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辞書

【ぶん】

デジタル大辞泉

あや【文/×綾】
物の表面に現れたさまざまな形や模様。特に、線が斜めに交わった模様。
特に苦心した、文中の言い回し。含みのある表現や微妙なニュアンス。「言葉の―」
表面的には見えないが、たどると見えてくる社会や世の中の入り組んだ仕組み。裏表。「人生の―」
(綾)いろいろな模様を織り出した絹織物。あやおり。あやおりもの。

出典:小学館
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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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ふみ【文/書】
文字で書きしるしたもの。文書。書物。
「様々の―を作りし中にも」〈鴎外舞姫
手紙。書状。「急ぎの―」「恋―」
学問。特に漢学
「明けがたに―など講じて、とく人々まかで給ふ」〈・鈴虫〉
漢詩。
「―作らせ給ふべき心まうけに、博士なども」〈総角

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ぶん【文】
文字で書かれたまとまった一連の言葉。文章。また、詩文。「巧みな」「をつづる」
文法上の言語単位の一。一語またはそれ以上の語からなり、ひと区切りのまとまりある考えを示すもの。文字で書くときは、ふつう「 。」(句点)でその終わりを示す。センテンス。
学芸。学問。文事。「武両道」⇔
外見を美しくするための飾り。あや。もよう。
「すなほなるを賤しくし、―を尊ぶ故に、人、―を学でいつはり多し」〈米沢本沙石集・一〇末〉

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ぶん【文】[漢字項目]
[音]ブン(漢) モン(呉) [訓]ふみ あや
学習漢字]1年
〈ブン〉
模様。あや。飾り。「文質文飾文身(ぶんしん)
言葉を写す記号。文字。「籀文(ちゅうぶん)篆文(てんぶん)甲骨文
文字で書き記したもの。言葉・文章・手紙・書物など。「文案文意文学文芸文献文庫文才文書文通文面悪文案文韻文漢文原文構文作文散文詩文序文条文拙文全文短文売文美文名文訳文例文論文
学問・芸術・教養など。「文化文官文教文人文武文物人文
「文学」「文科」などの略。「文博国文
〈モン〉
あや。「文様衣文(えもん)地文(じもん)縄文天文斑文(はんもん)無文
文字。「説文
言葉。文章。「文句文言(もんごん)願文経文祭文呪文(じゅもん)証文誓文注文本文古文書(こもんじょ)
昔の貨幣や、足袋などの大きさの単位。「文数/一文銭二束三文
[補説]1は「」と通用する。
〈ふみ(ぶみ)〉「恋文矢文
[名のり]あき・いと・とも・のぶ・のり・ひさ・ひとし・ふむ・み・や・やす・ゆき・よし
[難読]文色(あいろ)文目(あやめ)文身(いれずみ)倭文(しず)文月(ふづき)文机(ふづくえ)

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もん【文】
《中国、唐の開元通宝1枚の重さが1匁(もんめ)あったところから》銭貨の個数・貨幣単位。1貫の1000分の1。「早起きは三の徳」
寛永通宝の一文銭を並べて数えたところから》足袋底の長さの単位。ふつう、1文は約2.4センチ。靴・靴下にも用いる。
文字。また、文章。ぶん。
「史書の―をひきたりし」〈徒然・二三二〉
呪文(じゅもん)。経文(きょうもん)。
「口に―を呪したるに」〈太平記・二四〉

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もん【文/聞】[漢字項目]
〈文〉⇒ぶん
〈聞〉⇒ぶん

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世界大百科事典 第2版

ぶん【文】
日常生活では〈文〉と〈文章〉とをあいまいに使うことが多いが,言語学などでは,英語のsentenceにあたるもの(つまり,文字で書くとすれば句点ピリオド疑問符感嘆符で締めくくられるおのおの)を文と呼び,文が(あるいは後述の〈発話〉が)連結して内容のあるまとまりをなしたものを文章(テキスト)と呼んで区別する。文とは何かについては,文法学者の数だけ定義があるといわれるほどで,とりわけ日本の国語学では,ただ定義を論じるのみならず,文の文たるゆえんを問おうとするようないささか哲学的な論議も従来から盛んに行われてきた。

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大辞林 第三版

ぶん【文】
言語単位の一。思考や感情を言葉で表現する際の、完結した内容を表す最小の単位。多くは複数の文節によって構成されるが、「待て」「さようなら」のような一語文もある。文字で表す場合には、通常、文の切れ目に句点「。」を打つ。センテンス。文章。
複数の文から構成され、あるまとまった思想を表したもの。文章。 「 -を練る」
(武に対して)学問・文芸など。 「 -を修める」
[句項目] 文は人なり 文を属す

