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村境【むらざかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

村境
むらざかい
村落の境界境には行政区画上の現実の村境と,村民の生活における心理的村があるが,民俗学においては後者がより重要である。村境には道祖神,二十三夜塔などの石碑庚申塚などが多くみられるほか,鹿島様のように巨大なわら人形を置いて外からの悪霊侵入を防ごうとする習俗も各地にある (→塞の神 ) 。また正月には,この村境に注連縄 (しめなわ) を張って道切りをし,虫送りのときには松明 (たいまつ) をかざしてここまで害虫を送ったりする。旅立つ村人を送るのもこの村境で,また反対に旅から帰った村人を出迎え酒宴を張る坂迎えも,ここで行われた。

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世界大百科事典 第2版

むらざかい【村境】
ムラ(村)を内外に区分する境。ムラは,理念型としては,家々が集合する集落を中心とし,その周囲田畑という耕地が展開し,その外側山野が広がっている。このムラの三重の同心円のうち,村境として境界がはっきりしているのは,一つは範域の境である山野(ときには耕地)が他のムラの山野や耕地と接する所であり,もう一つは社会的な境である集落と耕地の境界である。前者の範域の境はもともとは必ずしも明確なものではなかったと思われるが,中世惣村((そう))の展開のなかで他のムラとの境界がしだいにはっきりとしてきた。

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