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【すう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典


すう
number
文法用語。数 (かず) に関連のある概念が,体系的な語形替変として実現しているとき,その文法範疇を数 (すう) という。単数複数をもつ言語が最も一般的であるが,サンスクリット語などインド=ヨーロッパ語族の古い段階には両数 (双数) dualがみられる。オーストロネシア語族には,三数,四数をもつ言語も存在する。普通,単数は単一性,複数は2個以上,両数は両手 (足) など1対をなすものを表わすとされるが,厳密には各言語ごとに精査する必要がある。たとえば,トルコ語やアイヌ語などでは,「単数」は1つのまとまりをもったもの,「複数」は個々ばらばらのものとして把握されるようである。なお,日本語や中国語には,文法的範疇としての数は認めないのが普通であるが,人称代名詞の場合は,「-ら」「-たち」,-men (們) などの接合した「複数形」をそなえている。

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すう
number
さまざまな対象の集りのなかに含まれるその個数。より一般にはその量をはかるために,人間の知性が創造した思弁的存在。まず自然数として出発したが,さらに進んで「負」の数や無理数虚数が加えられ,また無限集合の概念を得て無限集合をはかる「数」までも考えられるようになった。通常は,四則のような演算があるわけであるが,複素数よりも,さらに交換法則の成り立たない四元数,さらに結合法則も成り立たない八元数を考えることもある。

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デジタル大辞泉

かず【数】
[名]
物の順序を示す語。また、その記号。数字。「二けたの
個々の事物が、全体または一定の範囲で、いくつ(何回)あるかということを表すもの。数量。「参加者のを数える」「多い候補者から選ぶ」「が合わない」「はしたの
数量や回数が多いこと。多数。「ある作品の中から選ばれる」「をこなさないと間に合わない」「で押し切る」「を頼む」
価値あるものとして取り立てて認められる範囲。また、その範囲に入るものとして価値を認められるもの。「こんな苦労は物のに入らない」
同類として数えたてられる範囲。仲間。「亡きに入る」「正選手のに加える」「子供はに入らない」
(多く「の」を伴って)種類などの多いこと。いろいろ。
「―の仏を見奉りつ」〈栄花・鳥の舞〉
[接頭]名詞に付いて、粗末な、ありふれた、安価な、などの意を表す。「扇」「雪駄」
[下接語]頭数・稲(いな)数・忌み数色数御(お)数数々句数口数・鞍(くら)数・言葉数字数品数手数亡き数場数番数日数人数間(ま)数物数物の数矢数家(や)数

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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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す【数】[漢字項目]
すう

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すう【数】
もののかず。ものの多少を表す概念。「一定のに満たない」
数をかぞえること。計数。「に明るい」
物事の成り行き。情勢。また、めぐりあわせ。運命。
「美術の次第に衰うるは天の―なり」〈逍遥小説神髄
自然数およびこれを順次拡張した、整数有理数実数複素数などの総称。
インド‐ヨーロッパ語で、名詞・代名詞・形容詞・冠詞・動詞の語形によって表される文法範疇(はんちゅう)。一つのものには単数、二つ以上のものには複数を区別する。その他、言語によっては双数・三数・四数もある。日本語には、文法範疇としては存在しない。
数をかぞえる語の上に付いて、2、3か5、6ぐらいの数量を漠然と表す。「組」「ページ」「メートル」→数名

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すう【数〔數〕】[漢字項目]
[音]スウ(慣) (漢) シュ(呉) [訓]かず かぞえる しばしば
学習漢字]2年
〈スウ〉
かず。「数学数字数量回数偶数計数件数算数指数小数少数整数総数多数代数点数同数人数(にんずう)複数分数
かぞえること。計算。「無数
幾つかの。「数個数次数人数年・数百」
めぐりあわせ。運命。「数奇(すうき)命数
はかりごと。たくらみ。「術数
「数学」の略。「理数科」
〈ス〉かず。「人数(にんず)
〈かず〉「数数(かずかず)頭数口数手数場数
[名のり]のり・ひら・や
[難読]数多(あまた)数数(しばしば)数珠(じゅず)数奇(すき)数奇(さっき)数寄(すき)

