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推定【すいてい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

推定
すいてい
presumption
あることから他のことを推測,認定すること。事実上の推定と法律上の推定に分けられる。前者は,すでに証明された事実を基礎として,経験則を用いて行う推定である。衣服に被害者の血痕が付着していたという事実から,殺人の事実を推定するといった場合がこれにあたる。後者はさらに,法律上の事実推定と法律上の権利推定に分けられる。法律上の事実推定とは,一定の法律効果の構成要件事実としての甲事実を,別の乙事実によって推論することを法が定めている場合である (民法 186条2項など) 。法律上の権利推定とは,甲事実の存在から直接乙権利の存在を推論するものである (民法 188条など) 。推定は反対の事実があることの証明があればその効果を生じないことになり,その点で擬制とは異なる。

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デジタル大辞泉

すい‐てい【推定】
[名](スル)
ある事実を手がかりにして、おしはかって決めること。「出火の原因を推定する」「推定人口」
法律で、ある事実または法律関係が明瞭でない場合に、一応一定の状態にあるものとして判断を下すこと。
統計調査で、ある集団性質を調べる場合に、その集団から抽出した標本を分析することによって集団全体の性質を判断すること。

出典:小学館
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大辞林 第三版

すいてい【推定】
スル
はっきりとはわからないことをいろいろな根拠をもとに、あれこれ考えて決めること。 費用は五億円と-される -年齢三〇歳
明瞭でない法律関係・事実関係について一応の判断を下すこと。
統計で、ある母集団から取り出された標本をもとにその母集団の平均・分散などを算出すること。
文法で、何らかの根拠をもとにあれこれ考えて断定する意を表す言い方。口語では助動詞「らしい」、文語では助動詞「らし」を付けて言い表す。 類義の語に推測があるが、推測はある情報に基づいて、こうであろうと客観的に考える意を表す。それに対して推定ははっきりしないことについて、このようであろうと一応の判断をする意を表す

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

すい‐てい【推定】
〘名〙
① あることをもとにしてこうだろうと判断すること。推測して決定すること。
※情供証拠誤判録(1881)〈高橋健三訳〉叙言「之を以て、ドネランは正しく其兇手なりと推定するを得るものとなす可きや」
② 法律で、はっきりしない事実を、その反対の証拠があがるまでは、真実のものと認めておくこと。
※民法(明治二九年)(1896)一八六条「平穏且公然に占有を為すものと推定す」
③ 数学で、未知の集団(母集団)から取り出した見本(標本)をもとに、母集団の平均や分散をおしはかること。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕

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