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【おの】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


おの
battle-ax; ax
(1) 石器時代から使われた人類最古の格闘用武器の一つ。中世ヨーロッパで最も広く使われた武器。短い手斧と,のように長い柄がついた戦斧 pole-axに分れる。 (2) まさかりの小さいもの。石器時代の石斧に始り道具としての歴史は古く,時代や地域,用途により各種の形状がある。

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デジタル大辞泉

おの〔をの〕【×斧】
木をたたき切ったり、割ったりする道具。をもつ楔形(くさびがた)のに、堅い木の柄をつけたもの。よき。

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監修:松村明
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ふ【斧】[漢字項目]
人名用漢字] [音]フ(呉)(漢) []おの よき
大型のおの。「斧鉞(ふえつ)斧斤(ふきん)斧鑿(ふさく)斧正石斧雷斧
[難読]手斧(ちょうな)

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よき【×斧】
小形のおの。ちょうな。
「材(き)を釿(はつ)る―の音」〈露伴五重塔

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デジタル大辞泉プラス

米国の作家ドナルド・E・ウェストレイクのミステリー小説(1997)。原題《The Ax》。

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米国の作家エド・マクベインの警察小説(1964)。原題《Ax》。「87分署」シリーズ。

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日本のポピュラー音楽は男性演歌歌手、北島三郎。1981年発売。作詞:竹内美子絵、星野哲郎作曲:中村千里。

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世界大百科事典 第2版

おの【斧】
木をおもな対象として,倒し,割り,切断し,えぐり,削る工具。戦闘用,祭儀用もある。本体としての斧身(斧頭)と,それを着装する柄とから成る。考古学では,柄から離れた状態の斧身を材質によって石斧青銅斧鉄斧貝斧などとよぶ。 斧には,〈まさかり〉のように斧身の刃と柄とがほぼ平行する狭義の斧(中国語の〈斧〉,英語のaxe)と,のように刃と柄とがほぼ直交する手斧((ちような)。中国語の〈〉,英語のadze)の2種がある。

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ふ【斧】

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大辞林 第三版

おの【斧】
木を切ったり割ったりする道具。刃のついた厚い鉄片に柄をつけたもの。片側にくびれを持つか、刃幅の広いものを「まさかり」という。狭刃せば
[句項目] 斧の柄朽つ

出典:三省堂
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よき【斧】
おの。手おの。 木こりの、山守に-をとられて/宇治拾遺 3

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家とインテリアの用語がわかる辞典

おの【斧】
木を切ったり、削ったりするための木工具木材を大まかに断ち分けるなど、おもに木材加工の初期段階に用いる。また(くい)を作るためにを剥(む)いたり、を払うなどの作業にも使われる。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)


おの
刃物の一種。木を切ったり、割ったり、削ったりするための道具で、主として木工具として使用された。楔(くさび)形の鋭い鋼鉄の刃に、木製の長い柄(え)をつけたもので、鋭く頑丈な刃に対して、反対側の峰(みね)の部分が厚くなっているので、打ちつけたときの破壊力が大きく、太い木材を切ることができる。柄には普通、カシ、ブナ、モミ、クルミなど堅い木が用いられた。なお、小形のものをヨキといい、大形のものを鉞(まさかり)という。
 斧の歴史は古く、人類のつくった最初の道具ともいわれ、その祖形は石器時代の石斧(せきふ)にみられる。石斧は石英、安山岩、玄武岩など堅い石を材料とし、これを打ち割り、あるいは磨いて刃をつけたもので、適当な石のない所では貝殻や大形動物の骨などが用いられた。この刃を柄に結び付けるには、蔓(つる)や縄で結束し、これにゴム状の接着剤などを塗り固める方法がとられた。その後、金属の使用とともに、斧は、まず青銅、次に鉄、最後に鉄合金でつくられるようになった。
 日本では古墳時代に入ると、多量な鉄斧(てっぷ)の出土がみられ、刃の形もいろいろ異なっているが、おもに両端の張り出した扇形のものと、縦長で両面に刃をつけた長方形のものとの2種に大別される。日本では斧はほとんど武器としては使われずに、もっぱら樹木の伐採、木材の切断、建築の部材加工などの重要な工具として発達してきた。こうした斧の形態、用法は『石山寺縁起絵巻』など中世の絵巻物にも多くみられるが、上代から近世まで、大きな変化はなかったと思われる。なお、鉋(かんな)の発明以前、木材の平面を削るのに広く使用された大工道具の一つ、手斧(ておの)(ちょうな)も斧の一種と考えられる。
 一方、斧は古代から中世にかけて、広くヨーロッパ、中国でも、木工用具や信仰・儀礼用の祭祀(さいし)用具として用いられたが、ほかに戦闘用の戦斧(せんぷ)としても用いられた。
 また、斧は多くの民族によって、神の象徴や神器として神聖視され、宗教的儀礼の対象として考えられた。日本でも、伊勢(いせ)神宮の遷宮用材の伐採に先だって木元祭(きもとまつり)が執行され、諏訪(すわ)神社の御柱(おんばしら)の伐採に先だって斧立祭(おのだてまつり)が行われ、杣人(そまびと)は樹木の伐採前に、斧立の作法を行った。さらに、秋の豊作を願う成木責(なりきぜ)めの呪具(じゅぐ)としても用いられ、また、病人の苦痛を断ち切り、魔物を防ぐ呪力あるものとも信じられ、昔話やことわざにも、しばしばその威力が示される。一方、日本以外の地域においても、たとえばエジプト神話では、両刃の斧は礼拝の対象物とされ、マルタやキプロス、その他地中海沿岸地方の有史以前の聖所からは、斧が多数発見されている。また、オーストラリアのある原住民は、祖先の精霊の子を女の体に宿らせるために斧で木や石を打つといわれる。このように斧が神聖視されるところから、斧による占いも行われ、その方法は、斧を森の中へ打ち込んだり、水の中へ投げ込んだりしてなされる。[宮本瑞夫]
『吉川金次著『斧・殺金・鉤』(1984・法政大学出版局)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

おの をの【斧】
〘名〙 木を伐ったり割ったりする道具。頑丈(がんじょう)な刃のある厚い鉄片に、柄(え)をつけたもの。小型のまさかり。よき。
※書紀(720)雄略一三年九月(図書寮本訓)「木(こ)工韋那部真根(まね)石を以て質(あて)と為て斧(ヲノ)を揮(と)り材を斵(けづ)る」

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かり【斧】
〘名〙 斧(おの)をいう。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)七「弓と箭と刀と矟(ほこ)と斧(カリ)と〈略〉羂索とを持たまひたり」

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よき【斧】
〘名〙 斧(おの)。一般的に小形のものをいうが、地域によっては大形のものもいう。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
※曾丹集(11C初か)「春やまにきこる木こりのこしにさすよきつつきれやはなのあたりは」

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