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世界大百科事典 第2版

すう【数 number】
〈かず〉ともいう。数学で単に数という場合,複素数を意味するが,もっと狭く,実数に限定した意味に用いられることもよくある。おおまかに分類すれば次のようになる。また代数的数の概念に関連して次の分類もある。また実数の分類には次の二つもある。
[数概念の発達]
 数概念の出発は,個数を数えることから自然数の概念に到達することであり,いろいろな古代文明において,その段階には到達していた。次の段階は正の分数であるが,この発展については地域による差が大きかった。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

すう【数】
言語学の用語。文法的カテゴリーの一つで名詞等にみられる。現実世界での数(かず)の違いに対応して名詞等がその形態をかえる現象は多くの言語にみられる。通常それらの言語では〈数えられるもの〉と〈数えられないもの〉とが区別され,数(すう)の区別は原則として前者において問題となる。 最も広くみられるのは単数―複数という体系である。英語でdog―dogs,book―booksは単数―複数の対立を示し,〈1〉対〈1より多〉という内容をもつ。

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かず【数】

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大辞林 第三版

かず【数】
[1] ( 名 )
物の多少や順序を表す言葉。一、二、三の類。また、それを表す文字。
物の数量。 「人の-を数える」 「 -が合わない」
数量の多いこと。古語では多く「かずの」の形で使われる。 「 -をこなす」 「 -ある作品中の名作」 「今我等-の仏を見奉りつ/栄花 鳥の舞
数えあげるほどに価値のあるもの。下に打ち消しの語を伴っていう場合が多い。 「物の-でない」 「物の-にも入らない」
あるものを構成する、同類の仲間。 「亡き-に入る」 「この御殿移りの-の内には交じらひ給ひなまし/源氏 玉鬘
数を数える時に、しるしとして使う物。特に、勝負の点数を数える時の串など。 「 -には、榛とかやいふなる木の枝にかねの鵯鳥をぞすゑし/たまきはる」
( 接頭 )
〔近世語〕 名詞に付いて、ありふれた、安っぽい、粗末な、などの意を表す。 「 -扇」 「 -具足」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

すう【数】
物のかず。 「利用者の-をかぞえる」 「参加者-」
物をかぞえる場合の基礎になる概念。狭義には自然数をさすが、これを拡張した整数・有理数・実数・複素数などをさす場合がある。
インドヨーロッパ語などに見られる文法範疇はんちゆうの一。単数・複数のほかに、二つそろって一単位となる双数(両数)、三つそろわなければならない三数、四つの四数などがある。特にインドヨーロッパ語においては名詞、代名詞などに備わっており、一致などに重要なかかわりをもつ。 「性・-・格による語形変化」
数をかぞえること。計数の観念。 「 -に明るい」
物事の成り行き。動向。 「勝敗の-は、戦はずして既に明かである/此一戦 広徳
運命。めぐりあわせ。 「測り難きの-を畏れて、巫覡卜相の徒の前に首を俯せんよりは/運命 露伴
[句項目] 数が知れる

