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散瞳【さんどう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

散瞳
さんどう
mydriasis
瞳孔が拡大すること。瞳孔括約筋麻痺による場合と,瞳孔散大筋けいれんによる場合とがある。前者は,動眼神経麻痺,副交感神経麻痺剤 (アトロピンホマトロピン,ミドリンなど) の点眼,外傷緑内障などが原因で起り,瞳孔は極度に拡大し,対光反応と輻輳反応が消失する。後者は交感神経刺激剤 (コカイン,塩酸フェニレフリンなど) の点眼,驚いたときなどに起り,瞳孔は中等度に拡大し,対光反応も輻輳反応も存在する。ほかに臨終の際にも現れる。

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デジタル大辞泉

さん‐どう【散瞳】
瞳孔散大した状態。生理的には暗い所で起こり、病的には脳内出血緑内障などで起こる。⇔縮瞳

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

さんどう【散瞳】

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大辞林 第三版

さんどう【散瞳】
瞳孔が径4ミリメートル 以上に散大すること。また、散大した状態。正常な眼では暗転や驚き・痛みなどの刺激で起こり、病的には緑内障などで起こる。 ⇔ 縮瞳

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

散瞳
さんどう
瞳孔が大きくなった状態をいう。瞳孔は、暗い所や、驚き、悲しみ、痛みなどで反射的に散瞳する。年齢的にも新生児や老人では小さく2ミリメートルぐらい、20歳前後で最大の4~6ミリメートルとなる。瞳孔の大きさは瞳孔括約筋と瞳孔散大筋の相互作用で変化し、前者は副交感神経、後者は交感神経に支配されている。病的散瞳は瞳孔括約筋の麻痺(まひ)や散大筋のけいれんでおき、実際には動眼神経麻痺、頭部や眼の外傷、脳内出血、脳腫瘍(しゅよう)、各種中毒、緑内障の急性発作などでおこる。また、副交感神経麻痺剤(アトロピン、サイプレジン、ミドリンなど)や交感神経刺激剤(アドレナリン、ネオシネジンなど)の点眼で散瞳がおこる。これら散瞳薬は眼底検査や子供の屈折矯正、虹彩(こうさい)毛様体炎の治療に使われる。[小暮美津子]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

さん‐どう【散瞳】
〘名〙 瞳孔が散大すること。暗い所では多量の光を進入させるため生理的に散大するが、病的には瞳孔括約筋が麻痺したり、瞳孔散大筋がけいれんしたりすると起こる。瞳孔拡大。
※長い長い眠り(1960)〈結城昌治〉一「眼科で硫酸アトロピンとして、散瞳(サンドウ)用によく使っています」

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