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もん【文】
〔呉音〕
昔の貨幣の単位。一貫の千分の一。
〔もと、一文銭を並べてはかったことから〕 足袋や靴の大きさの単位。一文は約2.4センチメートル
字。文字。 「常住といふ二つの-を聞くに、即ち天に生まる/三宝絵詞
文章。文句。 「紫の朱うばふことを悪むと云ふ-を御覧ぜられたき事ありて/徒然 238
呪文じゆもん。経文。 「活々の-を唱へ/狂言・磁石」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


ぶん
sentence
単語とともに言語の基本的概念であるが,その定義はさまざまで定説はない。日本でも,陳述,統一性,完結性などを有するものと説かれてきたが,現在では,音形の面でイントネーションによってまとめられ,意味の面で完結しており,文法面で一つの独立した統合体となっているものといってよいであろう。一方,変形生成文法においては,文とは何かを問わず,いきなりS (センテンス) を立て,Sから一定の規則で生成されるものをすべて文としている。伝統的に,内容のうえから,平叙文疑問文命令文などに分類され,また,形のうえから,単文 (主述関係を1つだけ含むもの) ,重文 (単文が2つ以上等位接続詞で結合されたもの) ,複文 (従属節を含むもの) に分類される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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精選版 日本国語大辞典

ぶん【文】
〘名〙
① 外見を美しく見せるためのかざり。もよう。あや。
※新撰和歌(930‐934)序「抑夫上代之篇。義尤幽而文猶質」 〔礼記‐楽記〕
② 文章。また、詩文。転じて、それらを集めた書物。
※古事記(712)序「文(ぶん)を敷き句を構ふるに」
③ 文学。学問。学芸。また、これらを励み修めること。
※保元(1220頃か)上「文にも非ず、武にもあらぬ四宮に、位を越られて」 〔書経‐大禹謨〕
④ みやびやかなこと。はでなこと。文雅。
※国歌八論(1742)歌源「故に古事記・日本紀の歌よりは文にして、古今集の歌よりは質なり」 〔論語‐雍也〕
⑤ 格言。成語。また、典拠。
※保元(1220頃か)中「非常の断は、人主専らにせよと云ふ文有り」
いれずみをすること。いれずみで飾ること。
※造化妙々奇談(1879‐80)〈宮崎柳条〉二編「仲雍髪を断(きっ)て身を文(ブン)にす」
⑦ 「ぶんかん(文官)」の略。
※令義解(718)公式「五衛府。軍団及諸帯仗者。為武。自余並為文」
⑧ 文法上の言語単位の一つ。文章・談話の要素。単語または文節の一個または連続で、叙述・判断・疑問・詠歎・命令など話し手の立場からの思想の一つの完結をなすもの。定義には諸説ある。西洋文法では、主語・述語を具えることが文成立の条件とされることがあるが、日本文法では必ずしもそれによりがたい。文章。センテンス。〔広日本文典(1897)〕

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もん【文】
〘名〙
① 仏教の経文の一節や呪文のこと。
※観智院本三宝絵(984)中「諸の智徳名僧おどろきあやしみて、各文を出て問心みるに」
※太平記(14C後)二四「虚空に向ひ目を眠り、口に文(モン)を呪したるに」
② 経文以外で、よりどころとなるような、権威ある文章・文句。また、文字、文句。
※観智院本三宝絵(984)下「其間にあやしく妙なる事多かれども、文におほかれば、しるさず」
③ 銭貨の個数単位。のちに貨幣単位にもなった。中国に始まり日本にそのまま伝えられ、明治四年(一八七一)新貨条例により廃止された。もともと、唐の開元通宝一枚の重さが、一匁(もんめ)あったところからいう。一貫の千分の一に当たる。
※正倉院文書‐神亀三年(762)山背国愛宕郡雲上里計帳「輸調銭参拾陸文」
浮世草子・日本永代蔵(1688)二「一つは弐文、二つは三文に直段を定め」
④ (一文銭を並べて数えたところから) 足袋の底の長さをはかる単位。一文は約二・四センチメートル。靴や靴下などにも通じて用いる。
※浮世草子・好色二代男(1684)七「美人両足は、八文(やモン)七分に定まれり」

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