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時刻【じこく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

時刻
じこく
time
時の流れにおけるある一定の瞬間をいう。適当に選んだ原点との間の長さを時間の単位を用いて表わす数値によって表示される。学術的に用いられている時刻は,そのよりどころによって,世界時 UT,暦表時 ET,原子時 ATの3種に大別される。もともと日常生活は太陽と密接に結びついているため,時刻は太陽の時角 (子午線からの角度) によって決められた。これを真太陽時という。実際の太陽は天球上を一定の速さで進まないため,真太陽時には季節的変化を生じる。そこで天の赤道上を一定の速さで進む仮想の天体 (→平均太陽 ) を考え,その時角によって決められる平均太陽時が用いられてきた。グリニッジ子午線における平均太陽時が世界時である。平均太陽の位置は理論から計算されるので,精密に位置のわかっている星の子午線通過を観測することにより世界時が求められる。世界時は地球の自転運動の不整の影響を受けて不規則に変動する。そのため,天体力学では暦表時が用いられる。これは地球の公転によって定められる時刻である。一方,原子の放射の振動数が一定であることを利用して時刻を測定することが 1955年に始った。これが原子時で,現在ではセシウム原子時計がその測定に用いられている。現在日常生活に用いられている時刻は協定世界時といわれるものである。これは,原子時から得られる秒をもとに,世界時との差が 0.9秒以内になるよう必要に応じて1秒 (閏秒) を挿入または引抜くことにより維持される。世界各国では協定世界時に標準子午線の経度を加えたものを標準時として使っている。日本標準時は協定世界時に9時を加えたものである。

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デジタル大辞泉

じ‐こく【時刻/時×剋】
時の流れにおける、ある瞬間。連続する時間の中のある一点。「約束の―」「列車の着く―」
ちょうどよい時。時機

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

じこく【時刻 time】
移りゆく時の一つの点を時刻という。時刻と時刻との間の時の長さを時間という。時間を定めるには,二つの時点を定めその間の時の長さを単位として測定しなければならない。人間が時刻や時間を必要としたのは,一つは集団社会生活を営むようになって,その社会の秩序を保ち統制をとるためであり,他は農耕生活に欠くことのできない暦を作製したり,天体現象を記述する必要からである。
[定時法と不定時法]
 古代における人間生活は当然太陽に支配されているので,前者は太陽の出入の時点を基準として昼夜を区別し,そのおのおのの時間を等分することによって時刻を定めた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じこく【時刻】
時の流れにおける、ある一点。時の流れをきざんでとらえた場合の、一瞬。 「ただ今の-は一時五分です」 「開会の-」
都合のよい時。好機。時節。 「 -到来」 〔類義の語に「時間」があるが、「時間」は時の流れの、ある一点からある一点までの長さ、の意が中心的な意である。それに対して「時刻」は何時何分という形で示される、時の流れにおけるある一点の意を表す〕

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

時刻
じこく

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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