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書生【ショセイ】

デジタル大辞泉

しょ‐せい【書生】
学問を身につけるために勉強をしている人。勉学中の若者。学生。
他家世話になって、家事を手伝いながら勉学する者。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

しょしょう【書生】
律令制下の下級書記である史生(ししよう)の補助的な役割を果たした下級職員。職員令(しきいんりよう)にはその規定がないが,748年(天平20)8月起筆の〈経師等上日帳〉(《正倉院文書》)にすでに式部書生の名がみえ,また大宝令制の図書寮写書生とみられる図書寮書生がみえる。そして812年(弘仁3)10月に,人事関係の膨大な文書を筆写する式部省書生の定員を30人とし,省が筆跡を試験して採用した。ついで翌年7月,式部省の定員10人を削って,兵部省に書生10人を創置し,また828年(天長5)に雅楽寮歌人などを割いて,勘解由使(かげゆし)に書生10人を置いた。

出典:株式会社平凡社
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しょせい【書生】
学問をする者,とくに若者を総称してほぼ明治期まで用いられた言葉。また,他家に住み込んで家事を手伝いつつ学ぶ学生のことをさす場合もある。漢語としての起源は古代中国までさかのぼるが,日本では江戸時代に主として他郷で学ぶ青年たちの称として用いられた。諸国を遊学して儒学を学ぶ漢学書生に対し,幕末には洋学書生も生まれた。明治維新後,遊学の自由化,私塾や専門学校の隆盛とともに,〈書生〉という呼び名が急速に普及した。

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大辞林 第三版

しょせい【書生】
学生。明治・大正期の用語。 「吾々の-をして居る頃には、する事為す事一いつとして他ひとを離れた事はなかつた/三四郎 漱石
他人の家に寄宿して、家事を手伝いつつ勉強する学生。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

書生
しょせい
中国から伝わったことばで、学業を修める者の意。明治・大正時代には学生の別名として用いられ、政治家や学者などの家に寄食して家事を手伝うかたわら勉学にいそしむ者もあり、明朗率直な書生気質(かたぎ)や大政治家への夢をうたった書生節や新書生節も生まれ、書生独特の長羽織や朴歯(ほおば)の高下駄(たかげた)は一般にも普及した。1885年(明治18)刊行になる坪内逍遙(しょうよう)の小説『当世書生気質』はこの書生風俗を描いたものである。[佐藤農人]

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精選版 日本国語大辞典

しょ‐しょう ‥シャウ【書生】
〘名〙
① 写経所の写経生。経典を書写する者。ひろく写経を業とする者。
※今昔(1120頃か)七「書生四十人を雇て、一日の中に法花経一部を書写し畢(をはり)て」
② 式部・治部・兵部の各省や大宰府・検非違使庁・国司・郡司などの役所の下級官人。文書事務をつかさどる。書記官。書記。
※宝生院文書‐永延二年(988)一一月八日・尾張国郡司百姓等解「一請被裁糺不下行書生并雑色人等毎日食料事」

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しょ‐せい【書生】
〘名〙
① 学業を修める時期にある者。学生。生徒。
※扶桑集(995‐999頃)九・勧学・序〈紀在昌〉「高鳳字文通〈略〉少為書生
※安愚楽鍋(1871‐72)〈仮名垣魯文〉初「おなじざんぎりのなかでも書生(ショセイ)さんは人がわるくって唐人のお尻がおほいねへ」 〔後漢書‐袁安〕
② 他人の家に世話になって、家事を手伝いながら勉学する者。学僕。食客。
※朝野新聞‐明治一六年(1883)六月二二日「同氏の宅に居る書生さへも其往く先を尋ね得ざる位なる由」
※爺(1903)〈島崎藤村〉「四五年東京の叔父の処に書生で居た時代が有ますからね」
[語誌]明治中期になると、もっぱら②の用法で使われることが多くなる。これには、「附音挿図英和字彙」(一八七三)に「Student 学者、学生(セイ)、書(ショ)生、読書家」と、student の訳語として「書生」とともにあげられている「学生」の語が普及したことに関係していると思われる。

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