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政党政治【せいとうせいじ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

政党政治
せいとうせいじ
party politics
政党を基軸にして展開される政治。「現代政党政治の時代」とか「政党は現代政治の生命線」「現代の政治は政党体制」などという表現が示唆しているように,普通選挙権が実現して膨大な市民政治過程に参入するようになって以後,ほとんどの国で政党政治が展開されるようになっている。政党政治の空間は,(1) 国内政治システムのなかの政党,(2) 政治システムとしての政党,(3) 国際政治システムとしての政党,である。一党制システムでは政党は全体であり,その意味で政党国家システムと呼べる。複数政党制を採用している国では政党は部分であり,政権交代の可能性が重要な成立要件となる。一般的には後者を政党政治システムと呼ぶ。

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デジタル大辞泉

せいとう‐せいじ〔セイタウセイヂ〕【政党政治】
複数の政党が存在し、議会における相互のかけひきや活動を通じて行われる政治。

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世界大百科事典 第2版

せいとうせいじ【政党政治 party government】
議会内の多数派あるいは有権者中の多数者の支持をうけた政党が政権を担当し,また議会の運営が政党をにしておこなわれるなど,政治の運営において政党が主導的な役割を担う政治のあり方をいい,独裁政治,官僚政治などと対比される。現代民主政治は一般に政党政治として展開され,民主政治=議会政治=政党政治といった関係が成り立っている。
欧米における歴史】
このような形態の政治が発達してきたのは,およそ18世紀から19世紀にかけての時期で,議会政治の母国イギリスでは,17世紀後半来のトーリー党ホイッグ党対立のなかから,議会内の多数党政府を担当するという慣行がしだいに発展した。

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大辞林 第三版

せいとうせいじ【政党政治】
狭義には、政党間の自由な競争により多数の国民の支持を得た政党が内閣を組織する政治形態。広義には、政党を中心に、その相互作用によって展開される政治。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

政党政治
せいとうせいじ
party government
狭義では、議会内多数派を制する一つもしくは二つ以上の政党が政権を形成・担当する政治(単独政権、連合政権)。広義では、政党を基軸にして展開される政治。権力(政権)、議会、選挙のレベルで市民意思を背景にした政党間相互作用が繰り広げられる政治。現代政治は、その作動スタイルに相違はあるが、おしなべて政党政治であり、政党は、〔1〕利益の集約機能、〔2〕政治的補充機能、〔3〕議会政治運営機能、〔4〕政権担当機能(統治機能)を遂行しながら、現代政治の運命を支えている。
 政党政治が展開される枠組みを政党制という。政党制は、政党の数、各党の相対的規模、政党間距離、イデオロギーへの感情移入度、運動の方向、競合の存・否、政権交代軸の数と位置を基準に、七カテゴリーに分類できる(G・サルトーリ)。政党=国家システム 〔1〕一党制(旧ソ連、中国)、〔2〕ヘゲモニー政党制(ポーランド、メキシコ)。政党政治システム 〔3〕一党優位政党制(1955年以後の日本、インド)、〔4〕二党制(イギリス、アメリカ)、〔5〕穏健な多党制(ドイツ、スウェーデン)、〔6〕分極的多党制(ワイマール・ドイツ、イタリア)、〔7〕原子化政党制(マレーシア)。
 政党政治を生み出したものは、産業革命と選挙権拡大(代議政治の確立)であった。普通選挙権闘争の結果、政治過程に膨大な大衆が参入したとき、政治はなによりも「民意への対応力」が要請されることになった。政党は市民と権力を連結する媒介装置として定着し、集票能力を高めるために自らを構造強化した(組織政党・外部指向政党への脱皮)。19世紀のイギリスが今日の政党政治を先導した。
 政党が政治過程の主導権を握る政治であるため、駆動力たる政党が近代化(組織の近代化、政策の近代化、党財政の近代化)に失敗したときには、「数の論理」「強行採決の論理」が政治を支配し、民意対応力を喪失した金権腐敗政治に転落しやすい。[岡沢憲芙]

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精選版 日本国語大辞典

せいとう‐せいじ セイタウセイヂ【政党政治】
〘名〙 二つ以上の政党が共同で、または相互に交替して、政権を担当していく政治。イギリス、アメリカのような二大政党制が典型的。一党制は独裁政治の別名。
※雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「英国などの政党政治も、此の競争心を実地に利用するまでにて」

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