Rakuten infoseek

辞書

新体詩抄【しんたいししょう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

新体詩抄
しんたいししょう
詩集。1巻。 1882年8月。正しくは『新体詩抄 初編』。ただし第2巻以下は刊行されていない。外山正一矢田部良吉井上哲次郎共編で,訳詩 14編,創作5編から成り,短歌俳句中心の在来の日本詩歌改良を目指して,「西洋ノ詩」にならった新体詩形 (→新体詩 ) を創始しようと意図した。『シェークスピール氏ハムレット中の一段』『グレー氏墳上感懐の詩』『抜刀隊の歌』などが著名であるが,作品自体の芸術性は乏しく,新詩形を紹介したという意義にとどまっている。なお 84年『新体詩鈔』として再刊された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

しんたいししょう〔シンタイシセウ〕【新体詩抄】
外山正一矢田部良吉井上哲次郎共著の詩集。明治15年(1882)刊。創作詩5編、シェークスピアテニソンなどの訳詩14編からなり、新体詩の始まりとされる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

しんたいししょう【新体詩抄】
1882年(明治15)に丸善から刊行の日本最初の近代詩集。帝国大学(のちの東京大学)の教官外山正一(ゝ山(ちゆざん)),井上哲次郎(巽軒(そんけん)),矢田部良吉(尚今(しようこん))の共著で,3人の序文,翻訳詩14編,創作詩5編から成る。伝統的な短い詩形を近代には不向きなものと断定し,西洋詩の模倣合言葉としたが,用語や発想は短歌を基礎としている。訳詩には《グレイ氏墳上感懐の詩》(尚今訳)や《ハムレット》の独白(第3幕第1場)の競訳(ゝ山と尚今)など注目すべきものがある。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

しんたいししょう【新体詩抄】
詩集。1882年(明治15)刊。外山正一・矢田部良吉・井上哲次郎による新体詩集。創作詩五編と翻訳詩一四編から成る。近代詩型の変革をめざし、その先駆的源流となった。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しんたいししょう ‥シセウ【新体詩抄】
詩集。外山正一・矢田部良吉・井上哲次郎共著。明治一五年(一八八二)刊。翻訳詩一四編、創作詩五編からなる。芸術性に欠けるところはあるが、伝統的な短歌・俳句に代わる新しい詩型を提示し、詩歌の改良を目指した詩史的役割は大きい。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社日本史事典 三訂版

新体詩抄
しんたいししょう
明治前期,新体詩の先駆となった詩集
1882年刊。外山正一・矢田部良吉・井上哲次郎の共著。西洋の詩14編の翻訳と創作詩5編とからなる。形式は七五調

出典:旺文社日本史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
金澤利明 竹内秀一 藤野雅己 牧内利之 真中幹夫
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

新体詩抄」の用語解説はコトバンクが提供しています。

新体詩抄の関連情報

関連キーワード

ボアソナード早稲田大学スティーブンソンマーク・トウェーンワーグナージーモンディルクセンハルゼーフォンタネージプルーイン

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.