Rakuten infoseek

辞書

【きょく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


きょく
pole
地球自転軸が地表と交差する2点をそれぞれ地理学上の北極および南極と名づける。また地球の自転軸と天球上の交点をそれぞれ天の北極天の南極という。このほか必要に応じて黄道の極,銀河極などがある。地理学上の極は地球の自転軸がその対称軸といくぶん違うため,415~433日の周期で約 20m範囲の円に近い運動をする。また天の極は歳差によって約2万 6000年周期で黄道の極の周囲を回り,さらに 19年の周期を主とする章動によっても変化する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

きょく【極】
物事のそれ以上先のないところ。きわまり。きわみ。極限。「疲労のに達する」
最高の位。天子の位。
磁石の磁極N極S極
電極
地軸と地表との交点。北極と南極。
地軸の延長と天球との交点。天の北極と南極。
数学用語。
㋐極座標の原点。
㋑球の直径の両端。
㋒曲線または曲面において、極線または極面を考えるときの定点。極点

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きょく【極】[漢字項目]
[音]キョク(漢) ゴク(呉) [訓]きわめる きわまる きわみ きめる
学習漢字]4年
〈キョク〉
物事の中心。「太極
端まで行きつくす。きわめる。「極言極力
行きつくした果て。末端。「極限極地極点極東究極磁極終極電極
この上のない地位。天子の位。「登極
この上ない。きわめて。「極右極小極端極致極度極微
電極・磁極・地軸の両端。「南極北極陽極
〈ゴク〉
果て。終わり。「極月
きわめて。「極上極秘極細(ごくぼそ)極楽至極
[補説]原義は、端から端まで張り渡した棟木。
[名のり]きわ・きわむ・きわめ・なか・のり・みち・むね
[難読]月極(つきぎ)め

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ごく【極】
[名・形動]
いちばん上等であること。また、そのものやそのさま。最良。極上。
「甘露煮にするにはこの位が―だアな」〈花袋田舎教師
(多く「の」を伴って)程度がはなはだしいこと。
「この和尚様と大の仲よしで、…―の懇意であったから」〈蘆花思出の記
ひき茶の銘柄「極揃(ごくぞろえ)」の略。精選された極上の宇治茶のこと。
[副]普通の程度をはるかに越えているさま。きわめて。非常に。「親しい間柄」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ごく【極】[漢字項目]

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

きょく【極 pole】
(1)天文用語。地球の極には次の3種類のものがある。(a)地球は扁平な回転楕円体なのでその短軸両端をいう(形状の極)。(b)地球は自転しているのでその自転軸の両端をいう(自転の極)。天文学では自転軸の延長が天球と交わる点をいう(天球の極)。(c)地球は全体として大きな磁石なのでその磁力のもっとも強いところをいう(地磁気の極)。(a)と(b)の差は非常に小さく1秒以下なので実際上はほとんど問題にならないが,天文学では重要で極運動として観測される。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

きわめ【極】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

きょく【極】
物事のそれ以上行く先のない最後。きわまり。きわみ。果て。極限。 「繁栄の-に達する」 「絶望の-に沈む」
最高の位。天子の位。
〘数〙
球の直径の両端。
極座標の原点。
二次曲線または二次曲面に関して、極線または極平面を考えるときの定点。極点。
〘地〙 地球の自転軸の両端。北極と南極。
〘天〙 地球の自転軸の延長が天球と交わる点。
〘物〙
電極。
磁極。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ごく【極】
( 名 )
一番すぐれていること。また、最もよいもの。 「葱を細くそいで鞍下の-といふとこを/安愚楽鍋 魯文」 「違ひなし、そいつが-だ/歌舞伎・与話情」
(多く「ごくの」の形で)程度がはなはだしいこと。 「此処に居るは僕が-の親友です/怪談牡丹灯籠 円朝
最上級の茶。極上。 〔日葡〕
数の単位。載の1万倍、すなわち10の48乗。 〔塵劫記〕
( 副 )
数量・程度・回数などが少ない意を表す語に付いて、その程度がはなはだしいさまを表す。きわめて。この上なく。ひじょうに。 「 -内輪に見積もる」 「 -つまらないもの」 「お仙はこれで-涙脆もろいぞや/家 藤村

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)


