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東西【トウザイ】

デジタル大辞泉

とう‐ざい【東西】
[名]
東と西。また、その方向。「東西に走る道路」
東洋と西洋、関東と関西、東側諸国と西側諸国などの意。「東西の文化」「洋の東西を問わない」「古今東西
世間。また、世間の事柄や事情。「東西もわきまえない青二才」
《東や西の意から》あちこち。方々。
「何を見るぞと思ひて、―を見廻らせば」〈今昔・二八・七〉
[感]東西東西」に同じ。
「『―、黙って』と笑顔をお千世に向けて」〈鏡花・日本橋〉

出典:小学館
監修:松村明
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とっさの日本語便利帳

東西
日本では東と西方角中国では物、物事意味でもよく使う。「買東西」とは、買い物。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

大辞林 第三版

とうざい【東西】
( 名 )
東と西。また、東洋と西洋、東側諸国と西側諸国、関東と関西など。 ⇔ 南北 「川は町の中央を-に流れている」 「人の気持ちは洋の-を問わない」 「古今-」
方角。転じて、世間の事柄。 → 東西を失う東西を弁ぜず
もと中国の俗語で、物品または金銭の称。
東や西。四方。あちこち。 「 -に鞭をあげ、駒をはやめて行く程に/平家 9」 「ただ袖をとらへて-せさせず乞ひ取りて持てこ/枕草子 82
( 感 )
東西東西」に同じ。 「 -!お目通に控へさせましたるは、当座の太夫元滝の白糸に御座りまする/義血俠血 鏡花

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

とう‐ざい【東西】
[1] 〘名〙
① 東と西。また、東から西まで。
※性霊集‐二(835頃)沙門勝道歴山水瑩玄珠碑・序「北望則有湖、約計一百頃、東西狭、南北長」
※読本・椿説弓張月(1807‐11)続「馬に閃(ひら)りとうち跨り、東西(トウザイ)に別れつつ」 〔孟子‐告子・上〕
② (「東や西」の意から) あちらやこちら。あらゆる方向。
※霊異記(810‐824)上「愚人顛沛(たふ)れ 東西に狂ひ走る」
③ (転じて) 世間、また世間の事柄をさしていう。→東西を弁えず
④ その位置が東と西であるもの、また「東」と「西」の字のつくものをまとめていう。
(イ) 舞台の上手(かみて)と下手(しもて)
※歌舞伎・韓人漢文手管始(唐人殺し)(1789)一「初手の餝付(かざりつけ)を東西へ引分る」
(ロ) 土俵の東と西。
※随筆・胆大小心録(1808)一三八「東西のとうどり、すまふが出て」
(ハ) 関東と関西。
(ニ) 東洋と西洋。
※侏儒の言葉(1923‐27)〈芥川龍之介〉ムアアの言葉「東西の画家には未だ嘗て落款の場所と軽視したるものはない」
⑤ 中国の俗語に由来して、物品・金銭をいう。
※随筆・秉燭譚(1729)五「東西とは物をいふ一おりのものを持出るなり」 〔通雅‐称謂〕
[2] 〘感動〙
※俳諧・鷹筑波(1638)五「東西(トウザイ)と春のしづむる朝かな〈正依〉」
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「東西只今の角力行司預り置ます」
③ 相手のことばを軽く制するときにいう。
※人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)五「『夫じゃア其他はみんな啌言(うそ)だといふのか』『ヲット東西、マア何にしろ横鎗を入れねへで聞べしサ』」
[語誌](1)節用集類で「東西」に「アナタコナタ」と当てられて、(一)②の意味でも使われた。また、サ変動詞のようにも用いられた。→とうざい(東西)する
(2)「左右(そう)」と似ているが、「左右」よりも動作性が強いといわれる。
(3)(一)⑤については「南総里見八犬伝‐九」に「船にて飽まで東西(モノ)賜りぬ」と読ませた例が見られる。

出典:精選版 日本国語大辞典
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