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旅芸人【たびげいにん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

旅芸人
たびげいにん
旅かせぎをする芸人。2種類あり,一つは,日常は農業を営んでいるが,一定の時期になると旅に出て各地で芸能を演じる芸人で,もう一つは季節に関係なく旅を続け,芸を演じて生計を得る芸人のことをいう。前者は特に正月前後や各地の祭礼にあたって多く出回った。正月の旅芸人は,新年の福運を家々にもたらす神人と考えられ,年を祝い,家をほめる祝言を述べるのが特徴。大黒舞,万歳,戎 (えびす) 回し,鳥追い,春駒などが知られる。後者では人形回し,猿回し瞽女 (ごぜ) ,角兵衛獅子などが知られる。これらは少人数で門付芸を中心に旅をしたが,大人数が集団となって旅する場合は,地芝居,人形芝居などで一座の興行方式をとった。現在では旅芸人という語感に合う個人や集団はほとんど消えている。

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デジタル大辞泉

たび‐げいにん【旅芸人】
地方を回って稼いで歩く芸人。旅稼ぎの芸人。

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世界大百科事典 第2版

たびげいにん【旅芸人】
地方を旅しながら芸を演じて生活をする芸能者。門付(かどづけ)や大道芸の芸能者に多く,祝福芸を中心に小正月のころなど季節的に現れるものと,季節やハレの日ケの日にかかわらず現れるものとがある。いずれもその歴史は古く,時代により芸能の種類に変化がある。しかし現在その姿を見ることは少ない。なお,歌舞伎や新派風の大衆演劇などを巡業して歩く芸人は,旅役者と呼ばれる。外国の例については,〈大道芸〉などの項を参照されたい。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

たび‐げいにん【旅芸人】
〘名〙 地方から地方へ巡回してかせいで歩く芸人。旅かせぎの芸人。
※最暗黒之東京(1893)〈松原岩五郎〉二「予をして須臾(しば)らく彼等と共に遠征的行商又は遍歴商人、旅芸人、千ケ寺僧、回国巡礼等の群に入らしめよ」

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