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【つくえ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


つくえ
desk
中国,日本では古くは (そ) ,几 (き) ,案,卓の語を用い,いずれも机と同義語。一般に甲板とこれを支える脚から成り,多くは引出しがついている。木製のものが普通で,なら材が賞用され,上等のものでは桜やマホガニーなどが使われていたが,最近は鋼製のものが多くなった。袖なし机,片袖机,両袖机がある。また,使用しないときはふたのできる机,タイプ用の2段になった机など特殊なものもある。最近は高さを調節できるものや,本棚などの付属している児童用机もみられる。

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デジタル大辞泉

き【机】[漢字項目]
[音](呉)(漢) [訓]つくえ
学習漢字]6年
〈キ〉
つくえ。「机案机下机上机辺浄机
ひじや腰を掛ける台。「床机(しょうぎ)
〈つくえ(づくえ)〉「経机脇机
[難読]文机(ふづくえ)

出典:小学館
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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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つき【机】
つくえの異称。
「夕間にはい倚り立たす脇―が下の板にもが」〈・下・歌謡〉

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つくえ【机/案】
本を読み、字を書き、また仕事をするために使う台。ふづくえ。「―に向かう」
飲食物を盛った器をのせる台。食卓。
「高坏(たかつき)に盛り―に立てて母にあへつや」〈・三八八〇〉
[補説]歴史的仮名遣いは、従来「つきすゑ(据)」の音変化とし、「つくゑ」とされてきたが、平安初期の訓点に「つくえ」の表記があり、このほうが古い語形とされる。

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世界大百科事典 第2版

つくえ【机】
読書や物書きなどに使う文机(ふづくえ),仏前に置き香炉など載せる前机,経を読むときに使う経机,飲食物を載せて食事するのに使う食卓など各種ある。漢字ではもと几(き)と書き,これは脚付きの四角い台を描いた象形文字から発しているが,日本語の〈つくえ〉は〈坏居(つきう)え〉の意味で,元来は坏(食物を入れた器)を載せる食卓を意味している。後に文机や経机が出てくると,しだいに〈つくえ〉といえばこれらを指すようになったが,現在でも東大寺の修二会のときに僧たちが食事をするのには几形の食卓を用いており,二月堂机とよばれている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

つくえ【机】
本を読んだり、字を書いたりするのに用いる脚付きの台。文机ふづくえ
飲食物を入れた器や供物をのせる台。 「百ももとりの-に貯あざへて饗みあへたてまつる/日本書紀 神代上訓

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

つくえ【机/案】
読み書きなどの作業に使う脚のついた台。椅子(いす)に腰かけて使うものと、床に座って使うもの(座り机)がある。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)


つくえ
事務、読書などを行う台形の家具で、甲板(こういた)と脚および引出しからできている。古くから台の用途にはテーブルが使われていた。今日の事務用机のような形ができあがった歴史は、ごく新しいことである。[小原二郎]

歴史

西洋の机の原型は中世僧院の写字台で、それは櫃(ひつ)の上に蓋(ふた)付きの箱をのせたものであった。17世紀になって、箱の蓋を開くとそれが甲板になる形式が生まれ、これをビューローbureauとよんだ。18世紀には、箱の中が書棚になり、それをセクレタリーsecretaryと名づけた。一方同じころに、婦人用として、小形の机の両袖(そで)に引出しのついたデスクテーブルとよばれるものが使われていた。それが木製デスクの形に発展したのは19世紀で、現在のような事務専用の机が生まれて広く普及したのは、20世紀になってからのことである。
 日本では『古事記』と『日本書紀』に机という字が出てくるが、それは卓または案(あん)の一種であった。筆記用のものが現れたのは、経机がつくられた奈良時代で、室町時代には建物の一部に造り付けになった出文机(だしふづくえ)が現れ、やがて付書院(つけしょいん)へと発達していった。
 机は第一次世界大戦の前までは、ヨーロッパにおいてもほとんど木製であった。戦後ドイツのバウハウスで鋼管家具がつくられ、それが糸口になって新材料の家具がつくられるようになった。わが国は第二次世界大戦後アメリカに倣ってスチール製机をつくったが、それが急速に普及して、いまでは事務用机といえばスチール製のものを連想するほどに広く使われている。最近ではオフィスオートメーション(OA)の普及によって、コンピュータ機器にあわせた各種の机がつくられている。[小原二郎]

種類

机には座り机と立ち机がある。座り机は伝統的な和室用の書き机で、畳の上で使用する。立ち机は椅子(いす)と組み合わせるもので、平机(袖のないもの)、片袖机、両袖机、タイプ用机、コンピュータ用机などの種類がある。材料による区分としては、木製机、スチール製机、木金の混合机などがある。机の規格には事務用と学校用のJIS(ジス)(日本工業規格)がある。
 机の寸法のうち、機能的にもっともだいじなものは高さである。高さは椅子の座面から測るのが合理的で、座面から甲板までの距離を差尺(さじゃく)という。事務用椅子の高さは40センチメートルが標準で、日本人成人男子に適した差尺の平均は30センチメートル、女子の差尺の平均は28センチメートルであるから、事務用机の高さは70~68センチメートルを目安と考えればよい。JISでは70センチメートルと67センチメートルになっている。また、下肢のためのスペースとしては、間口方向に60センチメートル以上の空きをとるように決めてある。[小原二郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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