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東洋【とうよう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

東洋
とうよう
漢字で東洋という文字が現れるのは,14世紀の記録『島夷誌略』が最初で,中国人は当時の南海 (南洋方面) を貿易上の便宜から東洋,西洋に区分し,中国の海港泉州からスマトラパレンバンまでの線を境界線とした。 16世紀末の明ではヨーロッパ地理学の伝来もあり,広東を通る東経 113度線を基軸に東洋,西洋に分けた。東洋諸国としてはルソン,モルッカ,ボルネオなど,西洋諸国は安南ジャワ,スマトラ,マラッカなどをあげ,さらに台湾,琉球,日本は小東洋,南インドは小西洋,ヨーロッパは大西洋と呼んだ。中国人の地理的知識の拡大と西洋人アジア進出に伴って,東洋の概念は歴史的に変ったといえる。現在では,西洋 (ヨーロッパ) の対語として,一般にトルコ以東のアジア諸国の総称として用いられている。

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デジタル大辞泉

とう‐よう〔‐ヤウ〕【東洋】
アジア諸国の総称。特に、日本・中国・インドなどアジアの東部・南部をさす。⇔西洋
中国で、日本をさしていう語。

出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

東洋 あずま-ひろし
1926- 昭和後期-平成時代の教育学者。
大正15年2月3日生まれ。東俊郎の子。アメリカのイリノイ大に留学後,日本女子大助教授などをへて昭和46年東大教授。61年から白百合女子大教授。学習課程の研究に心理学的分析方法を導入した。東京出身。東大卒。著作に「学習指導論」「子どもの能力と教育評価」など。

出典:講談社
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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション

とうよう【東洋】
大分の日本酒。蔵元の「高屋酒造」は昭和8年(1933)創業。所在地は大分市野津原。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

とうよう【東洋】
東洋の語は,現代日本語では〈トルコ以東のアジア諸国の総称,とくにアジアの東部および南部〉の意味で用いられるが,現代中国語では日本を意味し,両者はいちじるしく違う。もともと中国語として生まれた語が,日本語でも使われるようになり,やがて大きな語義変化が双方でおこったためであるが,その背景には,政治・文化の史的変化があった。 東洋という表現が中国書に初出するのは,汪大淵《島夷誌略》(元末の1349年に完成,刊本は明末)であるが,ここでは〈文萊は波羅,東洋のつきるところ,西洋の起こるところ〉とあり,この文萊は現在のブルネイをさすと解される。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

とうよう【東洋】
ユーラシア大陸の東部の地域。アジアの地方。特にアジアの東部および南部、すなわち中国・朝鮮・日本・インド・ミャンマー・タイ・インドネシアなどの地域をいう。 ⇔ 西洋
中国で、日本をさしていう語。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

東洋
とうよう
中国からみての一地域の呼称。14世紀以後の中国史にみられるが、時代によってその範囲は異なる。南海を東洋諸国と西洋諸国に分け、ボルネオ島のブルネイを基準に、その西岸から南岸、およびそれから西と南の諸国を西洋、ボルネオの東岸および東方の諸国を東洋といった。この区別は、宋(そう)代以後、海船が磁針を備え、西洋針路と東洋針路を用いたことによる。つまり、華南の海港を出て、針路を西にとって回る諸国のインドシナ半島からマレー半島、スマトラ島、ジャワ島、さらにインドあたりまでを西洋といった。針路を東にとる澎湖(ほうこ)島、台湾、フィリピン、モルッカ、スル島、パラワン島などを東洋とよんだ。ただし、近代中国で東洋はもっぱら日本をさす。
 なお日本では、明治維新後から、西洋(欧米)に対する東洋ということで、アジア全域をさして用いている。[星 斌夫]

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精選版 日本国語大辞典

とう‐よう ‥ヤウ【東洋】
〘名〙
ウラル山脈カスピ海黒海地中海紅海を結ぶ線以東のアジア諸国の総称。特にその東部および南部、すなわち日本・朝鮮・中国・インド・インドネシアなどの称。⇔西洋
※蘭説弁惑(1799)下「亜弗利加といふ一大洲の極南の地、喝叭(カウプ)といふ湊に船をとどめ、風波のやうすを考へ、それより東洋に赴き」
② 中国で、特に日本をさしていう語。

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