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敷金【しききん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

敷金
しききん
土地,建物など不動産の賃貸契約の際に賃料支払いなど借主の債務を担保するため,借主から貸主に対して交付される金銭をいう。その性質については,民法にはあまり明確な規定がないが,一般には,次のような効果が認められる。第1に,契約期間中に債務不履行があったとき,金が当然債務の支払いに充当されるのではなく,貸主は債務の履行を求めることができる。第2に,契約が終了したときは債務不履行があればその額を除いて,なければ敷金の全額を返還しなければならない。第3に,契約期間中に貸主が交代しても,敷金は新貸主に引継がれる。したがって借主は契約終了時の新貸主にその返還を求めることができる。

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デジタル大辞泉

しき‐がね【敷金/敷銀】
敷金(しききん)」に同じ。
「―にして物を売るとも」〈浮・永代蔵・五〉
「入聟(むこ)の―にて此の家を継がすべき事をたくみ」〈浮・懐硯・五〉

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しき‐きん【敷金】
不動産、特に家屋賃貸借にさいして賃料などの債務の担保にする目的で、賃借人賃貸人に預けておく保証金。しきがね。
江戸時代、市場の取引の手付金。
江戸時代、問屋が生産者または小売店に前渡しした貸付金。仕入れ銀。
婚姻などの際の持参金。しきがね。

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世界大百科事典 第2版

しききん【敷金】
不動産の賃貸借契約を締結する際に,賃借人から賃貸人に授受される金員で,賃借人の賃料支払債務を担保する意味をもつ。額は賃料の2ヵ月分とか6ヵ月分というかたちが多い。古くから行われているもので民法にも規定がある(316条,619条2項)。賃貸借契約終了時に,賃料債務の延滞未払分がなければ全額が返還され,未払分があれば,それに充当し,その残額が返還される。未払賃料に充当するための預り金であるが,賃貸人は,敷金を消費することができ,計算上返還分があれば,自己の金員から返還する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

しききん【敷金】
不動産の賃借人が賃料の支払いの保証のために賃貸人に預けておく金銭。賃借人に債務の未払いがない限り賃貸借契約の終了の際に返還される。古くは広く売買契約その他の保証金や礼金をもいった。しきがね。 → 権利金

出典:三省堂
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家とインテリアの用語がわかる辞典

しききん【敷金】
家屋などの不動産の賃貸借で、賃借人が賃料などの債務の担保として賃貸人に渡す金銭。契約解除の際に、賃借人が賃貸人にかけた損害があればその分を差し引き賃借人に返還される。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)

敷金
しききん
家屋や土地の賃貸借に際して賃料の支払いやその他の賃貸借契約上の債務(たとえば借家人がその借家に損害をかけた場合の損害賠償債務)を担保する目的で借り主から貸し主に交付される金銭。この金額は、当事者間の契約によって定まり、とくに基準はないが、賃料月額の整数倍の金額とすることが多い。民法は、敷金の性質についてはなにも定めていないが、契約終了の際に借り主に債務不履行があればその額が当然に減額され、債務不履行がなければ全額が借り主に返還されるものと解されている。[竹内俊雄]

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精選版 日本国語大辞典

しき‐きん【敷金】
〘名〙
江戸時代、市場取引での証拠金・手付金敷銀。しきがね。
※西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一一「英吉利の商官が、前びろから敷金(シキキン)をして上物は他国の者の手に渡さずに引あげてしまった」
② 江戸時代、問屋生産者・配給者に渡した前貸金。仕入金。
③ 倉庫の保管料。倉敷料。
④ 謝礼の金。礼金
※浄瑠璃・朝長(1637)一「みかどゑいらんましまして、しき金百両下され候へば」
⑤ 不動産、特に家屋の貸借の際に、借主が契約上の債務を担保する目的であらかじめ貸主に差し出す金銭。家賃の滞納などがなく、賃貸借が無事終了した際には、貸主はこれを返還しなければならない。しきがね。
※うつせみ(1895)〈樋口一葉〉一「敷金(シキキン)三月分」
⑥ 婚姻の際の持参金。敷銀。しきがね。
※談義本・艷道通鑑(1715)一「敷金持て来る女房は夫を尻に敷くから」

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