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【ホウ】

デジタル大辞泉

ほう【放】[漢字項目]
[音]ホウ(ハウ)(呉)(漢) [訓]はなす はなつ はなれる ほうる
学習漢字]3年
外に向けて出す。はなつ。「放火放散放射放出放送放逐放電放流追放
束縛を解いて自由にする。「放免開放解放釈放
思うままにする。ほうっておく。「放言放縦(ほうしょう・ほうじゅう)放置放蕩(ほうとう)放任放漫豪放粗放奔放
(「抛(ほう)」の代用字)ほうり投げる。「放棄放物線
[名のり]ゆき・ゆく

出典:小学館
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編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

ほう【放】

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精選版 日本国語大辞典

はが・す【放】
〘他サ四〙 未詳。「はなつ(放)」の上代東国方言で放牧する意か。一説に「はがす(剥)」かとも。
万葉(8C後)二〇・四四一七「赤駒を山野に波賀志(ハガシ)捕りかにて多摩の横山徒歩(かし)ゆか遣らむ」

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はが・つ【放】
〘他タ四〙 はがす。こわす。→ひはがつ

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はなし【放】
素〙 (動詞「はなす(放)」の連用形から) 動詞の連用形に付いて、その動作を行なったままで放置しておく意をあらわす。近世から明治初期頃までは、連濁して「…ばなし」の形をとることも多かったが、近時は、前に促音が挿入されて、「…っぱなし」の形をとることが多い。
※歌舞伎・桜姫東文章(1817)五幕「この坊様を殺しばなしでもよいかえ」
当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一〇「どうも車の乗ッ放(パナ)しで、無言で逃るといふ訳にもいくまい」

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はなち【放】
〘名〙 (動詞「はなつ(放)」の連用形の名詞化) はなすこと。また、はなされたもの。
※中華若木詩抄(1520頃)中「蒼生とは、民のもとどり、はなちにしている、髪のあをいを云ぞ」

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はな・つ【放】
〘他タ五(四)〙
① くっついている状態のものを、解いて分ける。その対象から引きはなす。はなす。
※東大寺本成実論天長五年点(828)一二「鉾をすてて手より離(ハナツ)が如し」
※源氏(1001‐14頃)須磨「御衣はまことに身はなたずかたはらに置き給へり」
② 人や物などを、一定の場所や位置などから遠ざける。引きはなす。はなす。
(イ) 離れた別の場所に行かせる。遠い地域や地方などへやる。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「兵衛の尉賜はり給て、あて宮を呼びはなち奉り給て」
(ロ) 遠ざける。見捨てる。近くにあることを嫌って引きはなす。
※源氏(1001‐14頃)夕霧「なほ近くて、なはなち給ひそ、かく山深く分け入る志は隔て残るべくやは」
(ハ) 放置する。はなれたままの状態にしておく。放っておく。
※源氏(1001‐14頃)宿木「さらにかかる消息あるべき所にもあらずと宣はせはなちければ、かひなくてなん嘆き侍りける」
(ニ) 捕えられたり、つながれたりしている動物などを自由にしてやる。逃がす。
※万葉(8C後)三・三二七「わたつみの沖に持ち行きて放(はなつ)ともうれむそこれがよみがへりなむ」
※宇治拾遺(1221頃)一三「童部に打せずして、賀茂川にはなちてよ」
(ホ) 追放する。流罪に処する。
※宇治拾遺(1221頃)一三「他国の聖なり、すみやかに追ひはなつべしと仰ければはなちつ」
(ヘ) 職務や位階から追いやる。解任する。
※あさぢが露(13C後)「さやうの方の痴(し)れがましさに蔵人もはなたれて、浅ましく身まづしくて」
(ト) 相手に渡す。売り払う。手放す。
※源氏(1001‐14頃)蓬生「この受領どもの面白き家作り好むが、此の宮の木立を心につけて、はなち給はせてむや」
③ 人や物などが、元の地点や位置などから、一定の方向に向かって離れていくように、または広がっていくようにする。はなす。
(イ) 人などを送り出す。派遣する。「刺客をはなつ」
※大唐西域記長寛元年点(1163)七「(かりびと)を縦(ハナチ)矢を飛す」
(ロ) 矢、弾丸などを発射する。
※万葉(8C後)一三・三三〇二「梓弓 弓腹(ゆばら) 振り起こし しのぎ羽を 二つ手挟み 離(はなち)けむ 人し悔しも」
(ハ) 息やことば、また、音・光・においなどを発する。
※仏足石歌(753頃)「この御足跡(あと)八万光を波奈知(ハナチ)出だし」
※他人の顔(1964)〈安部公房〉灰色のノート「急に熟れすぎた納豆のような刺戟臭をはなち」
(ニ) 火をつける。放火する。
※法華義疏紙背和訓(928頃か)「失(ハナツ)火」
(ホ) 文書などを発行する。
※根津美術館所蔵文書‐永承二年(1047)一〇月二七日・高橋世犬丸田地売券「仍注事状。放券文件、以解」
④ 開放されたような状態に変化させる。開いた状態にする。
(イ) 閉じられている戸などをあける。刀などを抜く。「あく」「抜く」などに比べて、十分にあける、広くあけはなす、人目によく見えるように抜く、などの意を表わす。
※蜻蛉(974頃)下「皆人も起きて格はなちなどすれば」
(ロ) 花を開く。
※随筆・山中人饒舌(1813)上「花之正開背面、欲放、欲萎者」
⑤ 取り払う。こわす。
※古事記(712)上「天照大御神の営田(つくだ)の畔(あ)を離(はなち)、其の溝を埋め」
⑥ 除外する。数や思考の中から除き去る。
※源氏(1001‐14頃)橋姫「小侍従と弁とはなちて、また知る人侍らじ」
[語誌]→「はなす(離)」の語誌