きょく
地球や天体、および物理学の分野での用語。

物理学

棒磁石の両端のように磁力の集中した部分を磁極とよぶ。今日では(電)磁気現象は場の概念に基づいて考えるのが普通で、磁極は磁場とのみ相互作用し、この相互作用の仕方によって磁極の性質や強さを考えることができる。二つの磁極の間にはそれぞれの磁極のつくる磁場を通してクーロン力が働き、これによって磁極の強さを定義できる。磁極の強さは磁気量ともよばれる。したがって磁極は磁気量の集中した部分であるといいかえることもできる。磁極には2種類あって正と負で区別する。今日までに確かめられているどんな物質や素粒子においても、磁気量はかならず正負等量の強さの磁極が対になって現れる。したがって物質中の全磁気量はかならずゼロになる。磁極の対のうち、大きさを無限に小さくする理想化を行ったもの(実体として考えることもしばしば有益であるが正確な取扱い上は抽象的概念)を磁気双極子という。現実の巨視的な大きさの磁極はすべてこの双極子の集合体と考えることができる。日常なじみのあるのは磁石である。磁極の正負の区別の仕方は、磁石と地球磁場との相互作用で決められたのが起源である。北に向くほうの磁極をN(正)極、南に向くほうの磁極をS(負)極とよぶのが普通である。[安岡弘志]

地球

(1)地球の極。地球の地軸と地球表面との交点を極といい、北極と南極とがある。北極は北緯90度にあたり、南極は南緯90度にあたる。地球は、赤道方向に約300分の1だけふくらんだ回転楕円(だえん)体の形をしているが、そのもっともつぶれた方向(すなわち南北方向)の対称軸を地軸とするとき、これを「形状軸」という。これに対し、宇宙空間内での地球の自転運動の軸を「自転軸」という。自転軸と形状軸はほぼ一致するが、実際には約10メートルのずれが生じ、不動の形状軸の極の周りを、自転軸の極が不規則な円を描いて反時計回りに運動している。これを極運動とよび、18世紀にオイラーによって理論的に予言され、19世紀末に観測的に確認された。またこれは、国際地球回転観測事業(IERS=International Earth Rotation Service)とよばれる国際協力事業により観測が続けられている。
(2)地磁気の極。地球は一つの巨大な磁石であり、通常の棒磁石のようにNSの極をもつ。地球の周りの磁力線の分布は、地球中心に1個の棒磁石を置いたときの磁力線の分布としてよく近似される。この場合、この棒磁石のN極、S極は、方位磁針とは反対にそれぞれ地球の南極、北極の方向を向く。この磁極の方向線が地表と交わる点を、それぞれ地磁気南極、地磁気北極とよぶ。この地磁気極は地球の極とは一致せず、現在の時点で約1100キロメートルほどのずれがある。またこのずれは100年で100キロメートル程度の速度で変動している。これとは別に、地表での磁力線の方向が地面に垂直方向となる地点が南北極付近にあり、それぞれ磁南極、磁北極とよばれる。これは地球の極、地磁気極とも一致せず、また変動の速度も、地磁気極の変動よりも数倍大きい。2000年現在の地磁気北極は北緯79.6度、西経71.6度付近、また磁北極は北緯81.0度、西経109.7度付近にある。[市川正巳・中嶋浩一]

天文学

地球上の北極・南極のように、天球上にも二極を定めることができる。その場合、軸のとり方によっていろいろな極がある。
(1)地球の自転軸の延長が天球と交わる点を「天の北極・南極」とよぶ。これは天球上の星の位置を表す「赤経・赤緯」(赤道座標系)の基準となる。
(2)天球上の黄道に垂直な軸により「黄道の極」が定められる。これは、りゅう座とテーブルさん座にあり、惑星の位置を表すのに用いる「黄経・黄緯」(黄道座標系)の基準となる。
(3)銀河面に垂直な方向を「銀極」とよぶことがある。これは「銀河座標系」を定める。
 このように「極」はいろいろな座標系の基準点となるために、それを精密に決定することが天文学の重要な研究テーマとなる。[中嶋浩一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