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精選版 日本国語大辞典

かず【数】
[1] 〘名〙
① 一、二、三…など物の順序を示す呼び名。序数。また、数を表わした文字。数字。
② 物の数量や分量などを示す呼び名。物を一つ一つ数えたもの。数量。すう。
※万葉(8C後)一二・二九九五「逢ふよしの出で来るまでは畳薦(たたみこも)(へだ)て編む数夢(いめ)にし見えむ」
③ 数量や回数、種類が多いこと。かずかず。たくさん。いろいろ。「かずの」の形で用いられる場合が多い。
※栄花(1028‐92頃)鳥の舞「今我等かずの仏を見奉りつ。これおぼろけの縁にあらず」
④ 多くの物の中で、特にとりたてて数えあげる価値のあるもの。物のかず。→かず(数)ならず
源氏(1001‐14頃)須磨「たかき人は、われを何のかずにもおぼさじ」
⑤ 定まった数。定数。定員。また、ある範囲にはいる人。仲間。
※落窪(10C後)四「おとな卅人、わらは四人、下づかへ四人なん、ゐてくだるかずに定めたりける」
⑥ (籌) 数とりの道具。点数などを数える勝負事の時、串や枝などを、勝ち負けのしるしとして、数さしに突きさすもの。
※拾遺(1005‐07頃か)雑賀・一一六三「苔むさば拾ひもかへむさざれ石の数をみなとるよはひいくよぞ〈よみ人しらず〉」
[2] 〘接頭〙 名詞の上に付けて、数が多い、安っぽい、粗末な、の意を表わす。「かず扇」「かず雪踏」「かず長櫃」など。
※俳諧・江戸十歌仙(1678)一〇「ばくちに成し小男鹿の角〈芭蕉〉 数芝ゐぬれてや袖の雨の花〈春澄〉」

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かず・う かずふ【数】
〘他ハ下二〙 (「かぞふ」の母音交替形とも、名詞「かず(数)」にひかれた形ともいわれる) =かぞえる(数)
※源氏(1001‐14頃)夕顔「なにがしくれがしとかずえしは」

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かずえ かずへ【数】
〘名〙 (動詞「かずう(数)」の連用形の名詞化) かぞえ入れること。また、かぞえられるもの。かぞえ。員数。仲間。
※宇津保(970‐999頃)楼上上「このかずゑのうちにはいらず」

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かず・ゆ【数】
〘他ヤ下二〙 (ハ行下二段動詞「かずふ」から転じて、室町ごろから用いられた語。多くの場合、終止形は「かずゆる」) =かぞえる(数)
※玉塵抄(1563)二「高い位ひくい位いかほどあるとかすゆる(〈注〉かそう)ぞ」

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かぞ・う かぞふ【数】
〘他ハ下二〙 ⇒かぞえる(数)

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かぞえ かぞへ【数】
〘名〙 (動詞「かぞえる(数)」の連用形の名詞化)
① 仲間のうち、ある範囲の人かずのうち。かず。
② 白拍子や今様などの歌謡をうたうこと。また、そのうたい方。
※和泉往来(平安末)「向前の薬師鳴戸之今様歌の曲の校(カソヘ)此彼古躰なり」
③ かぞえの年。かぞえ年。
※私の浅草(1976)〈沢村貞子〉紅い鼻緒「あれは、かぞえ十五のときだった」

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かぞ・ゆ【数】
〘他ヤ下二〙 (ハ行下二段動詞「かぞふ」から転じて、室町頃から用いられた語。多くの場合終止形は「かぞゆる」) =かぞえる(数)
※天草本平家(1592)一「ユビ ヲ ヲッテ cazoyureba(カゾユレバ)

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すう【数】
〘名〙
① 物の順序や数量などを示す呼び名。かず。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
※妾の半生涯(1904)〈福田英子〉一四「女子に適切なる職業に至りては其数(スウ)極めて少なし」 〔礼記‐王制〕
② 三、四か、五、六など、いくつかの数量を漠然と表わす語。数えきれるくらいのかず。また、特にとりあげて数えられるほどの価値。→数が知れる
③ 中国における六芸(りくげい)の一つ。数学。算術。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕 〔周礼‐地官・大司徒〕
④ 数学で、狭義には自然数のこと。また、整数、有理数、実数、複素数などをさすこともある。
※無窮(1899)〈国木田独歩〉「無窮無限といふことを説明するには勢ひ数(スウ)の連続を説くを要す」
⑤ 運命。天命。天運。
※古活字本毛詩抄(17C前)七「聖人以男女を合せ、天の数を極てするぞ」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「しかも其名甚はだ高く、その数甚だ奇なり」 〔書経‐大禹謨〕
⑥ 自然のなりゆき。理勢。情勢。
※当世商人気質(1886)〈饗庭篁村〉一「勝敗は常の数なり」

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