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梗塞【こうそく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

梗塞
こうそく
infarct; infarction
循環障害によって起こる限局性の虚血壊死のこと。大きな吻合枝 (ふんごうし) をもたない終動脈,または吻合枝があっても機能的代償が行なわれない機能的終動脈が閉塞された場合,その動脈の支配領域の組織は酸素欠乏のために壊死に陥る。原因は血栓塞栓によるものが多い。多くは血流を絶たれる貧血性梗塞で,心筋梗塞脳梗塞 (脳軟化症 ) はこれにあたる。一方,出血性梗塞を示すこともあり,これはに多い。また腸,卵巣精巣などの軸捻転による血流途絶で起こる梗塞もときにみられる。

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デジタル大辞泉

こう‐そく〔カウ‐〕【梗塞】
[名](スル)
ふさがって通じないこと。
「知識―して益愚なる者多し」〈岡部啓五郎・開化評林〉
動脈がふさがれて、その先の組織に壊死(えし)を生じた状態。心筋梗塞など。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

梗塞
 動脈硬化により血管に血液が通りにくくなりその血管が養う組織が障害を受けること.

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世界大百科事典 第2版

こうそく【梗塞 infarct】
一般には,吻合(ふんごう)枝をもたず毛細血管に移行する終動脈が急激に閉塞されたときに,その動脈の灌流領域(下流の領域)におこる壊死をいう。壊死巣の形は特有で,血管の支配領域に一致し,閉塞された動脈部分を頂点とした円錐形を呈し,その底面はその臓器の表面に向かう。割面では楔形を呈する。動脈の閉塞は塞栓血栓によることが多い。梗塞には貧血性(白色)梗塞white infarctと出血性(赤色)梗塞red infarctとがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

こうそく【梗塞】
スル
ふさがって通じなくなること。 開化を-する/明六雑誌 19
動脈がふさがることによって、その流域下の組織に起こる壊死えし。 → 心筋梗塞脳梗塞

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

梗塞
こうそく
硬塞とも書き、おもに互いに連絡する吻合枝(ふんごうし)をもたない終末動脈が急に閉塞され、その動脈が支配する末梢(まっしょう)流域の組織に血行障害をおこして限局性の壊死(えし)がみられるものをいう。
 血管の閉鎖は一般に塞栓や血栓によることが多い。この場合における壊死巣の形は特有で、血管の支配領域に一致し、閉塞された動脈部を頂点とした円錐(えんすい)形で、その底面は臓器の表面に向かう場合が多い。
 組織の血行障害によって虚血性壊死に陥るため、貧血性で白色を呈することが多く、貧血性梗塞または白色梗塞とよばれる。腎臓(じんぞう)、脾臓(ひぞう)、心臓、脳などにみられ、とくに冠状動脈にみられる梗塞、すなわち心筋梗塞や脳梗塞は重篤な症状を呈し、ときに致命的となる。また、うっ血や血管壁の障害を伴い出血性変化が加わり、赤色を呈するものは出血性梗塞または赤色梗塞とよばれ、おもに肺にみられる。[竹内慶治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

こう‐そく カウ‥【梗塞】
〘名〙 (「梗」「塞」ともにふさがるの意)
① ふさがること。つまって通じないこと。
※山陽詩鈔(1833)三・仏郎王歌「運路梗塞不望、馬肉方寸日充糧」
② 他の動脈あるいは神経と互いに連絡しあう道のない動脈が突然、しかも永久的に閉塞されたときに、その動脈流域下の組織に起こる壊死(えし)状態。「心筋梗塞」

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