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摂家【せっけ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

摂家
せっけ
摂関家,摂 籙 (せつろく) 家,執柄 (しっぺい) 家ともいわれる。摂政関白に任じられる家柄。藤原氏北家の一流。奈良時代以来,藤原氏は政権を独占するために諸氏を排斥してきたが,平安時代になると,内部にも権力争いが起った。その結果,北家の良房が天安2 (858) 年8月最初の人臣摂政となり,その養子基経が仁和4 (888) 年6月最初の関白となった。その間,延喜,延長年間 (901~931) の中絶期を経て,康保4 (967) 年実頼が関白となってからは,摂政,関白は藤原氏でも北家なかんずく実頼の弟師輔 (もろすけ) の一流によって独占された。長和4 (1015) 年師輔の孫道長が摂政に任じられてからは,その子孫によって占められた。鎌倉時代になると,忠通の子基実,兼実が近衛家九条家の2家に分れ,さらに,近衛家から鷹司家が,九条家から二条家一条家の両家が分れた。これを五摂家という。この分立は,鎌倉の執権北条氏が,京都の公家をあやつるために対立させたものとも考えられているが,摂家の内紛を北条氏が利用したものであろうと思われる。以後,この5家のうち最高の官にある者が次々に摂政,関白となり幕末に及んだ。この5家は明治になって華族に列せられた。

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デジタル大辞泉

せっ‐け【摂家】

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世界大百科事典 第2版

せっけ【摂家】

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大辞林 第三版

せっけ【摂家】

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

せっ‐け【摂家】
〘名〙 摂政・関白に任ぜられる家柄。平安時代には藤原氏北家の嫡流をさし、鎌倉時代にそこから近衛・九条・二条・一条・鷹司の五摂家が分立して以後はその五摂家をさす。摂籙家(せつろくけ)。執柄家(しっぺいけ)。摂関家。
※保元(1220頃か)中「入道、摂家の御身は朝家の鏡にておはしませば」

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