置が明らかになるようにする。得点は,人の受検者の素点が{12,…,N}であり,平均値がX̄,標準偏差がXであるときに,

   ただし,=1,…,   ⑴

によって算出される。素点がどのような単位で表わされていても,得点の平均は0.0,標準偏差は1.0になる。このため同一集団については,異なる測定間で測定結果を相互に比較することができる。検査の場合には,下位尺度間で相対的な位置を比較して,プロフィールを描いて受検者の特徴を表わすことができる。

【正規化換算点normalized score】 心理検査の場合には,基準集団における素点の分布が歪みをもつ場合がある。たとえば性格検査で,医学的に精神疾患をもつか,それに近い人びとのパーソナリティの特徴を基に項目が開発された検査を一般成人に適用した場合などには,性格特性は正規分布に近い分布を示すと考えられるにもかかわらず,素点の分布は左右対称ではなく大きな歪みをもつ場合がある。また,下位尺度間で素点が相互に異なる分布型を示す検査もある。このような場合には単に得点化するだけでなく,得点化(得点を10倍して50加える。このことによって受検者と得点が正の整数値で表わされる)したうえで,分布型を正規分布に合わせるように非線形変換して正規化換算点を求め,実際にはこれを尺度得点とする。

【基準集団準拠による解釈】 前述のような手続きを経て,素点を尺度得点に換算するための換算表を用意し,さらに性別,年齢など適当な基準集団の中での相対的な位置に対する測定内容を踏まえた解釈基準を作成しておくことによって,受検者の検査結果を尺度得点で表示し,なんらかの決定,判断,診断などに用いることができる。なお,標準化の手続きは検査マニュアル(手引き)に掲載し公表される必要があり,一定期間を過ぎた場合には再標準化が必要となる。 →古典的テスト理論
〔野口 裕之〕

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