Rakuten infoseek

辞書

故実【こじつ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

故実
こじつ
儀式,典礼,行事,法制,服飾,軍陣などの規定,古例,習慣で,最も模範的な例証をいう。普通,有職 (ゆうそく) 故実と呼びならわされているが,有職とは公家故実を,故実とは武家故実をさす場合が多い。平安時代中期以降,宮廷中心の年中行事が盛んになると,その作法や先例などが重んじられ,九条 (藤原師輔) ,小野宮 (藤原実頼) ,西宮 (源高明) の三大源流が生れ,『西宮記』『北山抄』などの公家故実書が著わされた。このような傾向は武家にも及び,室町時代には伊勢,小笠原の両氏が武家の故実を司り,江戸時代には吉良,畠山などの5家が高家として,武家故実の伝承にあたった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

こ‐じつ【故実】
《古くは「こしつ」とも》昔の儀式・法制・作法などの決まりや習わし。先例となる事例。「有職(ゆうそく)故実

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

こじつ【故実】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

こじつ【故実】
〔古くは「こしつ」とも〕
儀式・法制・作法・服飾などの古い規定や習慣。後世、特に武家社会の先規・先例のみをさすことがある。 → 有職ゆうそく

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

故実
こじつ

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

こ‐じつ【故実】
〘名〙 (古くは「こしつ」)
① 儀式、法令、軍陣、作法などの先例と、先例となるに足りる事例。また、それに通暁して、実状に照合し、先例の適否の判断能力のある人。
※類聚国史‐七四・冬至・弘仁一三年(822)一一月丁巳「践長之慶非故実。延祚之義。抑有前聞
※徒然草(1331頃)九九「たやすく改められがたき由、故実の諸官等申しければ」 〔国語‐魯語〕
② 心得ておくべきこと。
※正法眼蔵随聞記(1235‐38)六「学道の用心と云ふは、わが心にたがへども、師の言葉、聖教のことばならば、暫く其れに随って、本の我見を捨てて改めゆく、此の心、学道の故実也」
③ 猶予すること。免除。
※大乗院寺社雑事記‐寛正六年(1465)一一月六日「祈祷中事尤可故実事歟」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

故実」の用語解説はコトバンクが提供しています。

故実の関連情報

他サービスで検索

「故実」のスポンサー検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE GROUP, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.