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斟酌【シンシャク】

デジタル大辞泉

しん‐しゃく【×斟酌】
[名](スル)《水や酒をくみ分ける意から》
相手の事情や心情をくみとること。また、くみとって手加減すること。「採点に斟酌を加える」「若年であることを斟酌して責任は問わない」
あれこれ照らし合わせて取捨すること。「市場の状況を斟酌して生産高を決める」
言動を控えめにすること。遠慮すること。「斟酌のない批評」

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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大辞林 第三版

しんしゃく【斟酌】
( 名 ) スル
〔「斟」も「酌」も汲む意〕
相手の事情・心情などをくみとること。 「相手の立場を-して裁定を下す」
手加減すること。手ごころ。 「採点に-を加える」
条件などを考え合わせて、適当に取捨選択すること。 「虚心にこれを-商量すべきことなり/西国立志編 正直
遠慮すること。ためらい。 「 -せず推返おしかえし言へば/五重塔 露伴

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

しん‐しゃく【斟酌】
〘名〙 (水、飲料などをくみ分ける意から)
① 酒などをくみかわすこと。
※本朝麗藻(1010か)下・寒近酔人消〈大江以言〉「仰恩斟酌恩无筭、便識堯樽百姓親」 〔蘇武‐詩四首〕
② あれこれと照らし合わせて取捨すること。参酌(さんしゃく)
※続日本紀‐慶雲元年(704)六月丁巳「令条以外、不雑使、其有関湏一レ守者、随便斟酌、令守備
※随筆・折たく柴の記(1716頃)中「虚費年々に増して、其役にしたがひがたき所あるを以て、時の宜しきところを酌せられしとみえたり」 〔国語‐周語第一〕
③ 先方の事情、心状をよくくみとること。推察すること。忖度(そんたく)
※真俗交談記(1191)「資実暫不其旨。有斟酌気。親経一具可申之由。被誘詞
※太平記(14C後)三六「斯(か)かる事には謀作(ほうさく)・謀計なんども有るぞかし。卒爾にはいかが申し入るべきと斟酌(シンシャク)して」
④ ほどよくとりはからうこと。気をつかうこと。手加減すること。
※小右記‐長和三年(1014)正月二九日「召将監重方、問宿院等祿法。斟酌可行」
⑤ ひかえ目にすること。遠慮。ためらい。辞退。
※極楽寺殿御消息(13C中)第三九条「人の方より物を給り、やくなと承候こと候はば、おほせにしたかうとも、しんしやくあるへし」
※浮世草子・日本永代蔵(1688)六「思ひの外なる薬代、くすしも再三のしんしゃく、取次の人も力を添、銀百枚借て、此医者に家屋敷をもとめさせ」

出典:精選版 日本国語大辞典
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