Rakuten infoseek

辞書

斑銅鉱【はんどうこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

斑銅鉱
はんどうこう
bornite
Cu5FeS4正方晶系鉱物。約 230℃以上では立方晶系。比重 5.06~5.08,硬度3。金属光沢赤色。錆色は青,紫,赤など。条痕は淡灰黒色。高温では輝銅鉱方輝銅鉱との間に連続固溶体を形成する。銅の主要鉱石鉱物

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

はん‐どうこう〔‐ドウクワウ〕【斑銅鉱】
銅と鉄の硫化物からなる鉱物。赤褐色で金属光沢があり、不透明。正方晶系、まれに等軸晶系粒状塊状が多く、空気中で変色して黄・紫色を交え、まだらになる。銅の鉱石ボーナイト

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

はんどうこう【斑銅鉱 bornite】
銅鉱物の一種。成分Cu5FeS4(銅63%)で,斜方晶系,まれに六面体をなすが,一般には塊状・粒状の結晶。モース硬度3,比重5.1。新しい破面は赤銅色であるが,空気中で表面が紫色に変化する。この色の変化が斑状に起こるのでクジャク銅鉱peacock copperとも呼ばれ,斑銅鉱と名づけられている。各種の銅鉱床の二次富化帯に見られ,著しく鉱石の品位を上げる。黄銅鉱CuFeS2が分解し,鉄分は褐鉄鉱として沈殿し,相対的に銅分が濃集した結果生成すると考えられる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

はんどうこう【斑銅鉱】
銅・鉄の硫化鉱物。斜方晶系。銅赤色で金属光沢がある。塩基性岩・接触交代鉱床などに産し、変質して輝銅鉱・黄銅鉱に変わる。銅の鉱石。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

斑銅鉱
はんどうこう
bornite
銅の硫化鉱物の一つ。二次鉱物として黄銅鉱を主とする銅鉱石の地表での分解によって生成され、また初生鉱物として、深~浅熱水鉱床、黒鉱鉱床、接触交代鉱床(スカルン型鉱床)、含銅硫化鉄鉱床などに産する。自形はきわめてまれで産地が局限され、日本ではまだ知られていない。多く塊状で他の銅鉱物とともに高品位銅鉱石を構成する。空気中でただちに変色し、銅赤色から青紫色となる。日本では、兵庫県明延(あけのべ)鉱山(閉山)、徳島県山川町(現、吉野川市)高越(こうつ)鉱山(閉山)、青森県上北(かみきた)郡天間林(てんまばやし)村(現、七戸(しちのへ)町)の上北鉱山(閉山)などが有名な産地であった。英名はオーストリアの鉱物学者ボルンIgnaz von Born(1742―1791)にちなむ。[加藤 昭]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

はんどう‐こう ‥クヮウ【斑銅鉱】
〘名〙 銅・鉄の硫化鉱物。正方晶系。赤褐色であるが、空気中で容易に酸化されて赤紫・青色のまだらが生じる。銅の鉱石。
※風俗画報‐二三四号(1901)鉱脈「専ら富良なる黄銅鉱にして、時々、斑銅鉱、硫銅鉱、黝銅鉱、藍銅鉱等を混じ」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

斑銅鉱」の用語解説はコトバンクが提供しています。

斑銅鉱の関連情報

関連キーワード

斑銅鉱(データノート)ボルン岩銅鉱物

他サービスで検索

「斑銅鉱」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.