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棒高跳び【ぼうたかとび】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

棒高跳び
ぼうたかとび
pole vault
陸上競技の跳躍種目の一つ。 4.3~4.37mの支柱間に掛けられたバーを,ポールを使って跳び越え,その高さを競う。ポールの材質は竹,金属などで,太さ,長さなどは自由。 1960年代初期からはグラスファイバ・ポールの使用が盛んになった。助走距離は 40m以上。競技者は,どの高さから跳び始めてもよいが,3回続けて失敗すると失格となる。

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デジタル大辞泉

ぼう‐たかとび【棒高跳び】
陸上競技で、跳躍競技の一。ポール()をもって一定の距離を助走し、ポールを支えにしてバー(横木)を跳び越えて、その高さを競うもの。ポールジャンプポールボールト
[補説](2019年7月現在)
世界記録男子:6.14メートル(1994年7月31日 セルゲイ=ブブカ ウクライナ)
世界記録女子:5.06メートル(2009年8月28日 エレーナ=イシンバエワ ロシア)
日本記録男子:5.83メートル(2005年5月3日 沢野大地)
日本記録女子:4.40メートル(2012年6月9日 我孫子(あびこ)智美)

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世界大百科事典 第2版

ぼうたかとび【棒高跳び】

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大辞林 第三版

ぼうたかとび【棒高跳び】
陸上競技の種目の一。所定の距離を助走し、手に持った棒を地に突き立てて跳躍し、二本の支柱に渡した横木(バー)を跳び越え、その高さを競うもの。ポールジャンプ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

棒高跳び
ぼうたかとび
pole vault
陸上競技跳躍種目の一つ。ポールを持って助走し、地面に埋められた強固なボックスにポールを突っ込み、ポールを頼って体を空中に持ち上げてバーを越す競技。ポールの材質、長さ、太さに制限がないため、陸上競技のなかでは用具の改良によってもっとも記録が伸びた種目となっている。
 ポールは当初ヒッコリーなどの木の棒が使われていたが、1900年代に入ると日本産の竹が世界で注目され始めた。木に比べると折れにくいうえに弾力性があり重宝された。しかし第二次世界大戦が始まり日本からの竹の輸入がストップすると、外国ではスチール製のポールが開発された。だが、これは折れないという点では竹に勝ったが、重すぎるという欠点があった。1961年ごろになると、今度はグラスファイバー・ポールという革命的なポールが出現した。特殊ガラスの繊維でつくったもので、従来のポールよりずっと強い弾力と反発力があるうえに軽い。この弓のように大きく曲がるポールの反発力によって、記録は飛躍的に伸び、スチール時代に4メートル80センチ(1960年)だった世界記録も2012年3月の時点で、セルゲイ・ブブカSergey Bubka(ウクライナ。1963― )の6メートル14センチ(1994年)にまでなっている。
 無効試技と判定されるのは、(1)バーが競技者の跳躍中の動作によって落ちたとき、(2)バーを越える前に、体のいかなる部分またはポールが、バーの下の垂直面を越えた地面あるいは着地場所に触れたとき、(3)踏み切ったあと、下のほうの手を上のほうの手の上に移し、あるいは上のほうの手をさらにポールの上方に移したとき、(4)競技者が落ちそうになっているバーを手や指で故意に元に戻したとき、(5)審判の合図があった後、一定時間内に試技を開始しないとき、などである。なお、競技中にポールがこわれた場合は試技には数えない。
 競技者はバーの位置をボックスから奥に80センチメートルまでの範囲内で自由に変えることができる。
 競技者はどの高さから試技を始めてもよく、そのあとどの高さを跳んでもよい。途中の高さを抜いて(パス)次の高さに挑むこともできる。ただし、3回続けて失敗すれば、次の試技を続けることはできない。たとえば4メートル80センチを1回目、2回目とも失敗したあと、3回目にあたるその高さをパスして4メートル85センチに挑戦できる。しかし、この場合は残る1回(3回目)しか試技のチャンスはなく、そこで失敗すれば次の高さへの挑戦権を失う。同記録の場合の順位決定は、(1)同記録になった高さで、試技数のもっとも少なかった者を勝ちとする。(2)(1)の方法で決められないときは、同記録を生じた高さまでの全試技数のうち、無効試技数(失敗)がもっとも少なかった者を勝ちとする。競技者が最後の一人になり、優勝が決まるまでは、バーは5センチメートルより少ない上げ方をしてはならない。優勝が決まった後は競技者の希望を聞いたうえで審判が上げ幅を決定する。
 第二次世界大戦前は日本の得意種目の一つで、オリンピックでも西田修平が1932年(昭和7)のロサンゼルス大会で2位、1936年のベルリン大会でも西田が大江季雄(すえお)と2、3位を分け合い、銀、銅のメダルを半分ずつつなぎ合わせた「友情のメダル」のエピソードでも知られる。[加藤博夫]

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