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楢山節考【ナラヤマブシコウ】

デジタル大辞泉

ならやまぶしこう〔ならやまぶしカウ〕【楢山節考】
深沢七郎の小説。昭和31年(1956)発表。姨捨山伝説を題材とする。
木下恵介監督・脚本による映画の題名。昭和33年(1958)公開。出演、田中絹代高橋貞二ほか。
今村昌平監督・脚本による映画の題名。昭和58年(1983)公開。出演、緒形拳坂本スミ子ほか。カンヌ国際映画祭パルムドール、第7回日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞。
[補説]はいずれもを原作とする作品。

出典:小学館
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デジタル大辞泉プラス

楢山節考
1983年公開の日本映画。英題《The Ballad of Narayama》。監督・脚本:今村昌平、原作:深沢七郎、撮影:栃沢正夫、録音:紅谷愃一。出演:緒形拳、坂本スミ子、あき竹城、倉崎青児、高田順子、嶋守薫、左とん平ほか。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。第7回日本アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀主演男優賞(緒形拳)受賞。第38回毎日映画コンクール録音賞ほか受賞。

出典:小学館
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楢山節考
1958年公開の日本映画。監督・脚色:木下恵介、原作:深沢七郎、撮影:楠田浩之、音楽:杵屋六左衛門野沢松之輔。出演:田中絹代、高橋貞二、望月優子、市川団子、小笠原慶子、東野英治郎、宮口精二ほか。第32回キネマ旬報ベスト・テンの日本映画ベスト・ワン作品。第13回毎日映画コンクール日本映画大賞、監督賞、音楽賞受賞。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ならやまぶしこう【楢山節考】
各地の姨捨(うばすて)伝説に取材して,老人は70歳になると捨てられるという習慣のある信州の村の物語として書かれた深沢七郎(1914‐87)の小説(1956)。中央公論新人賞当選作のこの小説で深沢は文壇に登場,土俗の闇にひそむ人間感情をえぐりだす特異な作風で注目された。同作品の映画化は1958年製作。木下恵介監督作品。歌舞伎ふうの定式幕に〈トザイ,トーザイ,これよりご覧にいれまするは本朝姨捨の伝説より,楢山節考,楢山節考……〉という口上が聞こえてきて幕が引かれ,ラストの現代の風景を除く全編が舞台を思わせるセットのなかで展開,そして場面転換にも〈振落し(書割の布をパラリと落としたとたんに背後の次の場面が見える)〉や〈引道具(前面の道具を脇へ引くにしたがって新しい情景に変わっていく)〉といった歌舞伎の舞台の早替りの手法が使われ,音楽にも歌舞伎ふうに義太夫や長唄や浄瑠璃が使われるといったように,徹底的に〈様式化された〉画面構成による作劇法(シネマトゥルギー)の成功で木下恵介の代表作の一本となっている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ならやまぶしこう【楢山節考】
小説。深沢七郎作。1956年(昭和31)「中央公論」に発表。姨おば捨て伝説を素材に、息子を励まして村の掟おきてに従う老母おりんを描いて、人々に衝撃的に迎えられた。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

楢山節考
ならやまぶしこう
深沢七郎の短編小説。1956年(昭和31)11月『中央公論』に発表。第1回中央公論新人賞受賞作。57年中央公論社刊。主人公はおりんという老婆で、彼女の住む部落では、口減らしのため老人を楢山に捨てる風習があった。おりんは捨てられる日を早めるために、自らじょうぶな前歯を石臼(いしうす)に打ち据えて折ってしまう。息子辰平(たつへい)はいやいやながらおりんを背負って楢山へ向かう。姥捨(うばすて)山伝説をもとにした特異な作品であり、日本人の心の底に沈んでいる無意識の層、民俗の闇(やみ)に深くメスを突き立てたものとして、その後の反近代的志向の呼び水ともなった。今日の物質文明の基底に潜む、人間感情の原質をとらえて、強い印象を呼び起こす。58年、木下恵介監督により、83年には今村昌平監督により映画化され、それぞれ話題となった。[笠原伸夫]
『『楢山節考』(新潮文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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