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はなり【放】
〘名〙 少女の、結い上げずにふりわけに垂らした髪。また、その少女。ふりわけ髪。うない。うないはなり。はなりの髪。
※万葉(8C後)一四・三四九六「橘のこばの波奈里(ハナリ)が思ふなむ心愛(うつく)しいで吾(あ)れは行かな」

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はふら・す【放】
〘他サ四〙 (古くは「はぶらす」、後に「はうらす」「ほうらす」とも) =はふらかす(放━)
※万葉(8C後)一三・三三二六「剣刀(つるぎたち)(と)ぎし心を 天雲に 思ひ散之(はぶらシ)

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ひ・る【放】
〘他ラ五(四)〙
体外へ排泄(はいせつ)する。たれる。
※宇治拾遺(1221頃)一二「はんざふのくちより水をいだすやうに、ひりちらす、音たかくひる事限なし」
② 産む。産みつける。
※名語記(1275)六「こをばみなひりすてたる心地也」
[語誌]くしゃみをする意の「ひる()」と同語源。「新撰字鏡」に「放屁 戸比留」、「十巻本和名抄‐二」に「放屁 倍比流」の例もある。これらは「戸比利」(新撰字鏡)、「久曾比理乃夜万比」(和名抄)などの「ひり」から推して、中古早くから四段活用だったと思われるが、より古くは、「ひる(嚔)」と同じく上一段活用(上代は上二段活用)だったかと考えられる。

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へ・る【放】
〘他ラ四〙 (「ひる(放)」の変化した語) 身体の外へ出す。身体の器官から体外へ出す。特に、虫が卵を産む。
※かた言(1650)五「虫の子をうみ付侍るを、子をへるといふは如何。ひるといふべき歟」

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ほか・す【放】
〘他サ五(四)〙 (「ほうか(放下)す」の変化した語か) ほうりすてる。なげすてる。うちすてる。
※虎明本狂言・合柿(室町末‐近世初)「二三人よって、ちゃうちゃくしてかきをも、みなほかす」
※団団珍聞‐五五七号(1886)「フン其(そん)な邪推は海へ放下(ホカ)して貰(もら)ひたいもの」
[語誌](1)室町時代以降、「ほうかす」とともに多く見られる。江戸時代の文献には、この語を漢語「放下(ほうか)」と結びつけて理解していると思われる記述が多い。
(2)「ほうかす」「ほかす」が「ホウカ(放下)」に基づくとすれば、「ホウカ」を動詞化した「ほうかす」が先にあり、縮約化された「ほかす」がその後に生じた、ということになる。

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