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【ぞく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


ぞく
family
数学用語としては,決った範囲 I で標識づけられた i をもつ対象 xi の集り {xi}iI をいう。形式的には,集合 I の元 i に,ある集合 X の元 xi を対応させるのであるから,I から X への関数として定義できる。この xi はどんなものでもよいが,集合であることが多い。それは集合 xi集り集合族 family of setsとしてこの語がよく用いられたからである。関数の集合も習慣的に関数族ということが多い。

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デジタル大辞泉

ぞう【族】
《「ぞく」の音変化》一族。また、子孫
「汝が―に、この国の守とはなさん」〈宇治拾遺・一五〉

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ぞく【族】
同じ祖先を持つ人々。同じ血統の人々。
一定の身分や範囲を形づくる同種類のもの。同類の仲間。「社用
生物分類学上の階級の一。科と属との間に必要に応じて設けられる。植物学では属との同音を避けて連(れん)とよぶ。
きわめて小さい植物群落に対する生態学上の単位。同一種の数個体からなる小群をいう。
元素周期表縦列にある化学元素一群。各列ごとに似た性質のものが集まっており、銅族・希ガス族などとよぶ。

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ぞく【族】[漢字項目]
[音]ゾク(呉) [訓]やから
学習漢字]3年
祖先を同じくする者の集団。一門。「遺族一族家族血族氏族親族同族部族民族
家柄。「華族貴族皇族士族
種類を同じくするものの集まり。「魚族語族水族
一族を皆殺しにする刑。「族滅
(「」の代用字)群がり集まる。「族生
[名のり]えだ・つぎ・つぐ

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や‐から【族/輩】
(族)同じ血筋の人々。一家一門。眷属。一族。うから。
「医は黙し、―は眉をひそめ、自己は旦夕に死を待ちぬ」〈蘆花不如帰
(輩)同類の者たち。仲間。連中。ともがら。特に、よくない連中。「行儀を知らぬ―」「不逞(ふてい)の―」

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世界大百科事典 第2版

ぞく【族 group】
化学用語。周期表中,縦の列に並ぶ元素をまとめて元素の族という。同じ族にする元素は同族元素と呼び,番号または名称をつけて表す。すなわち長周期型周期表では,最外殻の原子価電子の配置が同じタイプの元素がくりかえし出現して縦に並ぶように配列されている。したがって縦の列に並ぶ元素は化学的性質,化合物の形,原子価などが比較的よく似たものが集まることになる。ただし歴史的には,逆に元素の分類から周期表が作られたので,その族としての分類は,短周期型でI族からVIII族まで,および0族とし,それをさらにA,Bの亜族で分けるのが普通に用いられている。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ぞく【族】
同じ血統に属する人々。一門。ぞう。 「母の-なる播磨国の人/興津弥五右衛門の遺書 鷗外
生物の分類上、科と属の間の階級。植物学では属との同音を避けて連れんという。
〘化〙 周期表中で、縦に配列している一群の元素。 1 族~ 18 族に分けられる。また、一般に、その原子構造や分子構造の類似性により物理的・化学的性質を共有する一群の元素や化合物。例えば、ハロゲン族元素・鉄族元素・芳香族化合物。

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精選版 日本国語大辞典

ぞう【族】
〘名〙 (「ぞく(族)」の変化した語) 一族。同じ血筋の者。やから。うから。また、子孫。
※蜻蛉(974頃)下「これもをこなるべきことなれば、ものぐるほしとおもへど、さらぬ御そうにはあらねば」
※徒然草(1331頃)六「前中書王・九条太政大臣〈略〉みなぞう絶えん事をねがひ給へり」

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ぞく【族】
〘名〙
① やから。みうち。同じ祖から分かれた血統のもの。一門。一家。ぞう。
※太平記(14C後)一四「此時尊氏随東夷命、尽(ゾク)上洛」
※史記抄(1477)一八「人の族を破り、人の門を滅することがいくらもあるほどに」 〔書経‐泰誓〕
② 生物分類学上の階級の一つ。植物では属との同音を避けて連(れん)と呼ぶ。〔生物学語彙(1884)〕
③ きわめて小さい植物群落に対する生態学上の単位。同一種の数個体からなる小群をいう。
④ 周期表の縦の列の元素の群をいう。旧方式では0族からVIII族まであり、それぞれA・Bの亜族に分けたが、現在は亜族を用いず1~18族に分ける。〔稿本化学語彙(1900)〕
⑤ 接尾語的に用いて、「ある傾向の、また、ある特定の場所に集まるグループ」の意を表わす。「社用族」「暴走族」「窓際族」

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や‐から【族】
〘名〙 (「や」は「家」、「から」は「うから」「はらから」などの「から」と同じく、血縁関係にあることを表わす)
① 一家の親族。一族。同族。うから。
※書紀(720)仁徳六七年是歳(前田本訓)「乃ち、諸の虬の族(ヤカラ)、淵底の岫穴(かふや)に満(いは)めり」
② (「輩」とも書く) ともがら。仲間。てあい。連中。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「わが君をわびさせ奉る盗人のやからは」
[補注]類義語「うがら」は血族を指すが、「やから」は語構成からみてそれより広い範囲の同族を指したらしい。その分、「ともがら」に近く、そこから②の見くだした語感が生じたと考えられる。

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