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断裂帯【だんれつたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

断裂帯
だんれつたい
fracture zone
大洋底の中央海嶺から出て,それに直交する方向に走る巨大な海底断層崖。東北太平洋には北からメンドシノ断裂帯マレー断裂帯クラリオン断裂帯など,長さ 3000~4000km,垂直変位が 2000~3000mに及ぶ巨大な断裂帯が東西平行に走っており,ハワイ沖まで達している。断裂帯をにして地殻の厚さや重力も異なっており,断裂帯が地殻深くまで及んでいることを示している。断裂帯は中央海嶺でトランスフォーム断層として生じた地殻の不連続が,大洋底の拡大とともに遠くまで及んだものと考えられている。

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岩石学辞典

断裂帯
地殻の最上部地帯で,ここの岩石極限強さ(ultimate strength)よりも軽い重量が加わる状態である[Van Hise : 1896].この条件では岩石は破砕により変形が行われる.

出典:朝倉書店
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世界大百科事典 第2版

だんれつたい【断裂帯 fracture zone】
トランスフォーム断層の延長上の海底に見られる崖状または溝状の細長い地形。中央海嶺を切るトランスフォーム断層上では,ずれ型の地震がしばしば起こるが,その海溝両側の延長上には横ずれは存在しないから地震は起こらない。しかし,断層を隔てた海底の年齢の差は延長上どこまでも続く。水深は海底の年齢が古いほど深いので,断層の延長線上に時には高さ1000mに達することもある崖状の地形ができる。北緯40゜付近の北アメリカ西岸沖からハワイ付近まで約4000kmもほぼ東西に直線的に続いているメンドシノ断裂帯はその典型である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

断裂帯
だんれつたい
海底地形が著しく不連続になっている所。海底地形図をみると、所々で海底が切断されたり、食い違ったりしているようにみえる場所があるが、こうした地帯をいう。断裂帯は一種の大断層であるが、成因は通常の横ずれ断層とまったく異なる。これは、海嶺(かいれい)の中軸谷と直角方向に生じた亀裂(きれつ)が、海洋底拡大とともに成長したものと考えられる。
 東部太平洋でみられる断裂帯は2000~3000キロメートルにわたり直線的で、東西方向にほぼ等間隔で何本も並行して走っており、それらを境に海底に南北で数百メートルの段差がみられ、比高2000~3000メートルに及ぶ海底崖(がい)をなしている所もある。水平方向のずれの量は、地磁気の縞(しま)模様などから数百キロメートルに達すると推定される。大規模な断裂帯は東部太平洋に多くみられるが、同様な構造は各地に存在している。[勝又 護]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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