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【しん】

日本大百科全書(ニッポニカ)

晋(中国、周代の諸侯国)
しん
中国、周代の諸侯国の一つ。姫(き)姓。周の成王の弟の唐叔虞(とうしゅくぐ)が唐(山西省翼城県)に封ぜられたのに始まり、子の燮(しょう)のときから晋侯を称するようになった。春秋時代初め、国は一時分裂状態となったが、曲沃(きょくよく)(山西省曲沃県)の武公に統一され、子の献公のときには絳(こう)(山西省翼城県南東)に遷都し、周囲の小国をあわせて領土を広げた。その死後、後嗣(こうし)問題で一時国は乱れたが、文公が即位すると国力の充実に努め、城濮(じょうぼく)の戦い(前632)で楚(そ)を破り中原(ちゅうげん)の覇者となった。その後、中原の強国として、秦(しん)、楚、斉(せい)と抗争を続け、景公のときには新田(山西省侯馬市)に遷都し、領土も山西省の外にまで拡大した。
 しかし、春秋時代末になると、晋とは異姓の臣下を中心とした六卿(りくけい)がしだいに強力となり、国政の実権を握るようになった。戦国時代初め、幽公のときには韓(かん)、魏(ぎ)、趙(ちょう)の3家が国を実質上分割し、まもなく3家は周王によって諸侯に列せられた。そして、紀元前376年には3家によって静公が廃され、晋は滅びた。[江村治樹]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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