Rakuten infoseek

辞書

新古典主義【しんこてんしゅぎ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

新古典主義
しんこてんしゅぎ
Neoclassicism
古代ギリシア・ローマで達成された美的様式を典型的,規範的な古典とみなし,それを創作基礎として意図的に取入れようとする態度は,西洋美術史上よくみられるが,特に 18世紀中頃から 19世紀前半にかけて全ヨーロッパに展開されたものを新古典主義と呼ぶ。また 17世紀の N.プーサンの時代の古典主義と区別して,18世紀中頃の J.ダビッド以降の古典主義を新古典主義と称することもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しん‐こてんしゅぎ【新古典主義】
18世紀後半から19世紀中ごろにかけて、ギリシャ・ローマの古典様式を規範として興った全欧的な美術運動。ダビッドアングルカノーバらが代表者。古典主義。
1900年前後にドイツを中心に興った文芸思潮。自然主義ロマン主義に反対し、古典様式への復帰を主張した。
第一次大戦後、後期ロマン派印象主義への反動として起こった音楽上の傾向。古典派音楽のもつ簡潔な形式美を重んじた。ストラビンスキープーランクらの音楽にみられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しんこてんしゅぎ【新古典主義 neoclassicism】

[建築]
 18世紀中ごろから19世紀初期にかけてのヨーロッパの建築思潮をいう。この時期に,考古学,啓蒙主義哲学を背景に古典古代の建築を模範とした新しい造形規範が形成された。新古典主義の始まりは,1750年代におけるバロック,ロココ趣味の流行に対する反発にあり,より確固とした規範を求めて,古代,とくにギリシア建築への憧憬へと至る。遺跡の発掘実測を通して,スチュアートJ.Stuart,レベットN.Revettによる《アテネの古代遺物》(1757以降)などが出版され,正確な考古学的知識が急速に普及した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しんこてんしゅぎ【新古典主義】
一九世紀末から二〇世紀初頭にかけて、西欧、特にドイツに興った古典への復帰を唱える文芸思潮。ネオクラシシズム。
後期ロマン主義への反動として両世界大戦間に現れた音楽の様式。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

新古典主義
しんこてんしゅぎ
Neoklassizismusドイツ語
1900年前後のドイツ文学思潮。当時主流であった自然主義やホフマンスタールなどの新ロマン主義を否定する立場からシラーやヘッベルを規範として古典的な形式と高貴な倫理性を要請した。とくに戯曲において、人間の自由意志による決断と論理的構成の必要性を強調し、反自然主義的姿勢を明確にした。理論的著作としては、エルンストの『形式への道』(1906)とルブリンスキーの『現代文学の終局』(1908)が代表的な作品。しかしながら理論が先行し、創作の面ではみるべき成果に乏しい。新古典主義を標榜(ひょうぼう)するエルンストやショルツの数多い戯曲にしても、今日では上演されることがない。これらの作家が忘却されるとともに、この思潮も実質的な意義を失い、文学史に名をとどめるにすぎなくなっている。傍流ではあるが、シュミットボンやビンディングのほうが、新古典主義の名称にふさわしい佳作を残している。[丸山 匠]
『山岸光宜著『現代の独逸戯曲 第2』(1927・大村書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しん‐こてんしゅぎ【新古典主義】
〘名〙 一八世紀後半以降のフランスで、ダビッド、アングルらがギリシア・ローマ時代の古典的様式をとり入れようと主張した美術運動。また、二〇世紀初めのドイツやフランスで、エルンスト、ショルツ、ピカソ、ドランらが主張した文学や美術における新しい古典主義をいう。〔尖端語百科辞典(1931)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

新古典主義」の用語解説はコトバンクが提供しています。

新古典主義の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.