きょく【極】
〘名〙
① 物事やその程度の、それ以上いきようのない点。きわまり。はて。
※凌雲集(814)賀賜新集兼謝〈小野岑守〉「俯焦寒戦未極、履薄春氷遂謝危」 〔春秋左伝‐昭公一三年〕
② 最高の位。天子の位。
※惟神の大道を宣揚し給へる詔‐明治三年(1870)一月三日「朕、恭惟、天神天祖、立極垂統、列皇相承、継之述之」 〔新唐書‐李晟伝〕
③ (天文学で)
(イ) 天体の自転軸がその表面と交わる点。地球の南極と北極など。
(ロ) 地球の磁場の南磁極と北磁極。
(ハ) 地球の自転軸が天球面と交わる点。
※古道大意(1813)下「丸く見える大虚空(そら)に、北極南極と申して、とんと動かぬ処が有る。〈略〉星も何も周旋(めぐ)れども、是はめぐらず。夫故に極と名(なづ)けたもので」
(ニ) 銀河系の回転軸が天球面と交わる点。
(ホ) 黄道の平面に垂直な直線と天球面との交点。
④ (物理学で)
(イ) 磁石の両端。S極とN極。磁極。
(ロ) 電極。
(ハ) 開閉器などの電気回路の開閉部分。
⑤ (数学で)
(イ) 極座標における原点。
(ロ) 円錐(えんすい)曲線に関する極線を考えるときの定点。極点。
⑥ 結晶学で、結晶におけるそれぞれの対称軸の端。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわ・ぶ きはぶ【極】
〘他バ下二〙 =きわめる(極)
浄瑠璃・四天王女大力手捕軍(1678)三「たがいにせうぶをきはふる本よりぶしのならい

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわまり きはまり【極】
〘名〙 (動詞「きわまる(極)」の連用形の名詞化) 時間、空間、状態、程度などの極限。きわみ。きわめ。果て。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※愚管抄(1220)七「これが日本国の運命のきはまりになりぬとかなしき也」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわみ きはみ【極】
〘名〙 きわまるところ。限り。果て。
万葉(8C後)五・八〇〇「この照らす 日月の下は 天雲の 向伏(むかぶ)す伎波美(キハミ) 谷蟆(たにぐく)の さ渡る伎波美(キハミ)(きこ)し食(を)す 国のまほらぞ」
※今昔(1120頃か)二八「本(もと)より御心賢く御(おはし)ます人は此(かか)る可死き極(きはみ)にも、御心を不騒さずして」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわ・む きはむ【極】
〘自他マ下二〙 ⇒きわめる(極)

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわめ きはめ【極】
〘名〙 (動詞「きわめる(極)」の連用形の名詞化)
① きわめること。また、その所。果て。限り。
※今昔(1120頃か)一五「聖人の今日を極めに兼てより知れる、貴き事也」
② 定めること。決定。契約。
※吉川家文書‐天正一九年(1591)三月六日・安国寺恵瓊佐世元嘉連署事書状「右之究、於御延引者、彼御両人直に其地罷越、可其究之由」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)二「先刻の極(キワメ)じゃア、私がおかみさんな筈だよ」
③ 刀剣、書画などの真偽を見きわめること。鑑定。目きき。→極札(きわめふだ)
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)延宝五之冬「昔棹今の帝の御時に〈信章〉 守随極めの哥の撰集〈信徳〉」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

きわ・る きはる【極】
〘自ラ四〙 きわまる。尽きる。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
[補注]「万葉‐二三九八」の「玉切(たまきはる)世までと定め頼みたる君によりては言繁くとも」の「玉切」を「年切(としきはる)」とする説もある。また、「万葉‐二四一〇」の「あらたまの年は竟(はつれ)どしきたへの袖かへし子を忘れて思へや」の「竟」を「きはる」と訓む説もある。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ごく【極】
[1] 〘名〙
① (形動) 最上のもの。最良のもの。また、そのさま。極上。
※歌舞伎・与話情浮名横櫛(1853)四幕「『おれが面を立てにゃアおかねえ』トきっとこなし、蝙蝠安うなづいて、『違ひなし、そいつが極だ』」
※田舎教師(1909)〈田山花袋〉二八「甘露煮にするにはこの位がごくだあな」
② (「ごくの」の形で) 程度のいちじるしいこと。
※諷誡京わらんべ(1886)〈坪内逍遙〉五「むやみに洋服にかへるよりも、和服改良を図るといふのが、極(ゴク)の正論かと思はれますテ」
③ 「ごくぞろい(極揃)」の略。
※天草本平家(1592)四「コレワ カタジケナイ ミャウガモ ナイ ヲチャデコソ ゴザレ、gocuto(ゴクト) ミエ マラシテ ゴザル」
④ 役者評判記の役者の位付で、黒吉極上上の称。
[2] 〘副〙 この上なく。きわめて。もっとも。
※咄本・気のくすり(1779)浪人「それが極(ゴク)よいのか」
※アカシヤの大連(1969)〈清岡卓行〉一「そのようなことは、ごく稀にしか起らなかった」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

」の用語解説はコトバンクが提供しています。

極の関連情報

他サービスで検索

「極」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.