Rakuten infoseek

辞書

暦表時【れきひょうじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

暦表時
れきひょうじ
ephemeris time
天体の運行により規定される時法で,ET記される。地球自転を基準とする世界時 UTよりも理論上は正確であるが,実用的には世界時をもとにし,地球自転の変化による狂いを補正して用いられる。 1960より天文現象の記述には暦表時が用いられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

れきひょう‐じ〔レキヘウ‐〕【暦表時】
地球の自転角速度変動があるため、地球の公転に基づいて定めた、厳密に一様に進む時系。1956年から67年まで、これによる時間単位として採用された。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

れきひょうじ【暦表時 ephemeris time】
月,太陽,内惑星などの公転軌道上の位置の観測結果に,それらの天体暦に比べて奇妙な食違いのあることが大問題となったのは19世紀後半のころからである。その後20世紀半ば近くになってこの問題はすべて解明された。観測の時刻スケールであった世界時が地球自転速度変動によって一様性を欠くことが主因であった。結局,諸惑星に関する天体暦は正しかったことが立証された。ただ月の運動には,地球との間の潮汐結合を通してさらに別の要因がある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

れきひょうじ【暦表時】
ニューカムが発表した太陽の黄道上の運動の理論式から定義された時刻。天文学的に決定される時刻としては、最も一様性があるとされた。1956年から67年まで、暦表時の秒を時間の単位の基準として採用。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

暦表時
れきひょうじ
地球の公転に基づいて測られる時系。地球の自転に基づく自転時に対して公転時といわれる。1952年国際天文学連合第8回総会で、地球の公転周期の恒星年をもって暦表時を定義したが、1955年の同総会は恒星年よりさらに基本的な意味をもつ太陽年を採用することにし、翌1956年の国際度量衡委員会第10回総会で暦表時の秒が時間の単位として採用された。暦表時は万有引力の法則に基づく天体力学が成り立つような時系であり、暦表時を使えば、太陽・月・惑星ほかの天体の位置は天体位置表の示す位置に観測されるはずであるが、実際には自転時である世界時によって観測するから、世界時と暦表時の差だけ天体の位置は違ってくる。暦表時と世界時のずれの修正値は、太陽の運行の観測から求めることは困難で、月の運行の観測から求められるが、この方法では時間がかかり、現在の用に役だたない。そのためセシウム原子標準の固有振動数が暦表時の1秒に対する値として定められており、原子時計が表示する原子時によって暦表時を代行させることができる。[渡辺敏夫]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

れきひょう‐じ レキヘウ‥【暦表時】
〘名〙 地球の公転理論に基づいて定められた、完全に一様な時の体系。一九五六年から六七年まで、これによる秒が時間の単位として採用された。六七年以降は、時の単位としては原子時が採用されている。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

暦表時」の用語解説はコトバンクが提供しています。

暦表時の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.